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恋する留学日記(7)


7月1日(火)

1時半から2時半の授業には
出たくないので12時半の授業に出たあと
一度家に戻り、3時半からの授業に
出ました。

今日の先生もコバチ先生。
"Silly"という言葉で文章を作れと言われたので

"I know it's silly but everytime I come to this class,
I am hoping that the teacher would be you."

って言ったらコバチ先生は一瞬絶句した後
大笑いして、『素晴らしい文章だけど、
まちゃみ、それは全然 Silly じゃないよ、
僕が先生だといいなって思うのは当然
だからね!』

うーん、ただの例文だったんだけど
コバチ先生がものすごく喜んでるから
そういうことにしといてあげよう。


7月2日(水)

ロンドンでは日本の食材がとても高いので
私はこっちに来るときにほんだしやら
かつおぶしやら日本食をたくさん持って
きてたのですが、結局9月で日本に帰る
ことにしたので、このままでは大量の
日本食が余ってしまうことに気がつきました。

特にカレー。
日本で買うと250円のカレールーが
こっちでは800円もするのでカレー好きな
私は念のため8個もルーを持ってきてた
のですが、残りあと2ヶ月ちょっとで8個
食べ終わるには週に2回はカレーを
作らなければいけません。

1回カレーを作ると2日間はカレーを
食べ続けることになるから実際カレーを
週2回作るとなると主食がカレーになることは必死。

そんなことしてたら身体が黄色くなってしまう
ので友達を呼んでカレーパーティーを
することにしました。

どこの国の人にも喜ばれる日本食といえば
カレー!(って正確には日本食じゃないけど)

なんですよ、皆さん、知ってました?
今日はランゲージ・エクスチェンジの
エリースを呼んでみました。

実はエリースは私と同い年。(びっくり!
彼女のほうが年上だと思ってた)
国は違えど年が一緒なら悩み事は一緒。

お互いイギリス人の男に振り回されてるので
お互いの恋の悩みに盛り上がりながら
カレーを楽しく食べました。

帰国までに全部食べ終わるかな。


エリースが帰って洗い物をしてるところに
アラン・リックマンが突然遊びに来ました。

ナイス・ガイ・ジェロームと飲みに行くので
ホルボンまで来たらしいです。

9月に日本に帰ることを決めた話を
するとさすがに彼はショックを受けた
みたいで、すごくさびしくなるね、って
言葉少なに言ってました。

あなたのせいよ!ってちょっと
責めたかったけど、でも帰らなきゃいけない
ハメになったのは何者でもない自分の
弱さのせい。

それなのに、結局私は日本に帰る
ということで、アラン・リックマンに罪悪感を
感じさせて復讐しようとしてる。

私ってバカみたい。
たとえ私が日本に帰ってもアラン・
リックマンは絶対自分のせいだなんて
思わないのに。嫌がらせで日本に帰っても
後でつらくなるのは私だけなのにね。


夜は大英図書館でやってる "Big Read"
という講演を聴きに行きました。

最近BBCが名作100冊を選んだのに
ちなんで企画された講演なんですが、
今日のテーマは良い原作は良い映画に
なり得るか?

トールキンの指輪物語や、ブリジット・
ジョーンズの日記、あと風と共に去りぬなんか
が題材に上がりました。

大英図書館でレクチャーを受けるだけで
私は充分感激だったけど、でもパネリストの
人たちはみんな文芸評論家で映画には
あんまり詳しくないみたいだったのが残念。

『風と共に去りぬ』を実際小説で読んだ
ことがある人はいるのかって話になって
ほとんどの人が手を上げなかったのには
びっくり。えっ、読んでないのにレクチャー
受けてるの?

イギリスの人って米文学はあんまり
読まないのかなー。


7月3日(木)

たまたまロンドンで一番大きい本屋さんの
前を通りがかったら、今日はそこで午後から
ヒラリー・クリントンのサイン会が
あるというではないですか。

尊敬する人といえばなんたって
クリントン大統領の私、
このチャンスを見逃すわけにはいきません。
で、3時間並んで会ってきましたよ、
ヒラリー・クリントン!

3時間も並んだおかげで私の
順番は48番。
サイン会が始まってすぐに私の
順番が来たのでそこらじゅうでカメラの
フラッシュがたかれてすごかったっす!

すごい行列だから立ち止まれない
ほどだったんですが、ミセス・クリントンは
ちゃんと私にも『ご機嫌いかが?
会えてうれしいわ。』って言ってくれて超感激。
実際会ってみると女優さんにも負けない
くらいキレイな人でした。

旦那さんによろしくね、って言いたかった
けど、さすがにそれは言えなかった。
んなこと言ってたらセキュリティに殴られてたな。


7月4日(金)

今日久しぶりに乗馬してきました。
さすがにしばらく乗ってなかったので
出来はイマイチだったけどやっぱり
乗馬は楽しい。絶対日本に帰っても
続けるのだ!

乗馬の後はランゲージ・
エクスチェンジ。今日のお相手は
ロンドンのおまわりさん、マルコ。

ランゲージ・エクスチェンジは
私の方が英語がしゃべれるので
たいていは英語でくだらない話をして
終わっちゃうんだけどこの人は本当に
日本に興味があるみたいで、小泉さんの
こととか、日本の交番のこととか、
いろんな話が出来て面白かったです。

聞いたら9月に2週間日本を旅行するんだそう
たった2週間の旅行のために前もって
語学を勉強するなんてすごいなあ。

マルコはジャズが大好きとかで
今度ロンドンのジャズクラブに私を
連れてってくれるそう。わーい。


7月5日(土)

ルーベンスの天井画をバンケティング
ハウスに観に行ったあと、テイトブリテンに
行こうとするもあまりの暑さにギブアップしました。

この時期のロンドンの暑さは異常でした。
ほんと毎日毎日暑くて、ロンドン・アイを
思いっきり猛スピードで回して巨大な
扇風機にしてくんないかなー、なんて私は
本気で思ってたほど。

でも今日の5時にスペインのガイド
ブックを売ることになってたのでそのまま
帰るわけにもいかず喫茶店でお茶を
飲んで時間になるまで待ってました。

ガイドブックを売ってもうけたお金が
3ポンドでお茶代が4ポンド。
損してるがな!


7月6日(日)

今日はフェンシングをしてきました。
私がロンドンで絶対にやろうと思ってた
ことの一つにフェンシングがあって、
実は1月の時点で来てすぐに申し込んでた
のですが、

当時ボンド映画の『ダイ・アナザー・デイ』
が公開された直後で、映画でフェンシングが
フィーチャーされていたためにいきなりフェンシングが
大人気になってしまい、キャンセル待ちで
ずっと私はクラブに入れなかったのです。

で、やっと今週私に順番がまわって
来たというわけ。

もちろん私がフェンシングをするのは
今日が初めて!

私はフェンシングって、剣道みたいに
実際に打ち合うんじゃなく空手みたいに
型を学ぶだけだと思ってたのですが、

走らされるわ、屈伸させられるわ、
かなりの重労働で、頭と運動神経が
よくつながっていない私にはきびちー
スポーツだというのがわかりました。

私以外の生徒はみんな当然
イギリス人で、でもトロい私に
みんな気を使ってくれて、まちゃみ、
まちゃみ、といろいろ教えてくれました。

前途多難、、、。
でもこのフェンシング・クラブは
練習のあと必ず飲みに行くことに
なってるので私もおまけでついてきました。

生徒はみんなフェンシング初心者で
お互いそれぞれ初対面だったのですが、
それでもいつの間にか自然とグループが
出来上がって、お上品なグループと、
体育会系グループと、貧乏人グループの
3つが出来上がってました。

その分かれ方が絶妙で、よくもまあ
そんなにキレイに分かれられるな、
って思うくらい日本人の私から見ても
納得が行くグループ分けでした。

おもしれえ。
あとでアラン・リックマンに聞いたら、
イギリス人は自然と自分のクラスに
合った人たちと仲良くなるんだって言ってました。

ちなみに私はなぜか体育会系
グループに入れられてました。
違うと思う、、、。


7月8日(火)

12時半からの授業は初めて見る先生で
名前はジョン。一人でブック・リビジョンを
やったら1時間で全て終わってしまいました。

だって私、ほとんどの文章覚えてるんだもの。

ブック・リビジョンというのは一通り
教科書を読み終わったら一度最初に
戻って復習がてらアットランダムに先生が
質問をしていくというカラン・メソッドの
過程なのですが、

一度やってもほとんどの生徒は
全ての文章、単語を忘れてるので、結局
教科書をもう一度やるのと一緒になります。

私にはこれが理解できません。
どうして昨日やったことを忘れられる
んだろう?確かに私も何度覚えても
忘れちゃう単語ってどうしてもあるけど、
それにしたって限度ってものが。
一体やつらは授業中何をしているのだ?

みんながちゃんと覚えてたら
ブック・リビジョンなんて1時間で
終わっちゃうのにな。

ちなみにこのジョンという先生は
この後、学校をクビになりました。
なので私は結局この先生にこの一度
しか教わらなかったのですが、

後でこの先生がクビになった腹いせに
全ての先生用の教科書におちんちんの
いたずら書きをしていった、という話を
聞いて、そういう先生だと知っていたら
ともだちになってたのになー、
って思いました。カッコいいー。

次の授業は太ってるマイケルで
この時間から来る私の大嫌いなクラスメイト
たちが前回の時間にはいなかったから
彼らのためにもう一度ブックリビジョンをする
というので私はここで退出することにしました。

一度やれば私は文章なんて覚えちゃうから
ただでさえ私にはブック・リビジョンなんて
無駄なのに、1時間前に全て終わらせた
ブック・リビジョンをもう一度さらにやるなんて
時間の無駄以外なんでもないです。

ちっ、これだから1時半のクラスは
大嫌いなんだぜ!って道端の子犬を
蹴とばしながら学校を後にすると、
ちょうど出口のところで遅刻してきた
まゆこちゃんにばったり会いました。

たまたままゆこちゃんも時間がある
というのでそのまま二人で学校をさぼり
近所のカフェでお茶しながら
4時間くらい話し込みました。

私は実家の親にも電話をしないし、
こっちに日本人のともだちもいないので
日本語なんてKAORUさんと最後に
会って以来2ヶ月間、全くしゃべって
ませんでした。久しぶりに日本語なんて
しゃべっちゃって疲れちゃったよ、、、。


7月9日(水)

午前中乗馬をしたあと12時半の
授業だけ出て、そのあとアラン・リックマンが
遊びに来たのでジェイムスパークを一緒に
散歩しました。

トラファルガー・スクウェアは去年から
ずっと改装中だったのですが、その改装も
ほぼ完成ということで最近は水曜ごとに
トラファルガーでバンド演奏があったり、
パフォーマンスがあったり楽しいです。

この日はファンフェアをやっていたので
一緒に見学してきました。トラファルガーまで
歩いていけるところに住んでるなんて
私はなんて幸せなの。


7月10日(木)

今日は学校をさぼってサウサンプトン
に行ってきました。

サウサンプトンはロンドンから
バスで3時間くらいのところにある
港町で、日本でいうと銚子かな?

とにかく普通の観光客だったらあんまり
行くようなとこじゃないんですが、

なぜ私がわざわざそこに行ったかというと、
それは『キャンディ・キャンディ』で
キャンディがアメリカに行くテリィを追いかけて
行ったのがサウサンプトンだったから!

それで私は子どものときからずーっと
サウサンプトンに行ってみたいと思ってて

なので実際行ったときは、『ああ、ここが
キャンディがテリィの出発に間に合わずに
泣き崩れた桟橋なのね!』なんて異常に
感動しました。(←バカ丸出し)

で、もちろん、桟橋で大好きなイギリスの
先生の名前を呼びました。うふふ。
なんたって先生の名前は丘の上の王子様
と同じなので♪アンソニー♪

でも学校の先生たちに、一体何しに
まちゃみはサウサンプトンなんかに
行ったの?!って聞かれたときは、

『日本の漫画の主人公が好きな人を
追いかけてった場所を見たかったから』

とはさすがの私も言えなかったので、
タイタニックのゆかりの土地を見たかった
から、(サウサンプトンはタイタニックが
イギリスから出発した港なので)とだけ
言っときました。えへへ。


7月11日(金)

今日は3時半からの授業に出て
先生はコバチ先生。

このクラスには私とシルヴィアのほかに
アースラっていうとっても大人しい
ポーランド人の女の子と、マルタっていう
とっても頭のいい女の子がいます。
あ、考えてみたら私のクラスメイトって
ポーランド人ばっかだなー。

マルタと私とシルヴィアは以前から
何度か同じクラスになってるし友達だから
よくしゃべるんだけど、アースラはあんまり
英語が上手くないので先生に当てられた
ときでもロクにしゃべりません。

でもコバチ先生がこの時間の先生だと
アースラはよくしゃべります。

コバチ先生が何かとアースラに
突っ込むからです。

椅子が壊れると、『アースラ!椅子を
壊しちゃいけないって言ったでしょ!』、とか、
(椅子を壊したのはコバチ先生なのに)

私が、アースラはメアリ・ルイーズ・
パーカーに似ててとってもキレイだ、
って言うと、『ぶーっ!』なんて大げさに
笑ったり。

それで今日、コバチ先生があんまり
アースラをからかうので、『先生とアースラの
間に私の知らない過去でもあるんですか?』
って冗談で聞いたら、

コバチ先生が異常に反応してしまい、

『そんなのないよ!アースラには彼が
いるし僕は絶対生徒に手を出さないし!
これはただふざけてるなんだよ!』

って真っ赤になって否定をしてきたので
軽い冗談のつもりだった私は申し訳なくなり

『わかってるよ、アースラが大人しいから、
わざとからかって先生がリラックスさせて
あげてるんでしょ?コバチ先生が先生だと
アースラが明るくなるからすぐわかるもん』

というと、先生は、『まちゃみはちゃんと
人を見てるんだね。そうなんだよ!僕は
アースラをリラックスさせてあげたいんだ!』
ってすごく喜んでました。

コバチ先生ったらいい男なだけじゃなく
いい先生なのね。


この日、来週から12時半と1時半の
クラスがキャンセルされることになり私は
またもや朝に移動することになりました。

泣いて大騒ぎして時間を変えてまで
避けたBook 4 に結局逆戻り。

でももう日本に帰るつもりだし、学校にも
今のクラスにも愛着ないはないからどうでも
良かったんだけど、先生たちは私がまた
ファイヤーするんじゃないかとかなりビビってた
らしいです。

誰が猫に鈴を着けるんだよ?なんて。

結局ポーランド人の彼女がいる先生から
聞いたのですが、(私が一番好きな先生に
伝言を頼むあたり、学校もちゃんと心得てるな)
私が無反応だったので、先生は驚いてました。

怒ってないの?ほんとに怒ってないの?って。
もうどうでもいいよ。

2時半、3時半のクラスはそのまま継続です。


7月12日(土)

今日はフェンシング・レッスンの
2回目です。

反復横飛び、後ろ向きダッシュ、と
いつもの激しい準備体操の後、
前回と同じく、サーベルを持って振り回す、
ってとこまでは楽しかったんですが、

今回は実際にサーベルで相手を突く
ことになり、そうなったらもうダメ。

もちろんみんな防御服を着てるし
マスクも着けてるから絶対に
危ないことはないんですが、
私にはどうしても人を突き刺すって
行為が出来ない。

で、ついに私は泣いてしまいました。

フェンシングは実際に自分が先に
サーベルを突き刺して相手を
殺したとしても相手の動きは死んでも
すぐには止まらないので

ちゃんと防御をしながら攻撃をしないと
自分が突き刺したときに相手に刺し
違えられて自分も同時に死ぬ、って
先生が説明をしたときに、感極まって
泣いてしまったのです。

周りの人は私が泣き出したから
びっくり!

フェンシング・マスターはなだめようとして
泣いてる私にフェンシングの歴史や
その美しさについて優しく語ってくれ、
私もそのときは、はい、わかりました、
そうですね、取り乱してしまって
すいません、なんて言ったのですが、

心の中では、『何が高貴なスポーツだ、
こんなのは伝統や歴史なんかじゃない、
ただの暴力じゃないか』って思ってました。

相手を突いたときのサーベルが
身体にのめり込む感触。
相手に突かれたときの鈍い痛み。
自分が殺されないよう、相手を先に
殺さなければならないという悪意。

たとえそれがスポーツでも、
人を殺せる行為をするなんて
私には絶対に出来ない。

フェンシングで私は防御の哲学を
学びたいと思ってたのですが、

意外にもフェンシングをしたことで
私には絶対人を殺せないし
殺す気もないことがわかりました。

集中コースを取っていたので、6時間ずつ
12時間分習ってもうフェンシングの基本は
抑えたし、これ以上フェンシングで攻撃の練習を
することは私の信条に反すると思って
この日限りでフェンシングクラブは
残念ですがやめることにしました。


7月13日(日)

今日はアラン・リックマンが家に
遊びに来ました。

ロンドンは今日も異常に暑かったので、
あまりの暑さに私がベッドでだれてたら、
アラン・リックマンがそんな私を見て

『かわいそう、まちゃみがしおれてる』
"You are withered."って言いました。

wither ってお花だけに使うのかと
思ってたら人間にも使えるんだそう。
でもなんか自分がお花になったみたいで
笑っちゃいました。


7月14日(月)

今日から朝のクラスのはずだったんですが、
既に乗馬のレッスンが入っててキャンセル
できなかったので朝の授業はさぼって
3時半からの授業だけ出ました。

先生はコバチ先生。

授業中に、コバチ先生が、『まちゃみが
この学校を賛美するHPを持ってるって
聞いたんだけどホント?』って聞いてきました。

『HPを持ってるのはホントだけど
この学校を賛美なんかしてないし、
それどころか私は今ではこの学校を
崩壊させることだけを人生の生きる
目的にしています。』

って言ったらコバチ先生は、
『えええっ!どういうこと?!』
ってものすごく驚きました。
そりゃ驚くわな。

いや、実は学校が私に合うレベルを
用意してくれないからだったら学校を
辞めたかったのに、学生ビザに縛られて
返金もされず学校を辞めることも出来ず、
学校の態度がほんと酷くて、、、

と言うと、コバチ先生が真面目な顔して、
『あとでこの話についてゆっくり話したいんだけど
いいかな?』って聞いてきたので、

あらやだ、今日は乗馬した後お風呂に
入ってないから私、馬くさいのにどうしよう?
でもこんなカッコいい先生と飲めるんなら
ちょっとうれしいかも♪なんて思わず
白昼夢を見ちゃったらただ単に授業の
最後の5分を使ってこの話をしたい、
ってだけでした。

ちぇっ、なーんだ、ドキドキしちゃって
損しちゃったぜ。私のドキドキを返せ。

"gangster" って単語を使って文章を
作れと言われたので、

"My class was cancelled last week
for the eighth time. If this had been a
gangster film, that would have been
the moment you realised you were
going to have to kill the staff."

って言ったらコバチ先生が大爆笑。

『一体、まちゃみと学校の間に何が
あったんだ?!』

おかげで最後の5分を待つことなく、授業は
学校の悪口になだれ込みました。


7月15日(火)

ここ最近のロンドンの暑さに耐えられず
ついに扇風機を買いに行きました。

でもイギリスの扇風機は、何の芸も出来ません。
風がガーっと来て首を振るだけ。
日本みたいにファジーとかそよかぜとか
8の字首振りとか、そんな芸当は絶対に
出来ません。

なのでせっかく買ったのに、扇風機の
あまりのうるささと強過ぎる風力で結局
夜寝るときは使えず。イギリスで扇風機は
昼間うちわの代わりに使うもの、っていう
スタンスなのかも。

3時半からの授業は再びコバチ先生。

コバチ先生は授業の最後の5分間は
いつも生徒に何か質問文を作らせて、
生徒同士でおしゃべりさせます。

それでこの日私は、シルヴィアに、
『ディビッド・ベッカムってかわいいと
思わない?』って質問をしたら

コバチ先生が、『まちゃみはディビッド・
ベッカムが好きなの?』と聞いてきたので、
『私のタイプじゃないけど、家族思いで
素敵な人だと思う』って言ったら、

『まちゃみのタイプじゃないって?』
『私はカッコいい人ってニガテで』
『どうして?』
『カッコいい人の前では恥ずかしくて
裸になれないから。てへっ♪』

なーんて冗談で言うと、コバチ先生が、
『君は自分の身体を恥ずかしく思う
必要ないよ!僕はまちゃみの身体は
きれいだと思うよ!』
と力説。

げっ!コバチ先生!冗談をそんな風に
真面目に受け取められちゃうと、私は
かえって恥ずかしくなっちゃうんですけど!


7月16日(水)

今日は学校をさぼってケンブリッジに行ってきました。
なんたってオックスフォード大学を心から
愛する私、今回のケンブリッジもかなり
期待して行きました。

ところが!このケンブリッジが
ものすごいショボい!

オックスフォードはきれいな大学が
たくさんあって街全体がクラシックな
かんじなのに、ケンブリッジはボロい
大学がちょこちょこあるだけで異常に地味。

街そのものもオックスフォードは
ショッピングセンターとかがドーン!と
あるのにケンブリッジは商店街があるだけ。

やっぱり私が入学するんなら
オックスフォード大学だな。

なーんて心に決めるも、私の頭じゃ
そもそもどっちも入学できないっつうの。

あまりにもつまらないので
2時間もいないうちにロンドンに
帰ってきちゃいました。


7月17日(木)

相変わらず毎日暑くて
今日も気温が30度越えました。

ロンドンがこんなに暑いのは
過去にも例がないらしく、周りの
イギリス人は毎日天気が良いって
喜んでるけど、暑いのが何よりも
嫌いな私は、何で私がいるときに限って
こんなに暑いのさ、と真っ黒に日焼けした
自分の腕を見ては泣いています。
こんな真っ黒じゃ恥ずかしくて美白天国の
日本に帰れなーい!


7月18日(金)

泣く泣く今週から朝のクラスに戻り、
やっぱりレベルが Book 4 なので
初日は退屈で泣きたくなったのですが、

初日にいた生徒たちがなぜかいつのまにか
全ていなくなり、クラスがポーランド人のアナ
ちゃんと二人になって以来、学校ががぜん
楽しくなりました。

このアナちゃんはポーランドの美大出身の
芸術家で、秋からはロンドンのチェルシー・
アート・オブ・カレッジに入学するんだそう。

彼女のポートフォリオを見せてもらったら
これがすごく上手。

英語はあんまり上手くないけど、
これだけ絵が上手かったら言葉なんて
いらないだろうなあ。

でもアナちゃんは絵だけじゃなくて
性格も良くて顔もものすごくかわいい。

ポーランド人の彼女がいる先生も
美大を出ているので、3人集まると
やたらアートの話で盛り上がります。

ポーランド人の彼女がいる先生が
自分の美術作品を載せてるHPを
持ってるとかで今日、そのサイトを教えて
もらいました。

毎週金曜日はポートレート・ギャラリーで
無料のジャズコンサートをやってるので、
おまわりさんのマルコを誘って聴いてきました。

明日から研修旅行に出てしまうマルコと
お茶を飲んだあと、ぶらぶら一人で帰ってくると
トテナム・コート・ロードで身体の大きな黒人
の人が突然私の前に立ちはだかって
『おいっ!』って声をかけてきました。

怖がりな私が『ぎゃーっ!』
って叫ぶとそれはなんと早口の先生。

この早口の先生はそもそも一体なんで、
格安ビザ取り学校であるうちの学校なんかで
働いていたのかわからないほど高学歴で
資格も持ってる先生なので今はロンドン
大学のファンデーション・コースで英語を
教えています。

コースの生徒たちはみんな英文学部に
入る生徒たちなので、英語そのものを
教えてるわけではなく、英文学の101
といったかんじでものすごくやりがいが
あるんだそう。

『わー、じゃあきっとみんな英語ぺらぺら
なんだね。』と私が聞くと、
『おう!今じゃまちゃみって誰?って
思えるくらいだよ!』

あはは、一瞬悪口のように聞こえるけど、
でも(昔は)私の英語が上手いって
思っててくれてたってことよね。うれしいなあ。

というわけでしばらく立ち話して
またの再会を約束して別れました。

落ち込んでるとどんどん暗くなってくけど
気にせず自分がどんどん外に出て行くと
こうやって人とも出会っていくのよね。
やっぱり人間、へこんでいてはいけません。


7月19日(土)

今日はウェールズのカーディフ
ってとこに行って来ました。

イギリスは、日本ではイギリスって
適当に言ってるけど正確な名称は
『グレートブリテン及び北アイルランド
連合王国』で、(長いなあ)

イングランド、スコットランド、北アイルランド、
ウェールズの、4つの国が集まって
出来た王国です。

で、今日行ったカーディフってとこは
そのウェールズって国の首都でロンドンから
バスで4時間くらいのとこにあるのですが、

一応英語も通じるけど基本的にみんな
ウェールズ語という謎の言葉をしゃべってて
文字も全く違うしそこはまさに別の国。

建物もイギリスとはちょっと違ってて、
たった4時間で外国気分を味わえます。

カーディフ城では地元の人たちが
中世のかっこをしてて当時の生活を
再現しています。

ちょうど中世の戦闘の仕方を再現してたので、
私もアーチェリーに参加して来ました。
盾を持った人に向かって矢を放つんだけど
これがすごく面白い!

乗馬、フェンシングに加えてアーチェリーが
出来れば私いつでも中世で戦えるわ!

乗馬しながらアーチェリーで戦うってのを
いつかやってみたいなー。

日本に帰ったらアーチェリーか、弓道を
習おうっと。あ、そしたら流鏑馬も出来るな。

ロンドンに帰るバスの中、アラン・
リックマンから、家でバーベキューを
しているから遊びにおいでという電話が
かかって来たので帰りにイーリングの
おうちに寄って行きました。

アラン・リックマンの前のお家は、
アメリカの政府高官だった人が
大家さんだったので、そこの家に来る人は
みんなケンブリッジ大学の教授やら、
イギリスの政府機関で働いている人なんかが
遊びに来てましたが、

今度のアラン・リックマンの大家さんは、
ヨガも教えるジュエリー・デザイナーなので、
遊びに来てる人はみんな指圧師とか
犬の散歩師とか、なんだかよくわかんない
人が多く、今日はなんと、『職業、麻薬の売人』
って人までいました。

それをまわりの人がなんとも思ってない
のがさらにすごいと思う。

私が驚いてアラン・リックマンに、『ねーねー、
あの人の職業なんだと思う?』って聞いたら
『麻薬の売人でしょ、なんで?』
って当然のように聞き返されちゃいました。

それって職業として成り立ってるの、、、?

私はその人からこっそり、まちゃみになら
上等のマリファナの作り方を特別に
教えてあげる!とウィンク付きで言われた
のですが、丁重にお断りしときました。

というわけでこの日私は生まれて
初めてマリファナってものを見ました。
赤ちゃんが中指を立てて、『ケンカ
売ってやるぜ!』って言ってるみたいな
葉っぱの形なんですね。


7月21日(月)

乗馬の後、アラン・リックマンが
おうちに遊びに来たので今日は
お寿司なんぞ作ってみました。
そしたらこれが上手いのなんのって。

おすしはこっちではどこのスーパーでも
売ってるくらいポピュラーなんですが
これがものすごくまずい上に高い。

今まではプレタ・マンジェやマークス&
スペンサーのお寿司なんかを我慢して
買ってましたが、酢飯さえ作ればお寿司
なんて簡単に作れるんですね。知らなかった!
これからはお魚だけ買ってきて自分で
作ることにしよう。

普段はなんでもチャレンジャーなアラン・
リックマンも、さすがに生魚を食べることは
抵抗あるらしくて、特にタコとイカには
ほとんど手が出せず、食べるものがなくて
まぐろと甘えびばっか食べてました。

なので内心、『ちっ、高いものばっかり
食いやがって』、と、ちょっと思ってた私。


7月23日

今日は私の誕生日。
リンク仲間のすみれ*ちゃんから
誕生日メールが届いて大喜び。

と思ったらそれはただの英文添削願い
メールでした。いや、いいんだけどね。
教えてないからね。すみれ*ちゃんが
知るわけないんだけどね。でもメール
もらっただけでもうれしかったの。

午後はアラン・リックマンの家に
お呼ばれしてるのですが取りあえず
朝は学校に行きます。

出かけにゴミ袋を出そうとすると、
清掃人のお兄さんが駆け寄ってきて
代わりにゴミを捨てようとしてくれます。

『あ、いや、すぐそこだから自分で
出せますけど。』

するとお兄さんは、いや、ぜひ君のために
自分にそのゴミを捨てさせてくれ、
と熱い瞳で語ってきます。

『???はあー、すいません。』
『いや、喜んで。いい朝を!』

なっ、何だったんでしょう、今のは?

気にせず学校に行くと、道すがら、
ドライバーに何度も車からピューピュー
声をかけられます。

あー、そういうことね。
ミニスカートにブーツだ。

今日は私はたまたまミニスカートに
ブーツをはいていたのですが、この
組み合わせは妙にイギリス人受け
がいいのです。

私の年は、もう既に2回くらい離婚して
子どもは3人くらいいてもおかしくない年
なんですが、この年になってもピューピュー
言われるのなら私も捨てたもんじゃない?

学校が終わったあと、アラン・リックマン
の家に行ってご馳走を作ってもらいました。

アラン・リックマンは今とても貧乏なので
とてもじゃないけど外のレストランになんか
行けません。なのでイーリング・
ブロードウェイにある有名なイタリアンの
お惣菜やさんでデザートだけ買って
ゴージャス気分を味わいました。


7月24日(木)

クリスティン・デイビス似の
先生は実は私と同じ誕生日生まれで
今週はお誕生日ウィークということで
夏休みを取っています。

この先生は私と同じ誕生日なだけあって
やることが非常に私っぽいです。
特に、誕生日に有給を取るんじゃなくて、
誕生日ウィーク全部休んじゃうあたり。
豪快よねえ。

そこで今、朝のクラスは代わりの
先生が来てるのですが、それは3月に
一度だけ会ったことがある耳の無い先生。

生徒の中にはこの先生のことを
嫌ってる人も多かったので、うわさで
聞いてただけのときは私もその先生に
当たったら嫌だなあなんて漠然と思ってた
のですが、実際その先生に当たってみたら
すごくいい先生でした。

この先生の授業を受けてもまだ
嫌ってる人がいるなんて、ほんとに
世の中には外見だけで人を判断する人って
いるんだなあってちょっと驚きました。


7月25日(金)

久しぶりに3時半からの授業に
行ってみたら、ずっと来てなかった
からということで私の生徒カードが
なくなってました。

ひどい!ずっと来てなかったって
言ったってたった1週間なのに!

でもこの学校ではカードがなくなると
問答無用で受付に行かなくては
なりません。

でないとお金を払わないまま授業を
受けてしまう生徒が出てくるからです。
生徒がいつまでお金を払っているのか
カードを見ても先生にはわからないからです。

でも学校とモメている私は受付に行く
くらいだったら死んだほうがマシ。

そしたら優しいことにコバチ先生が
察してくれて私の代わりにカードを
受付に取りに行ってくれました。

もう絶対に連続で休まないように
しなくちゃ。

コバチ先生が私のカードを取りに
行ってくれてる間、シルヴィアは私が
シドニーまで私が一目ぼれした英会話の
先生を追いかけていったことを根掘り
葉掘り聞いてきました。

前回クラスに出たときに、確かいまだに
自分が後悔していることは何か?とか
なんかの質問で私が当たり、

シドニーまで追いかけてった彼のことを
どうしてあのままつかまえておかなかったのか
いまだに後悔してる、とか言ったのですが、

ポーランド人のシルヴィアにとって
『オーストラリアに男を追いかけていく』
っていうのは、『南極に明日から行く』、ってのと
同じくらいインパクトがあるみたいで、(実際に
ヨーロッパからオーストラリアまでは24時間近く
かかるので当然といえば当然なんですが)
ものすごーく驚いてました。

でもまあ私の場合、スタート地点は東京
だから実際には10時間くらい、それに
その人は私が初めて心から好きだと思った
人だったので、、、

なんて説明すると、受付から帰ってきた
コバチ先生が、その人とはどこで知り合ったの?
と聞いてきました。

『私の日本での英会話の先生で、』
と言ったら、コバチ先生はものすごく驚いて、

『えっ?英会話の先生をその先生の国まで
追いかけてったの?じゃあ僕もそろそろ
電話番号変えないとダメ?メールアドレスも
変えたほうがいい?』

なんて私にストーキングされるのを怖れて
言ってきました。

コバチ先生は確かにカッコいいけど私の
好みじゃないし、そもそも電話番号も
メールアドレスも教えてもらってないじゃん!
そんなことしないよ!


今日の帰りは雨が降っていたので
特にどこにも出かけずウィンドウ・ショッピング
だけをしてきました。

私はなりよりも食料品売り場を見るのが
大好きなので今日は紅茶で有名な
ロンドンの高級デパート、フォートナム・
メイソンに行ってきました。

そしたらそこでイギリス人のおじさんに
こんにちはって声をかけられました。

おじさんはもうすぐ日本に遊びに行くとかで
日本人の友達におみやげを探してるんだそう。

でも日本人の好みがわかんないんだよねー、
とか、いかにも私におみやげを探すのを
手伝ってもらいたいようなフリして
でもその実ナンパなんだろーなー、って
思って私は、はあー、なんて言いながら
かなりいい加減に聞いてたのですが
おじさんはそれでもへこたれません。

ところが、おじさんにいつ日本に
帰るの?って聞かれたときに
私はこっちに住んでるんです、
って答えたらいきなりおじさんの
態度が豹変。

『こっちに住んでるんなら
なんでこんなとこにいるんだ?!
ここには旅行者しか来ないはずだろう!
日本からの旅行者だと思って話しかけた
のに、日本で君と会えないんなら
話しかけた意味がないじゃないか!』

そっそんな、、、。
おじさんは来週日本に行くからここで
日本人をナンパして向こうでお食事でも
したかったらしいです。

フォートナム・メイソンは高級デパート
なので確かに普通のイギリス人はあまり
そこでは買い物しないと思いますが、
都心に住んでる私にしてみれば、高級
デパートと言ってもそこはやはり近所の
お店一つ。なんでここにいるんだ?!
って言われても困っちゃうんだけど、、、。

ナンパってどこででも出来るんですね。
ちなみに私の大好きなイギリスの先生は
紀伊国屋書店で彼女をGETしたらしいです。


7月26日(土)

今日はロンドンからバスで3時間の
ブリストルに行ってきました。

ブリストルは港町なので街中に運河が
流れててボートで移動できます。
昔、船会社に勤めていたくらいで私は
船が大好き!ドックヤードで船を修理する
ところを見たり船の歴史の博物館に行ったり
すごく楽しくて時間が足りない!

でもそれだけじゃなく、ブリストルには
大きな大学と大聖堂があってとっても
素敵。もし私がイギリス人と結婚して
どこかで暮らすんならブリストルにしよう

なんて白昼夢を運河のそばでよだれを
たらしながら見ていたら、ボートが突然
近づいてきて(はっ!見られてしまった!
恥ずかしい!)ボートのお兄ちゃんが
声をかけてきました。

『センターまで乗ってかない?』

あら?ボートでナンパ?
なーんちゃって、ただの営業ですね。
でもお兄ちゃんがオーランド・ブルームに
似て、とってもかわいかったので他に
乗客がまだ乗っていないボートに乗りました。

うふふ、この目の前にかかってる『センター
まで片道2ポンド』って看板にさえ目をつぶれば
オーランド・ブルームとボートでデート♪

学生なの?じゃあ1ポンドでいいよ!
あ、僕ここでランチ買ってきてもいい?
すぐ帰って来るからちょっと待ってて。

なんだよ!ボート番が欲しかっただけかよ!

お兄ちゃんは10分くらいしてからお弁当を
持って帰って来て、さらにお客さんをどんどん
ナンパしながら乗せていき、みんなでいろんな
話をしてるうちあっという間にセンターに着きました。
うふふ、楽しー。

で、もう帰りのバスの時間。
ブリストルはいいとこだった。
できればもうちょっといたかったなー。


ここのところずっと週末ごとにバスで
色んなところに旅してきましたが
そろそろバスで日帰りできるところも
尽きてきて、(片道4時間以上かかると
日帰り出来ないので)そろそろ列車の旅に
変えなくちゃなりません。

バスだと行き帰りで3000円くらい
なんだけど、電車だと2時間くらいの
距離でも平気で2万円くらいかかります。
新幹線でもないくせに。小田急線だったら
2時間乗っても500円だっちゅうの。
来週はどこ行こうかなー。


7月27日(日)

アラン・リックマンが遊びに来たので
今日はお好み焼きを作りました。

お好み焼きなんて日本でもほとんど
食べたことないけど簡単に作れるし
外人さんには評判がいいと聞いていたので
作ってみたら意外においしくて自分でも
感激しちゃいました。

でもアラン・リックマンにはあんまり
受けませんでした。パンケーキなのに
甘くないなんてちょっと理解できなかったみたいです。


7月28日(月)

今日は映画、『ザ・ハルク』を観に行って
きました。この映画の評判が悪いのは知って
たのですが、映画ファンの私としてはやっぱり
夏の大作映画を観ないで映画ファンと名乗る
わけにはいかないので。

で、行ってみたらお客さんは私だけでした。
見事な貸しきり状態。完全に私だけ。

途中、トイレに行きたくなったときは
『すいません、ちょっとトイレに行ってるあいだ、
映画、一時停止しててもらえますか?』
って言おうかと思ったくらい。

だって私のほかには誰も観てないし。
でも案の定、『ザ・ハルク』は一時停止する
必要もないくらいつまんなかったです。


7月29日(火)

今日は学校に行った後、乗馬に行って
きました。乗馬を再びやるようになってから
今日で5回目なんですが、今日は馬との
相性が良かったのか快調に走れました。

今までは、マラソンしてる人に抜かされ
たりして情けない思いをしてたけど、
今日は自転車並みにかなり早く走れて
ほんとに気持ちよかったです。

先生にも、姿勢もいいし足の運びも
わかってるから、あとは数をこなして
慣れるだけだね!上手いじゃん!
ってホメられちゃいました。

でも乗馬ではその数をこなすのが
一番の難関だったりする。

こっちで乗馬が出来るのもあと週1回、
計5回だけなんだなー。


7月30日

イギリスでは毎年サマーシーズンの間、
ロイヤルアルバートホールでBBC
主催のクラシックコンサートをたくさん
やります。(BBCプロムス)

今日そのコンサートにエリザベス女王が
来るというのを私は知っていたので
私はずいぶん前から予約して
行って来ました。

元々どれでもいいからプロムスに
行きたかっただけで、この日に予約したのは
どうせなら女王様と一緒に観たほうが楽しそう
だなあなんて軽い気持ちだったのですが、

実際行ってみると予約した席は女王様
の席からとっても近くてびっくり。
私の目の前5メートルくらいに女王様が!

私はプロテスタントなので天皇制も
立憲君主制も反対の立場ですが、実際
女王様を目の前にしてみるとやっぱり
圧倒されます。

だって大英帝国の元首よ!
私の隣のおばあさんは感激して
泣いてました。ちょっと気持ちわかるなー。

女王様が入って来たと同時にみんなで
起立して国家を斉唱するのですが、
小学校を卒業して以来一度も君が代を
歌ったことのない私が思いっきり"God
save the Queen" を歌っちゃいました。
(↑ただのミーハー)

女王様は意外に背が大きくてきれいな
おばあさんでした。やっぱりお金
持ってる人は違うなってかんじ。

帰りは会場前のバス停が混んでたから
しばらく歩いて遠くのバス停から乗った
のですが、そしたらなんと偶然、女王様の
帰りの車と横並びで走ってしまいました。

私はなんとなく、女王様は馬車で
ホールに来たんだろうと思ってたので、
実際は車で来たのを知ってちょっと拍子
抜けしちゃいました。考えてみたら
当たり前なんですが、、、。


で、今日のコンサートのテレビ生中継を
ビデオに録画したので家に帰ってから
見てみたら、なんと!私がテレビに
どアップで写ってました。

それもめちゃくちゃつまんなさそうに
拍手してるところ。

まさか自分がテレビに写ってるなんて
思ってないから口をとんがらせて
ものすごーくつまんなさそうに拍手してるの。

げーっ!

髪の毛もぼさぼさだし、なっなんでこんな私を
アップで撮るんだ!って思ったくらい。
一生の恥。

今日のは衛星放送だったのですが
明日はダイジェスト版が地上波で
流れるから万が一でも知り合いに
観られたらやばいかも。

ま、私の知り合いはテレビのクラシック
中継なんて死んでも観ないだろうから
おそらく大丈夫であろうが、、、。

女王様に会えたのは感激だったけど、
テレビに写っちゃったのがショックで
ちょっと落ち込んだ私。


7月31日(木)

この日はターミネーター3の
公開日でした。

というわけでテレビにやたらアーノルド・
シュワルツネッガーが出ていたのですが、

アーノルド・シュワルツネッガーの英語の
発音があまりにもヘタなので、アラン・
リックマンに『この人の英語はほんと、
ひどいよねえ。』、と私が同意を求めると

『うーん、でもまちゃみよりはマシだよ』
って言われてショックを受ける、、、。
がーん。

シュワルツネッガーは確かに発音は
悪いけど、文法は間違ってないので、
定冠詞をやたら抜かしたり前置詞を
間違える私の英語よりは全然まともに
聞こえるんだそうです。

いやーん、はずかぴー。