| トップページ | プロフィール | がんを患う | 水彩画 | CG | 旅する | 季節の彩り | コンタクト |
| top | profile | suffering from cancer | watercolor | CG | travelling | seasonal color | contact |
1
2
3
4
5
6
7
8
9
.
.
.
.
.
胃と腸を縫合した横に再発があり、これが腸を圧迫して膵液と胆汁が流れなくなり、引き上げた腸の中に溜まった。
2005. 5.21

 昨日の昼食後お腹の上部が絞られるような痛みが繰り返しやってきて、これが一時間ほど続いた。調べてもらって分かったのは、17日に圧迫されて詰まっている腸にステントを入れたのだが、これがその場所から流れてしまったようだ。さらに19日には体外へ取り出しているチューブにふたをしている。そのため、再び膵液、胆汁が溜まり、圧力が高まって腸の強い痛みになったと考えられる。再びチューブを開放して体外へ取り出して減圧したところ、痛みが来なくなった。24日に再度内視鏡を使って、今度はチューブの始めと終わりにかえしの付いた物(流れないように工夫されたもの)を圧迫された部分に挿入することになった。
 再発して腸を圧迫している腫瘍については、まず放射線治療をすることになり、23日に放射線の医師に診てもらうことになった。大動脈周辺リンパの転移の時に放射線治療を受けているが、この個所ときわめて近いため、どれだけの量の放射線をあてることが可能か注意が必要とのこと。

2005. 5.25

 昨日詰まっている腸にプラスティックのチューブを入れた。眠らせての処置で、どのようにされたのか分からないが、終わって目覚めた時に、しんどかったという印象だけ残っている。やはり内視鏡を使って挿入したのだが、前回同様に今日まで熱が出てだるい症状が続いた。どの位の太さのチューブが入ったのか分からないが、今度はちゃんと膵液、胆汁がうまく流れてくれることを期待している。

2005. 5.27

 今朝、主治医が造影剤によるX線で、一緒に画像を見ながら、24日に入れたチューブが機能しているか検査をして下さった。体外へ膵液、胆汁を取り出しているチューブに造影剤を入れると、圧迫された個所に挿入されたチューブを通って、この造影剤がすんなりと流れて行くのが確認された。数センチのチューブかと思っていたが、画像を見るところ10センチ以上ある細長いチューブのようだ。病室へ戻ってから、体外へ取り出すチューブの方はふたをしてお腹の上にまとめた。前回のような、膵液、胆汁が詰まることがないか、2、3日確認した上で、このチューブは取り除くことになりそうだ。
 今まで膵液、胆汁という消化液が腸の中に流れていなかったため、下痢が続いていたが、これで食べたものが消化吸収されるようになることを期待したい。
 来週には、紹介状とCT写真などを預かって名古屋大学病院で診察を受け、セカンドオピニオンを受けることになった。

2005. 5.29

 昨夜から明朝まで外泊をもらって家に帰っている。先週体外へのチューブにふたをして24時間後に激しい腹痛に苦しんだので、同じことが起きないか心配していたが、幸い昨日も、今日もお腹は痛くなることなく、下痢も止まって来ているようだ。膵液、胆汁が小腸に流れて、消化吸収がされているようで、体調も良くなっていることが感じられる。美味しいものを食べ、好きなことをやって、一日を過ごしている。