通常のリンクの設定では <a href="移動先のURL"> 〜 </a> と
移動先のページを設定する必要がありますが、JavaScript を利用すれば、
どのページからやってきても 直前まで見ていたページに戻るように指定
することができます。
これは ブラウザの「戻る」ボタンの機能をそのままJavaScriptで実行
するものですので JavaScriptが使えない環境では作動しません。
では 実際にサンプルを見てみましょう。
まずは 下のリンクをクリックして Yahoo Japan にアクセスします。
Yahoo Japan
次に 先に開いた Yahoo Japan のウィンドウから
下のサンプルを開いてください。
直前のページに戻るリンク
このHTMLソースは こんな感じになっています。
<a href="javascript:history.back()">[戻る]</a> |
他にも こんな指定方法があります。
<a href="javascript:history.go(-1)">[戻る]</a> |
どちらも同じように作動します。
見てわかるとおり JavaScriptを使用していること、
そして 履歴を戻る指定 back もしくは go(-1) と
1つ前のページに行くように設定されています。
● メリットとデメリット
さて ここで気付いた方もいらっしゃると思いますが、
この方法を使えば 例えば 各ページに「前へ」「次へ」 のような
リンクを使いたいときに いちいちそれぞれのページのファイルにリンク
しなくても この指定1つだけですべて同じ指定ですませられるので
結構便利です。
逆に欠点としては まずJavaScriptが使える環境でないと作動しない
ということです。 訪問者によっては JavaScriptがオフになって
いたり JavaScriptに対応していないブラウザでアクセスしてきたら
戻るリンクは機能しませんので、意味がありません。
また 検索エンジンから直接 そのページにアクセスした人が この
「戻る」のリンクをクリックすると、直前のページに戻るように設定
していますので 検索結果のページに戻ってしまいます。
ですから 使い方には十分気を付けましょう。
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