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その後の話。
11月12日に帰って来て、早くも11月18日には学校の申し込みも
アパートの手配も済んで留学の準備は全て整ってました。
それからは留学費用を捻出するためにせっせとバイトに
励む毎日。寒空でキャンギャルなんかまでしちゃいました。
NOVAの残りポイントは帰ってきた時点で110ポイント
あったのでゾーン制にもめげずに今でも毎日通ってます。
でもさすがにレベル4の人と一緒になったときのKeのレッスン
(9月22日の日記参照)はひどいと思ったので、スタッフの人に
Keのグループ・レッスンの授業には当てないでくれ、って
頼みました。おかげでその後も何度かKeには当たりましたが
全てラッキー・マン・ツー・マンのときだけになりました。
でも本当のことを言うとグループ・レッスンではレベル4の人だけ
じゃなく、レベル2の人と一緒になってもたいしたレッスンが
受けられるわけじゃありません。
一度、レベル2の人と一緒になったときにゾーン制の話題が
出ました。私以外うちのブランチに2人いるレベル2はまだ
ゾーン制に移行していないので下のレベルの人と一緒になった
ことがありません。
私が、授業が単語の説明するだけになっちゃうから時間の無駄
なんだよね、って言うと、オーストラリアにずっと住んでた
その人が、『えー?下のレベルの人に単語を教えるのも勉強になる
んじゃないのぉ?私はいっつも一人だからたまには下のレベル
の人と一緒に勉強したいわぁー。』なんて人の気持ちも知らないで
その人がのんきなことを言うので超むかつきました。
この人はきっと昔は英語が上手かったんだろうけど、もう
ほとんど英語を忘れちゃってるらしく、単語を全く知りません。
corny も sappy も dicey も知らないのでそのたんびに
私が説明しなくちゃいけないし、だからディスカッションでも
ろくに話が通りません。
私の時間を無駄にしてるのはレベル4もあんたも一緒なんだよ!
と一瞬殴りかかりそうになった私。
おっと、話がそれました。
というわけで私は留学までなんとか残りのポイントを使いきろうと
せっせとNOVAに通ってクラスメイトたちに英語を教えています。
そうそう帰って来てみたらArがいなくなってました。
それからWも今月一杯で辞めるそうです。
でもどっちも特に私が好きな先生というわけではないので
私的にはどうでもいい話。(←冷たい)
***
そんなこんなで毎日英会話に通ったりバイトしたりいろんな
書類をそろえたりの日々を過ごしていたある日、私の元彼である
元NOVA講師から電話がかかってきました。
前回ロンドンに行く直前に彼と会って、私は心の区切りをつけて
ましたが、実は別れてたわけではなく11月に帰ってきたら
また会おうってことになってました。
でも私はロンドンから彼に一度も連絡を取らなかったし、
彼からも連絡は来なかったので、意外と冷たい私は
すっかり彼のことなんて忘れてました。
でも彼はNOVAの先生たちから私がロンドンに行くことを聞いて
優しいことに電話をかけてきてくれたのです。
彼は、私とうまく行かなかったことを残念だって言って、
ロンドンで私が幸せになれるようにって祈ってくれたので
私は思わず、"I miss you."
って言ってしまいました。
でも言葉には力があるので、そう言ってみたらほんとに私も
彼が恋しくなって、(さっきまで彼のことなんて忘れてたくせに)
お義理だろうけど彼も、"I miss you." って言ってくれたので
私は途端にめちゃくちゃ彼と別れたくなくなりました。
でも彼が電話をかけてきたのは彼がオーストラリアに帰る
2日前で、今度帰って来るのは1月だっていうからもう何日も
彼とは会えません。
いきなりロンドンに行きたくなくなりました。
Sometimes it's the smallest decisions that can pretty much
change your life forever.
私はまた人生の選択を間違ったのかしら?
今だったらまだロンドンに行くのをやめられる。
彼は決して私が一番好きな人というわけではないけれど、
私が一生一緒にいてもいいって思った数少ない人で、
日本に今残ったところでどうなるわけではないのはわかってるけど、
でも今ここで別れたら彼との縁は絶対これっきりになる。
彼が行くなって言ってくれたらロンドンなんて行かないのに。
そもそも彼と上手く行ってたらロンドンなんて絶対行かなかったのに。
私は悩むとやたら人に相談します。
Sからはこのような言葉をもらいました。
You will always miss people when you leave somewhere but you can't stay
in one place for one person only. It is too much pressure and you are much
braver to strike out on your own I think. You can be anyone you want to
be when you get to London.
そして私のリンクともだち、KAORUさんからは
「直感は過たず(あやまたず)。過つ(あやまつ)のは判断なり」
という言葉を。
Sの言葉よりKAORUさんの言葉のほうが理解するのに
時間がかかった私、、、。
***
そんな中、突然意外な人から電話がかかってきました。
ロンドンで行ってた学校の先生、レオです。
日本人の婚約者がいるレオは彼女と結婚するために関西に
やってきて、彼女の入国ビザを取るために1日だけ英国大使館
がある東京に来たのです。
レオがもうすぐ日本で結婚式をあげるのは知っていたので、
学校の最終日にもし東京に来ることがあるなら、って電話番号
を教えてはいたのですが、まさか本当に電話がかかってくる
とは思わなかったのでびっくり。(ほら、だって外人は絶対
約束を守んないからさ)
そもそもレオと私はそんなに仲がいいわけでもありませんでした。
一度、私が生徒会長さんのことで、
"I guess he was scared away by my intense sexuality."
って言ったのにめちゃくちゃレオが受けて、以来彼は私の
ことを名前ではなくて必ず、"Hi, Sexy" と呼ぶようになったので
私はレオを "Hi, Stud" って呼んでたくらいです。
というわけで彼の奥さんに会うのも今回が初めて。
渋谷で待ち合わせて3人で一緒にランチを食べました。
ロンドンで知り合ったイギリス人と渋谷でてんぷらを食べる
なんてめちゃくちゃシュール。
会ってみたレオの奥さんはもーめちゃくちゃキュートで
素敵な人でした。でも意外と英語は上手くなくて、いや充分上手い
んだけど、NOVAで言うと普通にレベル2くらいだったのでやっぱり
愛があれば言葉なんかいらないのねー、と実感。
いや、でも冗談じゃなく、レオと奥さんはお互いのことを
信頼しあってて気遣いあってて、私はそんな二人を見てふと、
大好きなイギリスの先生に教えてもらった、シェイクスピアの
ソネット116番を思い出しました。
『 私は真実の愛に邪魔が入るのを許せない。
事情が変れば自分も変り、相手が心を移せば
自分も移そうとする、そんな愛は愛ではない。
愛は嵐を見つめながら揺るぎもせず、いつまでもしっかりと
立ち続ける灯台なのだ。』
私はずっと人を愛することっていうのは、無償の愛を与えること
だと思ってました。だから大好きなイギリスの先生にどんなに
冷たくされても彼のことを嫌いになることはなかった。
でもレオとレオの奥さんを見ていたら、愛っていうのはお互いに
相手を思いやることなんだということに気付いて、結局私が愛だと
思っていたものは、一方的で、勝手で、ただの暴力だったんだ、
と思い至りました。元NOVA講師の彼はもとより、
大好きなイギリスの先生でさえ、私は一度も人を愛したことなんて
なかったんだと。
レオたちが東京にいられるのは1日だけだったので当初は
ランチだけの予定だったけど、どうにも離れがたく、結局
深夜まで飲み続けて最後ロンドンでの再会を約束して
地下鉄で帰ってきました。
でもそのとき私にとってあまりにもレオたちと過ごすのが自然
だったので私はもしかしてこれからずっとこっち側の人間になって
しまうのかな、ってちょっと怖くなりました。楽しかったんだけど、
同時に、日本にいるともだちも大事にしようとも思いました。
***
日本に帰ってきてからアラン・リックマンとは一度メールを書いた
きりで全く連絡を取ってませんでした。
でもさすがにレオと会ってなつかしくなり、家に帰って
ロンドンにいるアラン・リックマンに電話をかけてみました。
するとなんと彼は生徒会長さんと、その奥さんとの3人で食事中。
彼は自分から連絡を取らなかったことをわびて、でも僕は
まちゃみに手紙を書いたんだよって言ってきました。
私はまさか彼が本当に手紙を書いてくれるとは思わなかったので
えっ!って言って喜ぶと彼は、でも長い手紙だからまだ書き
終えてないんだよね、って。なんじゃそりゃ。
私が "I miss you." って言ったら彼は言葉に詰まってしまいました。
何故なら彼は遠距離恋愛を信じていないから。
彼は、まちゃみがここにいたらいいのになって言いました。
私が日本に帰る1週間くらい前、アラン・リックマンに
サッカー観戦に誘われたことがありました。
でもそれは2週間後だったので私は行けないよ、って言うと
アラン・リックマンはとっても驚いて、『ごめん、俺はまちゃみは
一生ここにいるもんだと思ってたよ。』
私の居場所。
私がロンドンにいることはあまりにも自然で、私は周りの人たちが
私がただの旅行者でいつかは日本に帰るということを忘れてしまう
ほど溶け込んでしまいました。
そこには私の居場所がある。
そして離れていては成り立たない関係もある。
今、電話の向うでアラン・リックマンと生徒会長さんと奥さんが
食事をしているのに、そこに私がいないなんてそのほうが不自然。
ロンドンに『行く』のではなく、結局私は私がいるべき場所に
帰るだけなんだ、そう思いました。
それからは覚悟を決め、再びNOVAに通う日々に戻りました。
***
大好きなイギリスの先生にロンドンで待ちぼうけを食らわされて
以来、私は先生と全く連絡を取っていませんでした。
私の心には不燃物を置く裏庭があって、なので先生も
しばらくそこに置かれてました。
でも先生からの連絡が来なくなってからもう2ヶ月経つので
先生のメールアドレスがクローズされててもおかしくありません。
最近アニタにメールを出したらあて先不明で返ってきたし。
私が知ってるのは先生のメールアドレスだけなので
もし先生のメールアドレスがクローズされてたら
私は先生と会えないどころかもう一生連絡が取れなくなる。
用もないのに先生にメールして嫌われても嫌なので
ロンドンに行ってから実は今ロンドンにいるんです、ってメールを
するつもりだったけど、ロンドンに行ってからメールを出して
そのメールがあて先不明で返ってきたらショックで
立ち直れないかも。
そう思って勇気を出してクリスマス・イブにメールを出して
みました。
At first, in July, I went to London mostly because of you.
Like Scotland defines Sean Connery, Wales defines
Anthony Hopkins, Ireland defines Richard Harris,
to me, YOU define London. But now it's not really about you
so much anymore. Because I like
London even without you.
すると先生から速攻で返事が返ってきました。
それはうれしかったんだけど、でも内容が、、、
im glad you like London. hopefully, well be able to meet up
sometime, though youll have to be here before the 6th of January
as Im going to be working in Paris.
えええーっ!
俺に会いたかったら1月6日までにロンドンに来い?!
そうじゃなかったらパリに行ってしまうからと?!
まっまた?
前々回のロンドンのときは直前にニュージーランドに行かれ
今回はフランス!
信じられない!
1月6日までにロンドンに行くか、それともロンドンを
キャンセルしてフランス留学にするか。
ロンドンとパリは電車でたったの3時間。 何もわざわざフランスまで追いかけてなくても
いつかは先生だってロンドンに帰って来るだろうけど、
でも先生には会えるときに会っとかないと、 今度会えるのは半年後のエジプトで!ってなことに
なりかねません。
ロンドンにただいて運命と先生を待つなんて嫌。
先生の居場所がわかってるんなら今すぐ会いに行きたい。
そしてアラン・リックマンが言うように、離れててはいけない
関係がある。
どうしよう。フランスに行きたい。先生に会いたい。
パリ、ロンドン、パリ、ロンドン、、、。
***
思い立つと行動が早い私。
大好きなイギリス人の先生からメールが来た翌日には
パリのガイドブックを買って、赤ペン片手に日程表を作ってました。
NOVAにも行ってフランス語を習うために転校を宣言。
パリまでの航空券は貯まりに貯まったKLMのマイレージを
使うことにして、あとは、ロンドン留学が急遽パリ留学になった
経緯をどうやって親に納得させるか、ってところで
再び先生からメールが来ました。
"rest assured, my absences are far from deliberate.
im beginning to think they may contrivances of a higher power,
machina ex deus even."
これは私が先生に、なんでこうもすれ違いが続くのか?
って書いたからなんですが、それを受けて先生は、ジョージ・
オーウェルやチャールズ・ディケンズがしてたみたいに
自分もロンドンとパリを往復するから、心配せずにロンドンで
待っていろ、とのことでした。
というわけで私は当初の予定通り、ロンドンに行くことに
なりました。
でも先生のメールが来てなかったら私はすぐにでもパリに
行ってたと思うので、へたするとこのメールをパリのホテルで
読んでたかと思うとおそろしいです。またすれ違いじゃん。
これに懲りて今年は少しは思慮深くなろうと誓った私、、、。
Whatever the reason you didn't call me in London was,
whatever the cause I miss you every time is, I don't care.
Because it could never change the way I feel for you anyway.
♪You roll me Control me Console me Please hold me
You guide me Divide me Into me...It's all in the game of love,,,♪
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