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退院後十か月〜

2003.11.17

今日までに放射線治療を20回受けた。同じ位置で前と後ろから毎日1グレーずつ受けているが、脊髄にまともにあたっており、その障害を避けるため、明日から斜めに照射することになった。そのための準備として、14日に CT を、今日はレントゲン写真を撮り、お腹に印を付け、斜めからの位置を正確に決める作業が時間をかけて行われた。脊髄を避け、腎臓にもあたらないように、後10回の照射が続けられることになっている。

退院後十一か月〜

2003.11.20

今日までに23回の放射線を照射した。ここ数日腰痛のようなものを感じるが、ただの腰痛か放射線によるものか分からない。来月4日の CT で、それも含めて診ましょうとのこと。外科での診察もあり、とくに変わったことがない旨伝える。白血球の検査のための採血をする。前回の血液検査の結果は異常ないとのこと。

2003.12. 2

予定していた30回の放射線治療が終わった。4日に外科での診察があり、放射線科で CT を撮って、治療の結果どのように変化があったかが診てもらえることになっている。
免疫細胞療法を受けてみたいと思っているが、この治療についての評価が様々なようで、受けることについての迷いもある。そうかと言って、抗がん剤でも効果は期待できないのであろう。QOL を考えると、UFT を使い続けることが勧められている。

2003.12. 4

放射線治療が終わってはじめての外科での診察、ここ10日程前から腰痛とひざの痛みがあって少し長い距離は歩くのが辛いことを伝え、診察台に横になり、足を動かしてしびれなどがないか診てもらう。多分普通の腰痛で、筋肉の痛みだろうとのこと。様子を見ることにする。免疫細胞療法を受けることへの迷いを話して、先生と相談し、受けることに決めたら資料などを改めてお願いすることにする。

続いて、予定していた CT の検査を受け、少し待って放射線の先生からフィルムになったものを見ながら、30回の治療の効果が現れているかどうか聞く。9月の CT と比較して、大動脈周辺リンパの大きさは画像の上では小さくなっていない。がんの種類ですぐ効果が出て縮小するものもあるが、原発が十二指腸のものは Late Response で二、三ヶ月かけて縮小するのでないかとのことであった。次に CT 検査がある時に効果を確認することになる。

2003.12. 9

放射線が終わったら免疫細胞療法を受けようと考えてきたので、いよいよその時を迎えて、何人かお医者さんにどう思われるかお尋ねした。概して、研究が進められている段階であって、私のような癌に対しては未だ効果がはっきりしないのでないか、という感じである。ネットでもいろいろ調べたところ、癌掲示板というサイトで「活性化リンパ球移入療法等の情報交換」というテーマが取り上げられていることが分かった。ここに、書き込んで意見を求めたところ、あまり効果が期待できないという意見がお医者さんからあり、合わせて検討するといい抗がん剤、また再発予防のための薬が提案された。免疫細胞療法に期待していただけに、それなくしては改めて治療の方法が何があるか、QOL はどうかも含めて考えなければならない。

次の診察日に主治医に、免疫細胞療法を受けることを先延ばしにすることを話し、処方されている薬を再度検討していただくよう、相談したいと考えている。