水泳プロジェクト(水プロ)   25年間におよぶ活動が終わりました。


水泳の教育課程  小学校低学年  小学校中学年  小学校高学年  中学校   


【水泳プロジェクトの紹介】
水泳教材をもとに、研究・実践を進めています。「泳げてなんぼ」の水泳から抜け出すことから、歴史の追体験の授業、お話水泳など、たくさんの実践を開発してきました。また、水泳では困難とされているグループ学習を取り入れ、技術認識で子ども同士の関係をつなぐ授業の在り方を追究しています。


水泳の教育課程(小学校)  『水泳「水辺文化」分科会(研究報告)』から

1.はじめに
 白浜大会では、水泳の教育課程づくりに着手した。90年代に水泳の文化研究を基にした実践が多く報告されている。それらの実践を整理し、従来からある「ドル平」の教育課程を、「ドル平」も含み込んだ「水泳の教育課程」に作り替えようとすることが大きな目的だった。白浜大会の水泳分科会では、低学年の部分に着手したが、それを受けて、大阪支部水泳プロジェクトでは、再度低学年から検討した。(高校は未完)

2.教育課程づくりを進めるにあたって
<共通の課題>
・発達別に低中高と区分する。
・12時間扱いの授業とする。
・2年間でひとまとまりの学習とする。
<発達別の課題>
・低学年の「浮く・潜る」の独自性
(「ドル平」の下請けにしない。)
・「ドル平」の適時性→3年生で習熟
・4年生での学習内容→多様なドル平
・高学年の近代泳法の学習→各泳法の技術認識を獲得させるための教材(近代泳法4種目の中から、3種目を学習)
・4年生と6年生で「日本泳法」を取り入れる。(体験)
・競泳の文化に関わる内容は、中学校へ(スタート、ターンも含む)

3.発達別の課題について
<低学年>
 「表現」としての水泳から実践化された「お話水泳」は、実践を重ねるうちに「グループ学習」の性格が強調されるようになる。「グループ学習」を1年生の段階から組織することによって、子どもの眼を技術に向かわせる有効な方法として、広く実践されるようになってきた。以前であれば、低学年の水泳は「ドル平」に向かう下請的な内容として実践されてきたが、「浮く・もぐる」等の内容は、「ドル平」から独立した捉え方をされるようになる。そのため、従来なら、2年生で浮けるようになればすぐに「ドル平」に進ませていたが、泳ぎにすぐに結びつけない内容(多様な身体操作)で構成され、実践されている。

<中学年>
従来からある「ドル平」指導を3年生に、4年生はそれを発展させて、多様な「ドル平」を経験させる。「日本泳法」につながる泳ぎとして、「顔を上げた平泳ぎ」を取り入れている。

<高学年>
高学年では、一般的に近代泳法の習熟が求められていることから、近代泳法の技術学習に重点を置いた。また、6年での「日本泳法」の学習は、近代泳法と対比させる意味で欠かせない内容であり、体験的に取り入れた。

4.多くの課題
 教育課程づくりを行う目的は、研究・実践の成果を整理し、それを広め、批判を受けながらよりよいものにしていく作業であると捉えている。しかし、一般受け(大衆化)を狙うと、個々の実践の良さが失われてしまうという矛盾が起こり、例えば、90年代の歴史教材を扱った高学年の実践がこの表には表すことができずに、中学校送りとなったりした。また、この表が一般の人が見て、すぐに行われるものとは言い難く、わかりやすい言葉で書き換えていく必要がある。水泳分科会ではこれらの課題を解決していきたいと考える。(熱海大会提案集より)  


水泳プロジェクト20年のあゆみ「続・とどのつまりは」ついに完成

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 水泳プロジェクトの20年間の研究・実践、特に90年代の研究・実践をまとめた冊子「続・とどのつまりは」が完成しました。90年代は、会内の教科内容研究の影響をもろに受け、水泳の文化研究から新しい実践が飛躍的に生まれた時期でもあります。歴史の追体験の授業、日本泳法、お話水泳など、新しい教材が次々に生まれました。不十分な部分もありますが、16本の実践が形になりました。
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 @実践がわかりやすい(実践を見開き2ページでまとめていて、実践の参考になる。)
 A「続・とどのつまりは」を買うと、前作「とどのつまりは」はもれなくついてくる。
 B水泳の文化研究がコンパクトにまとめられてあり、教材研究の資料として使える。
 C歴史のクイズあり、お話水泳のグループノートあり、授業に使える。
 Dこれ以上のことは実際に買って、手にとって見てください。
<目次>
1.水泳プロジェクトの歩み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2.80年代からの課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
3.90年代の研究・実践
 <1>教科内容研究と水泳実践
  (1)競泳以外に目を向けて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
  (2)競泳の歴史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
  (3)日本泳法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
  (4)お話水泳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
  (5)障害児の水泳指導・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
    実践カタログ@〜J・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
<2>グループ学習研究と水泳実践
  (1)発見型のグループ学習・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49
  (2)低学年におけるグループ学習・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
  (3)グループ学習再考・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
    実践カタログK〜O・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
4.90年代の成果・課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65
5.21世紀の水泳授業の方向性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68

資料
○水泳文化研究資料 ・「The Badminnton Library−Swimming−/A.Sinclar/W.Henry」(和訳) ・水泳の発生、競泳の歴史 ・日本泳法
○水泳の歴史クイズ
○お話水泳学習カード
○ニュース「とど」


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