まえがきにかえて
21世紀が開幕した。
日本中が、いや世界中が、新しい時代の到来に心躍らせている。
かたや、教育界に目を転じると、我々教師は、安穏とできぬ大きな教育改革のうねりのスタートラインに立っている。
2002年の新指導要領の実施は、もはや目の前である。
しかし、いくら時代が変わろうとも、変わらぬものがある。
いつの時代においても、教育の根本、それは不変の理である。
考えてみるに、およそ、教師という職業は実に恐ろしい職業である。
教えを請う無垢な子供の人生を豊かにするのも台無しにするのも、たまたま出会った教師の人間的資質や腕そのものにかかっているからである。
したがって、教育技術においても「これはいい」というのはあっても「これでいい」というものは無いのである。
成長し続ける人は、常に上を見続け向上心を持って学び続ける。
そして、自分は未熟者だと素直に己の有り様を見つめ、子供にとって価値ある教師になろうとする志を持っている。
我々「マンマミーア」は、子供に「先生」と呼ばれながら、まだまだ教師として素人の域を脱していないと思っている。
プロがプロであるためには、我流を排し、本質のみを極め、本物のみを目指したいと願う。
教育に僅少に携わる者であるならば、確かな足跡を残したいと願う。
それは、実にごく当たり前のことなのである。
学びにゴールはないのだ。
ここに、2001年の幕開けを記念して、サークル誌新春号(第2号)を冊子としてまとめるに至った。
世に問うほどの実践記録にならぬほど、拙いものである。いや、それどころか手にとって読むほどの代物でもないかも知れない。
しかし、断じて我々サークル員の単なる自己満足の代物でもない。
ここには、我々の“素人からプロへ脱する”ための切なる思いが詰まっている。
本物に学び、子供の事実のみを見つめ、本質を追究していこうとする理念に変わりはない。
10年後、20年後、これを再び読んだとき、「自分は未熟者だったなあ。」と自信を持って言えるように、今、今を大切に精進していきたい。
2001.4.1
あとがきにかえて
いよいよ21世紀、新しい時代がスタートした。
2002年に向けて、教育現場は、新しい教育改革に急ピッチで取り組んでいる。
我々もまた新しくも激動の教育界の波に飲み込まれることなく、しっかりと近未来を見据え、新たな気持ちで教師修行に励んで行かねばならない。
教師修行は果てしがない。しかし、だからこそ、学び続けることは価値あることであり、教師として己の至福となりうるのである。
遙か彼方にのぞむ不二の高峰でも、ごく僅かな価値ある歩みを確実に前へ前へと踏み出さない限り、近づくことは叶わない。
謙虚に己の未熟さを自覚し学び続ける者にこそ、教師としての生き方が許されるのだ。 経験は意図的に積まねば、がらくたになる。
心を新たに「不二の山」を目指す覚悟である。
(2001年元日 自宅にて記す)
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