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一度だけめぐり会ったエーデルワイス

今回のスイス旅行では、登山電車やロープウェーで高いところまで上がり、その帰りに平坦なコースでハイキングを楽しみました。7月8日ゴンドラでロートホルンに登り、眺望を楽しんだ後、旅行案内にあるシュテリゼーをめざそうとハイキングをすることにしました。展望台のあたりの斜面でごみを拾っているボランティア(?)の人に、シュテリゼーはどう行くのと尋ねると方角を教えてくれました。前日にローデンボーデンからリッフェルベルグまで歩いたのと違って、この道は下り道が少し急で、石がゴロゴロしており、平坦なコースではありません。もしかすると、途中で標識を見落として違うコースに入ったのかなと心配しながら歩きました。でも途中でいろんな花が咲いており、光っている石ころを見てどんな岩石なのかなと思いながら、二人で歩き続けました。そんな中で、石で囲んである花がありました。

これが実は一度だけめぐり会ったエーデルワイスだったのです。日本の山でも、めずらしい花にしるしを付けたり、道を迷わないようにしるしを付けることを聞いたことがありますが、心やさしい人が自然に咲いているエーデルワイスを見て、後から来る人の「ここに咲いているよ」と分かるように、そっとしるしを付けておいたのでしょう。

この後シュテリゼーをめざして歩き続け、なかなかたどり着かない内に次のゴンドラ駅ブラウヘルドが現れました。すると、そこにある標識に、シュテリゼーへ20分とありました。どうやらここから歩くのだったようです。下調べが不充分だったのか、あるいはロートホルンから下る途中で道を間違えたのか、どちらかです。この日のハイキングは苦労しましたが、エーデルワイスにめぐり会えたのですから、これも良かったということになります。