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スイス旅行記 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7
7月6日 ( Chur ---- Zermatt )

クールにも古い街並が残っているので、案内を頼りに見てまわる。壁画のある古い建物が、オシャレな店鋪として用いられている。散策の途中、聖マルティン教会でジャコメッティのステンドグラスを見ることが出来た。---- 聖マルティン教会でジャコメッティのステンドグラスのページへ ---


今日は、クール10時57分発の氷河特急でツェルマットまでパノラマ列車の旅を楽しむことにしている。スイスアルプスの真中の景色が美しいラインを走るので、単線であったり、山をゆっくり登ったりして、いわゆる特急とは違うようだ。屋根の両サイドまでガラスになっているので、強い陽射しが入る左側の席は長時間となると辛くなって来た。しかし、美しい緑、自然の姿を堪能できる旅であった。


ツェルマットに着いたのは16時43分、ここはマッターホルン、モンテローザなどアルプスの麓で、観光客が夏の季節で沢山集まっている。今日から、花を天井にも壁にもデザインした、木造のミニホテルに3泊する。

7月7日 (Zermatt ---- Gornergrat ---- Riffelberg --- Zermatt ---- Klein Matterhorn ---- Zermatt )

朝食を済ますと、今日はさっそくゴルナーグラート(3,130m)まで行くことにする。1898年に開通したというアプト式登山鉄道、ゆっくり登って行くので高山病の心配はまあないでしょうと聞く。カラマツ林を抜けると、ツェルマットでは見えなかったアルプスの眺望が雄大な姿をあらわした。上に登るにつれて、その壮大さがいよいよ素晴らしくなる。雲ひとつない青空で、アルプスの山並を目前に見ることが出来たことは、幸いであった。帰りは、上から一つ目の駅ローテンボーデンで降りて、次のリッフェルベルクまでハイキングをする。湖に映る美しいマッターホルンを楽しんだりして、下り道1時間ほどのハイキング。



午後は雲が出て来たが、せっかくだからクラインマッターホルン(3,883m)までゴンドラとロープウェーを乗り継いで上がることにする。午前の快晴とは違って、雲が山にかかろうとする眺望になったため、ユングフラウやモンブランなど遠い山を見ることは出来なかったが、マッターホルンを目の前にする。ロープウェーでこの高さまで短時間で上がったためか、頂上では頭がふらふらして貧血の時に感じたような思いがして、ゆっくり休みながら進んだ。