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恋する留学日記(2)

2月1日(土)

この日は一度も外に出ず、ひたすらたまった日記を書くことと
洗濯に明け暮れていました。

ロンドンの悪口を言う人は多いですが、私はロンドンに
嫌いなところはありません。渋滞も、東京に住んでた私にすれば
全く問題ないし、悪評高い天気だって全然気にならない。
だってロンドンは雨の日だってきれいだから。

そんなロンドンを愛する私が唯一不満を持っているのは
洗濯機!

これは別にロンドンだからっていうわけではなく、たぶん
アメリカでもそうだったんですが、こっちの洗濯機はなぜか
上にではなく、フタが手前正面についているのです。

なぜ?なんのために?

フタが正面についているために、ちょっと部分洗いして洗濯したい
ものも、洗濯機に水を注水しながらそばでやることが出来ず
お風呂場等で前もって済ませておかなければなりません。

フタが正面についているために一度水を入れたら最後、
その洗濯が終わるまで決してフタは開けられません。
そんなことしたら水があふれてきちゃうからです。
(そもそも洗濯途中にフタを開けるのは不可能みたいですが)

つまり、『あっ、大変!かばんの中のはんかちを洗濯機の中に
入れるの忘れちゃった!』、なーんていう日本だったら
可愛らしいよくある失敗も、イギリスではヘタしたら来週のランドリー・
デーまでそのはんかちは洗われないままになるのです!

私は日本では洗濯機を回している間、しょっちゅうフタを
開けてはいろんな洗濯物を新たに入れてました。
あっ、今はいてるくつしたもついでに洗っちゃえ!えい!なんてね。
でもそんな私がこっちでは洗濯機に入れ忘れがないように
毎回緊張を強いられてます。
なぜ?フタを正面につけるメリットってどこにあるの?

それからこっちの洗剤は固形で、手のひらサイズの小さなネット
に二個ずつ入れて使います。これはちょっとかわいいかも。


今日の安堵
新しいフラットに洗濯機がついてて良かった。

2月2日(日)
晴れのち曇のち雨

今日はチャイニーズ・ニュー・イヤー。トラファルガー・スクウェアで
パレードが行われるというので、ゆか坊さんを誘って観に行く
ことにしました。

待ち合わせはレスター・スクウェアに11時。
私は待ち合わせよりずいぶん早くについてしまったのでその辺を
ぶらぶら歩いたあと再び待ち合わせ場所に行ってみたのですが、
ゆか坊さんはまだ来てません。

あれー?と思ってちょっと待ってみたもののやっぱり来ないので
携帯に電話してみるとゆか坊さんはもう既に来てて、なんと
待ち合わせ場所の喫茶店でお茶飲んでるというじゃないですか!

え!そんな!
パレードは11時半から始まっちゃうからもうそろそろ
トラファルガー・スクウェアに行ったほうがいいのに!

焦る私の気持ちをよそにゆか坊さんは、『ここは(ゆか坊さんの
大好きな)ボーイ・ジョージがよくテイクアウェイを頼む店なのお。』
と、のんびりお茶を飲んでいます。

外からはドラが聞えてきます。
でもゆか坊さんはそんなのはどこ吹く風で、『新しいフラットが
見つからないのに大家さんが毎日プレッシャーをかけてくるから
大変なのお。』、とお茶をちんまり飲んでます。

えええ!ゆか坊さん!パレード観に行こうよ?
のんびりしたゆか坊さんと気が短い私では、会話がチグハグに
なりがちでこの日は妙に笑える1日になりました。

学校の教科書が重たかったので、私はページごとに必要なとこ
だけやぶって製本し直したかったんですが、ここイギリスには
バインダーなんて気の利いたものはなく、しょうがないので
ダブル・クリップではさむことにしたのですが、日本だったら
50円くらいで買えるダブル・クリップが、なんとこっちでは900円
から1000円くらいします。(もちろん10コ入りとかですが)

たっ高い!高すぎる!

掲示板をご覧になった方はご存知かもしれませんが、
私とゆか坊さんは、1回送るのに20円もかかるので携帯の
メールを送るのにもいちいち必要性を考えながら送るような
生活をしています。(ううう、、、)

そんな私に1000円もするダブル・クリップがどうして買えようか!
それに私が欲しいのは1個だけなのに。あ、そうだ、大家さんの
書斎ならきっとダブル・クリップがあるだろうからそこから
もらっちゃおうかなっ、それってもしかして泥棒かなっ?って、
文房具屋さんで1000円のダブル・クリップを見ながら私が
つぶやくと横から、『泥棒以外のなにものでもないですよ。』
とゆか坊さんからの鋭い突っ込みが!あっ、そっそうだよね!
と恥じ入る私。

そのあとバーガー・キングでお茶を飲みながら話し込んでると
いつのまにか私たちの席のブロックがかたずけられてしまい、
出入り口がなくなってしまいました。出入り口にはテーブルと椅子
が積み上げられていたので遠回りしてトイレの前から
出ればよかったのですが、ええ、もちろん私はその
積み上げられた椅子を靴のまま踏みつけて飛び越えましたよ。
すると後ろから、『なんてこと!』、と、ゆか坊さんの非難の声が。

げっ。
イギリスでは他人に迷惑をかけない限り、人の目を気にする
必要がないので、こっちにいると自然にがさつになってきます。
立ち食いしたり床に座ったり日本じゃ私が絶対しないようなことも
ついついしちゃいます。

それで思わず椅子を飛び越えちゃったんですが、やっぱりどこに
いてもやまとなでしこの慎みは忘れてはいけませんね。


今日のターゲット
ゆか坊さんとのボケとつっこみを楽しむ。


2月3日(月)

フラットも決まったことだし今日は前から頼まれていた
KAORUさんの学校候補のチェックに行ってきました。

イギリスで学生ビザを取るためには入国前に入る学校を決めて
学費を払っておく必要があります。私は今の学校が素晴らしいのは
前からわかってたのでお金を払うのも怖くなかったですが、

行ったこともない学校に何十万ものお金を払ってその学校が
思ったような学校じゃなかったとしたら、お金を無駄にすることも
もちろん、学生ビザのためにそれでもその学校に
通わなくてはならないんですから最悪です。

それでイギリスに来たことがないKAORUさんのために
KAORUさんが行こうかなって思ってる学校に潜入して
レポートをする約束をしていました。

まずはオックスフォード・カレッジ・インターナショナル。
この日はトライアル・レッスンを受けるためにレベル・チェック
だけ受けてきました。

テストは選択式じゃない、書かせる文法のテストと、ライティングで
A4の文章を1枚書かせるのと、ディレクターとのインタビュー・
テストの3本立てで、計1時間くらい。

こんなに時間かけてレベル・チェックをするとこはあまりないので
好感が持てました。結局私はアドバンス・クラスになったんだけど、
インタビューでフルエンシーがないからってことで1個下の
プレ・ファースト・サーティフィケイトに入れられてしまいました。


オックスフォード・インターナショナルを受ける人へ。
筆記テストの1番の答えは "much" だ!


2月4日(火) 
晴れのち雨のち雪のち曇のち晴れ

午前中はオックスフォード・インターナショナル・カレッジで
トライアル・レッスン。9時半からスタートなのに、起きたのが
8時だったので学校に着いたのは9時45分でした。
あわてて受付に行くとたまたまそこに昨日私を面接してくれた
ディレクターがいて、何やってるのよ、遅刻じゃない!と怒られる。

クラスはコロンビア人のマリアちゃんと、もう一人、何度聞いても
覚えられなかった名前のなんとかちゃんの二人。

このクラスは6月にケンブリッジ英検のファースト・サーティフィケイト
を受ける人たちのためのジェネラル・イングリッシュだと聞いていた
のですが、実際行ってみるとそれはただの試験対策用クラスで、
この日のターゲットは受身形。

"A car ran over a man." を受身にしてみましょう!

、、、、。

私が教室から逃げ出したくなったのは言うまでもありません。
でもこれもKAORUさんの為、がまんがまん、と、クラスメイトの
ピーターが、"A man ran over with a car." と、間違った文章を
作っているこの時間に教室内をチェック。

教室は広いけどとっても汚くて、扉にはネズミが出るから
教室内に食べ物を持ち込むな、と書いてあります。
壁にはいろいろと生徒の書いたプリントが貼ってあって、それが
一層の貧乏くささを増していて、ここで薫さんが1年間勉強する
のかと思うと涙が出てきました。

その上黒板には出席率は自分で管理しないと学校では
チェックしきれないとの張り紙が。見事なビザ取り学校ぶりです。


授業はケンブリッジ英検用のテキストに沿って淡々と
進んでいきます。アラン・リックマンのCFCの授業の時も思った
けど、ケンブリッジ英検の筆記部分を学校でやる意味って
私にはよくわかりません。だって問題を解いて答え合わせ
するだけなら自分で出来るじゃん。

問題を解いて、順番に答えて、ただそれだけ。
つまらないったらありゃしない。

たまたま "tell apart" が答えの問題に私が当たったのですが、
ほかの皆が意味がわからないから、まちゃみ、例文を作れる?
と先生に言わたので、普段からカラン・メソッドで鍛えられてる私、

"Americans are so stupid that they cannot tell gays and
English people apart.

って言ったら先生、固まってしまいました。
これ、カランで言ったら爆笑なのになー。
おかげで先生に君、クラス間違えて案内されたんじゃないの?
君ならもっと上のクラスはずだよ、って言われてしまいました。

そのあとは上の階にあるプレミア・カレッジに行って体験入学の
申し込み。ここもKAORUさんの学校候補に上がってます。

同じビルにありながら、この学校の受付は比較的きれい。
でも受付の人たちが誰も何も話してなくて、死んだように暗い。
たまたまお昼時に行ったから生徒がいなくて活気がなかった
だけかもしれないけど。

レベル・チェックの結果、アドバンスクラスになり、トライアルは
明日受けることになりました。忘れちゃいけないと帰りにプレミアの
トイレをチェックしに行くと、そこのトイレは思わず声を上げてしまう
ほど汚かった。明日は水分を控えるようにしなくちゃ。


カラン・スクールに移動して1レッスン目は生徒会長さん。
私の今のクラスメイトは、フランス人のシルヴィー(女)と
ミッシェル(男)、ペルー人のタチアナ、それにポーランド人の
シルヴィア、なんですが、こいつらがもー、うるさいうるさい。

既に全員英語ペラペラで、この人たちは話すときに言葉に詰まる、
ということが全くありません。なので私にしてみれば授業は、先生を
含めてネイティブ5人と戦っているようなもの。

とにかく全員おしゃべりなので文章を頭の中で組み立てて
いるようでは遅すぎて一言も口が挟めません。
先週は全然話せなかった私も、おかげで今日はずいぶん
口が早くなったとアラン・リックマンにほめられました。

今日は何故か、日本人は性についてあまり語らない、という
話になり、それを聞いたフランス人のシルヴィーとミッシェルが
そんなのフランスでは考えられないよ!って言いながら、
ぶっほ、ぶっほ!フランス語で何かセクシーな話をし始めたので、
それを聞いたカソリックでペルー人のタチアナが言った一言、
『フランス人め、、、』、に私は大笑いしてしまいました。

私はこのクラスでは落ちこぼれなので、全然しゃべれずついつい
萎縮しがちなのですが、こんなインターナショナルな経験が
出来るのはめったにない幸運なのよね。がんばらねば。


今日の独り言
自分の今の学校と出会えて心から幸せだと思った1日。


2月5日(水) 晴れ

今日はプレミア・カレッジのトライアル・レッスンです。
行ってみたらオックスフォード・インターナショナルと同じビルに
あるのは受付だけで、教室はちょっとだけきれいな隣のビルに
ありました。ちょっと遅れて教室に入って行くと、

隣に座ったかわいい男の子がテキストを見せてくれて、
(ここのクラスの人たちはみんな優しくて、特にこの男の子は
優しくて、テキストは見せてくれるはノートをちぎって私にくれるは
この男の子のためだけに思わず転校しようかと思ったくらい。)

でもそのページはなんと夏に私がトライアルを受けたコベント・
ガーデンの学校でやったページと全く一緒。(7月16日の日記
参照)

うおー、なんという偶然だ。でも今回の先生はgarrulousも
perpetrated も知ってました。ほっ。

このページは映画の話で、先生たちはランボーとか、ロッキーとか、
アメリカ映画はバイオレントでオーバーシンプリファイドだよね、
なんて言うから映画好きな私、思わず、

ランボーもロッキーも、アメリカがベトナム戦争に負けて
自信を喪失した中に、負け犬が立ち上がるっていうフィルム・
ノワールなんだからその解釈は全然違うよ!って力説しちゃいました。

そのあと brief って単語が出てきて、先生がブリーフには
短い、って意味と書類っていう意味があります。あ、あと、
パンツって意味もあるね、じゃ、次。なんて言うから、
おいおい、ちょっと待て、動詞の brief の意味はどうした?って
言っちゃいました。

すると先生が、えっ?って顔をするので、
"The Press Secretary is briefing the White House reporters on
Iraqi situation." って例文を挙げたら

先生は、あ、そうとも言うね、君はすごい英語しゃべれるね、
どこで英語ならったの?って尋ねられる始末。

ま、それはさておきじゃあリスニングをしましょう、ってことで
先生がテープレコーダーを出そうとするとなんと、
テープレコーダーがない!

なんと誰かが盗んだんだそうです。
前も物を盗まれたことがある先生がものすごく怒りだして、
でも途中で私に気がついて、ああ、これじゃトライアル・
スチューデントの印象がめちゃくちゃ悪くなっちゃうよう!
ってあわててました。

いや、私はここに来る気ないから別にいいんだけど、でも心の中で
こんな治安が悪い学校、絶対にKAORUさんにすすないぞ!
と思ってました。

というわけで、この学校は30分くらいいただけで
KAORUさんの本命の、とある大学に移動しました。

この学校はゾーン2のギリギリにあるのでセントラルからは
バスで1時間くらい、電車だと乗り継いで40分くらいの、
かなり郊外にある普通の大学で、

詳しいことはあんまりKAORUさん以外には興味がない
ことになるので省きますが、ここは普通の大学で、今は
レジストレーションの時期でもないので、実は私はめちゃくちゃ
部外者でした。

でも大学を外から見たってKAORUさんのなんの助けにもならない
ので、受付の人の注意がそれているうちにさささっと侵入。
掲示板を見てどうやら2階に留学生用の教室があること知り、
廊下を歩く人に怪しまれないように堂々と2階に移動。
壁に貼ってあったクラス分けの一覧表を見て、教室を探し、
授業風景を覗くとこまでしてきました。

だいたいのところがわかったところで学食に移動。
ちゃーんとメニューと値段もチェックしてここは500円も出せば
あったかい食べ物が食べられることを知りました。


セントラルに戻って来て授業。
3時間目は生徒会長さんで、授業中に生徒会長さんが
着ていたセーターを脱ぎながら授業を進めていったので、
思わず鼻血が出そうになる。かっかっこ良すぎ、、、。


今日の生きてて良かった
生徒会長さんのストリップが見れた。
(セーター脱いだだけで下にはシャツ着てたんだけど)


2月8日(木)
曇のち雨のち曇のち雨

午前中はHISに行って日本への里帰り便の予約。
私はフルタイムの学生なので日本に帰るのになんと学割の
チケットが買えます。地下鉄も3割引きだし映画も美術館も
安く入れます。学割バンザイ!


今日のレッスンで、生徒会長さんに僕の瞳は何色?
と聞かれる。


私は今好きな人が外人さんなので、外人好きな女なのかと
思われがちなのですが実はあんまり外人さんそのものには
興味ないんですよね。っていうか日本人も外人も私にとっては
一緒なので、自分の知り合いが外人だって意識したこともない。

たまに日本人のともだちに外人のともだちの話をすると、
その人の瞳は何色なの?とか、髪は何色なの?とか聞かれて
なんでそんなことを聞くんだ?ってびっくりするくらい、
興味がないのです。

唯一覚えてるのは私の元彼、NOVA講師の瞳が碧だったこと。
この人の目はほんとに宝石みたいにきれいだったので。

でも私が気にしてないだけで実は外人さんにとって瞳の色
ってアイデンティティーの1つなんですよね。

そういえば私がひと目ぼれしたオーストラリア人の先生にも一度、
僕の瞳はグレーがかったブルーだから覚えておいてね、って
言われたのを思い出します。

それで初めてじっくりと見てみた生徒会長さんの目は薄ーい水色。

碧だったりグレーだったり水色だったり。
やっぱりこう考えてみると外人さんの瞳はきれいで、
黒い髪に黒い瞳で黄色い肌の私なんてほんとブサイクだなあ
とちょっと落ち込む。


今日の私が思う世界一の美女
ニコール・キッドマン。(でも自分がなるならウィノナ・ライダー)


2月7日(金)
くもりのち雨のちくもり

1時間目はミス・ダイナマイトこと、ポーランド人のシルヴィア
ちゃんと私の二人きりで先生はアラン・リックマン。

シルヴィアは背が170センチくらいあって体重はたぶん60キロ、
上から90、65、100(想像)のボッキュンパです。

図体があまりにでかいので実は最初彼女にびびってた私ですが、
今日初めて二人で話してみたらものすごいいいコでした。

2時間目は生徒会長さん。
このクラスは2時間目になるといつも9人に生徒がふくれ
あがります。でも学生ビザを維持するには1日3時間レッスンを
取らなきゃいけないのに、3時間目に残る人はほとんどいません。
1時間目に出る人たちもシルヴィア以外ほとんどいないし、
一体みんなどこへ?

うちの学校は生徒のほとんどがポーランド人というロンドンでは
珍しいデモグラフィックの学校です。ポーランド人は必ず
ポーランド人同士で一緒に安いフラットに住んで、時給800円
くらいで毎日朝から晩まで死ぬほど働いています。

でも聞いてみるとみんな数学者だったり化学者だったり、
ほとんどの人が修士号、博士号を持ってたりする超インテリ!
そんな高学歴な人たちなのに、EUのメンバーじゃないってだけで
ロンドンではちらし配ったりウェイトレスやったりするしかありません。
でもそんな安い給料でもポーランドに比べると4倍くらいの収入に
なるんだそう。グローバライゼイションってすごいわ。

この時間である単語の意味の話になり、それはフランス語で
なんて言うかって話になって、すると生徒会長さんが、
まちゃみ、XXXXって知ってるか?って聞いてきたんだけど
それはフランス語だったのでもちろん知らないって答えると、
へー、そんな言葉も知らないんだ、とバカにされる。

そんなこと言われたってフランス語なんて知るわけないのに何で?
と思ったらそれは、私が昨日 "I am impetuous." って言ったので
"Impetuous" って言葉を知らなかった生徒会長さんが理解できず
クラスの前で恥をかいたからその仕返しをしたかった、
だからなんだそうです。(←あとでアラン・リックマンから聞いた。)

そんなこと言われたって誰が"Impetuous" を知らないなんて
想像する?生徒会長さん、英文学で学位持ってるくせにさ。
っていうかあんた、ネイティブだろう。

3時間目は最近よく当たるアニキ。
この人は女の人なんですが、ゲイなので外見も中身もとっても
男らしく私は隠れてアニキと呼ばせてもらってます。

今日は珍しく終わりがアラン・リックマンと一緒になり、途中まで
一緒に帰る。そのときにプレゼントで AtoZ をもらう。

前からアラン・リックマンは私が AtoZ を持っていないことが
気に入らなかったらしく、ずっと AtoZ を買え、 AtoZ を買え、
って言われてたんだけど、私が頑なに買わないのにしびれを
切らしてついに自分で買ってしまったという、、、

でもほんとに私には AtoZ は必要ないのです。
なんたって、地元民でさえ迷うというモロッコの市場でさえ
地図なしで迷わなかった私。異常なまでに鋭い方向感覚の
持ち主なので、地図がなくても生きていけるのです。

でもアラン・リックマンから何か物をもらったのはこれが初めて
だったのでいらないものでも取り合えずうれしかった私。


今日の教訓
カナダ人の前で英単語をひけらかすのは気を付けよう!


2月8日(土)

大家さんもいないし今日は1日どこにも出かけないで
おうちでまったりしようと昨日のうちに食糧もばっちり買い込んで
非生産的なな1日に積極的に取り組んでみました。

今回の学校は2時半から5時半なので朝型の私は
ものすごく疲れてます。学校から買い物して帰ってくるともう
夜7時で学校に行っただけで1日が終わっちゃった気分。

映画にも行きたいんだけど平日の映画はだいたい2時から
始まるので、学校前に行くのも無理だし。

4月に私が日本に帰ってるあいだに朝のクラスが私のレベルに
追いついてくれるといいんだけどな。

というわけで今日は1日家にいてずっと本を読んでいました。


今日うれしかったこと。
NOVAの先生に初めてメールを送ったら英語が上手いと
ほめられた。


2月9日(日) 雨

勉強大好きの私がこんなことを言うのもなんですが、実は
私は人に教わることが大嫌い。仕事でもスポーツでも遊びでも、
私はなんでもオン・ザ・ジョブでやってしまいます。

それは英会話でも同じこと。英検を受けたときもTOEICを
受けたときも学校には通いませんでした。
そんな私がどうやってTOEIC980点を取ったかって?

それは過去問を買ってきてひたすら勉強をしたのです!

え?大げさに言うわりにはたいしたことないって?
違うんです!私の勉強の仕方はハンパではありません!
だって私が試験前に買ったTOEICの模試問題、何冊だと思います?
22冊ですよ!

もちろん全部やりました。さらに間違ったところは何度も何度も
やり直して最後には答えを全部覚えちゃったくらいです。

この方法で英検1級の1次も1発合格です。
(2次には2回落ちたけど!へへへ!)

この方法だとちょっと本代はかかるけど、結局学校に払うお金が
浮くし、学校に行き来する時間も浮くのでその分効率的に
勉強が出来るので私はおすすめです。

というわけで今回受けるケンブリッジ英検も学校で勉強する
ことなく独学で勉強することにし、今日は本屋さんに行って
過去問と参考書を買ってきました。

1冊12.5ポンドを2冊買ったので日本円で計5千円。
本好きの母親のおかげで昔から本代にはお金をケチらない私、
これでファースト・サーティフィケイトに合格すれば安いものです。


私の部屋は暗くて勉強向きではないので、今日はチャリング・
クロスにある図書館に行って勉強してきました。

イギリスの図書館は期日どおりに返さないと、なんとお金を
取られます。それも大人延滞料金、子供延滞料金、
貴重本延滞料金、語学本延滞料金、と妙に細かく設定されてて
私は最初、本を借りるのにお金がかかるのかと思いました。

それとトイレがある図書館も少ないです。
ホームレスよけにそうしてるんでしょうがホームレスの人こそ
本をたくさん読むべきなんだからこのポリシーは間違ってる!
とちょっと憤った私。


今日のロンドン便利情報
図書館で本を読むときは膀胱炎に注意!


2月10日(月) くもり

フラットさえ決まれば暗い気分も晴れるかなと思ってたんですが
先週もずっと落ち込んだままだったのでこれではいけない!
と思い、今日から乗馬を始めることにしました。

私が英会話を始めるきっかけとなった先生の名前は
実はアンソニーと言います。

そうです、あのマンガのキャンデイ・キャンディに出てくる
男の子の名前と一緒です。

これは本人も日本に来てから相当言われたらしく、私が初めて
彼の名前を聞いたとき思わず顔がほこらんだら、
そう、キャンディ・キャンディの王子様と同じ名前なんだよ、
って言われる前に自分で言ってました。その上彼の趣味も乗馬
だったので、私は前からイギリスに来たら絶対乗馬を習おうと
思ってたのです。

それに私が今住んでるナイツブリッジのフラットは、なんといっても
ハイド・パークまで歩いて3分の好立地。これはナイツブリッジに
住んでる今のうちに乗馬を始めなきゃ損というもの。

私はいまだかつて乗馬というものをしたことがありません。
それどころか動物全般がニガテでどんなに小さいネコだって
触れません。そんな私が乗馬。大丈夫なのか?!

で、やってみるとこれが案の定すっごい難しい!
乗ること自体は簡単なんだけど基本の早足ができない!

早足をするためには動いてる馬の上で立ったり座ったりしなくちゃ
いけないんですが、リズム感のない私はどうしても馬と気が合わず、
やるたんびに私のお尻と馬の背中がぶつかっちゃってロデオ状態。

乗ってるだけで汗をかいてきて鼻水はじゅるじゅるに。
乗馬って優雅なスポーツのはずなのに、、、。

でも超面白い!街中を走るときは馬の上で手を上げると
車が止まってくれます。さすがイギリス、馬優先。

ハイドパークで王室の馬車とすれ違うときは
軽く挨拶しちゃったりしてね。

というわけで私はこれから週3回乗馬のレッスンに通います。
帰るまでには駆け足をマスターするぞ!


今日の指名手配
ハイドパークで馬に振り落されそうになってる日本人がいたら
それは私。


2月11日(火)雨

今日は乗馬がないので朝からホルボン図書館に行って
ケンブリッジ英検の勉強。
ほかに何やったっけ?きのうのことなのに既に全く覚えていない。
こんな私が英単語を1万5千も覚えていられるのは何故なのか、、、。

あ、そうそう夜はTVで『チャールズとカミーラ』っていう特集を
観ました。イギリスのテレビは全然面白くありませんが、唯一好きで
観るのが歴史物。

私は中世イギリス史が大好きなのですが、さすが本場、
こっちではやたらイギリスの歴史物の番組が流れます。
ヘンリー8世とかリチャード3世とか、歴史学者の解説付きで
ドラマ仕立てのドキュメンタリーがたくさん観られるのです。

で昨日やってたのはカミーラさんとチャールズがいかに
大衆の心をつかむかで苦労している話。

歴史は大好きだけど王室そのものには興味がないので
普段だったらこういうのはそんなに熱心には観ないんだけど
今回はカミーラさんだったのでしっかり観ました。
それは何故ならこのカミーラさん、乗馬がとてもお上手なんですね。

なんと彼女は狐狩りの名手なのです。
私なんて早足でさえ出来ないのに、駆け足で障害を乗り越えて
その上狐を狩るなんてすごい。

個人的に狐狩りなんて悪趣味以外の何者でもないと思うけど、
カミーラさんが乗馬をしている姿はほんと優雅で、どうやったら
そんなに上手くなるんだ!と妙に熱心に観てしまいました。



今日のためいき
ボケ防止に日記を書くようになったら私も終わり。


2月12日(水) 雨のちくもり

午前中は乗馬。
今日は朝から雨が降ってました。でもどうせ乗馬中に濡れるんだし、
傘は持たずに雨の中を手ぶらで出発。なんか私、これでやっと
立派なロンドンナーになれた気がするわ。

私が乗馬を習ってるハイド・パーク・ステイブルは
ランカスター・ゲイトにあるので、電車だとホルボンから乗り換えて
ぐるーっとまわらなくちゃいけないんですが、ハイド・パークを
突っ切っていけば30分くらいなので私はいつも歩いています。

これがなかなか気持ちよくて、サーペンタイン湖を渡るときに
横手に見えるビッグ・ベンを見る度に私は感動で心が震えます。
ああ、ロンドンに来てよかった、と思う一瞬。

今日の馬はサムズ君。20才で人間にするともうおじいちゃんです。
前回に引き続いて今日も早足の練習。
先生が良かったのか(前回とは違う先生だった)馬が良かったのか、
今日は前回みたいに馬の背中に叩きつけられることなく、
なんとなくそれらしくは出来るようになってきました。
もちろんまだ一人じゃできないんですけど。

私はいつもプライベートでレッスンを受けてるのですが、
(なんと月謝は8万5千円!私ったら何考えてるんでしょう!)
今日はお供にナイス・バディのポーランド人のお姉さんがいました。

聞いたらこのお姉さんも学生ビザで英会話学校に行ってて、
ポーランドで乗馬の先生だったからここでバイトしている
んだそうです。

わあー、いいなあ。
ほとんどの留学生がレストランでウェイトレスとして働いているのに
ロンドンで乗馬の先生!素敵!

私がぬかるみにはまって苦労していると、後ろで待ってるお姉さんは
走りたくてうずうずしてる。見かねて先生が、先に行ってていいよ、
私たちはあとで追いつくから、って言った途端にお姉さんは
飛び出してがーっと走っていったんだけどその素敵なこと。

お姉さんは思う存分馬で走り回れてほんと幸せそう。
馬も思いっきり走れてうれしそうだし。

それを見ていた私が思わず、きれい、、、ってつぶやくと
先生が、もうすぐまちゃみもああなるのよ、って言ってくれたけど
絶対にならないと思う。

それにしても一芸がある人はうらやましい。
私に出来ることってなんだろう?そんなもんあんのかな?
ってちょっと考えちゃった。


乗馬は、普段使わない背中や内股の筋肉を使うので
レッスン後は、一歩、足を前に出すだけでも疲れます。
それで足を引きずりながら学校に行くと、アラン・リックマンが
駆け寄ってきて、今日は乗馬の日だよね!どうだった?
と、大喜びで聞いてきました。何?あんた私のお母さん?!
『もー、体中が痛いよ。』って言うと、お尻が痛いでしょ?!
お尻が痛いんだよね?!ってものすごく楽しそう。


先々週、彼と別れて以来、私はフラットのことや先生のこと、
頼る人もいなくていろいろつらい思いもしましたが、そもそも
考えてみれば私はどこにでも一人で旅する、一人でも毎日
楽しく過ごせる人だったじゃないか、ってことを思い出し、
それからはともだちがいなくてもアラン・リックマンがいなくても
全然平気で楽しくなってました。

そんなハツラツとした私を見るとアラン・リックマンは
昔を思い出したのか、それともただ単に私を手放したのが
惜しくなったのか、お酒飲みに行こうよとかパーティーやるから
まちゃみも来てね、とか妙に私にかまってくるようになりました。

そんなもんだよね、人の気持ちなんて。
なかなか同じように好きになるのは難しいもんだ。

1時間目は生徒会長さん。
授業は普段どおり、質問、答え、質問、答え、と淡々と
進んで行きましたが、最後、生徒会長さんが私に大声で
聞いてきました。
"Do you have a sore ass? Do you have a sore ass?"

くそーっ!アラン・リックマンのやつ!早速バラしやがったな!


家に帰ってメールをチェックすると大好きなイギリスの
先生からメールが来てました。

feeling better?

宛名も名前もあいさつもなし。
たった一言、これだけ。


2週間も放っておかれて、ずいぶん冷たい人だと思ったけど、
もし1週間前にこのメールをもらってても私はそのときまだ元気
じゃなかったから悲惨なメールしか書けなかったと思います。

でも私は今は元気で、素直に先生のメールにも返事が
書けるのは、それは先生が私に時間という余裕をくれたおかげ
なんだと思ったら、先生の優しさが沁みてきました。

Honestly, you'd have to be very fortunate to find someone like him.



今日の疑念
え?私、先生のことを買いかぶり過ぎてる?先生は別に私に
余裕をくれたわけじゃなくてもしかしてただ2週間、私のことなんて
思い出しもしなかっただけ?


2月13日(木) くもりのち晴れ

きのうゆか坊さんのテキストメッセージ(日本でいう携帯
メールのようなもの)で、日本総領事館が在英日本人に
近々テロがあるかもしれないから気をつけろってメールを
送った事を知りました。テロ自体は全く心配してないんだけど、
そういえば私はまだ在英届を出してなかったと思い出し、今日
早速総領事館に行って来ました。

日本総領事館はグリーン・パークとハイド・パーク・コーナーの
ちょうど中間、ピカディリー通りにあってめちゃくちゃ目立ちます。
私は学校行くときに毎日ここを通るのですが、バスに乗ってる
観光客(外人)が、わー、日本大使館だー、ってため息をつくのを
聞いたのは一度や二度ではありません。

で、初めて入ってみた総領事館はとってもきれい。
特にトイレがめちゃくちゃキレイで、牡丹が一輪飾ってあって、
日本ではこのくらいのキレイさは当然だと思うけど、ここ
ロンドンで、こんなにきれいなトイレはほぼ皆無なので、
このジャパネスク・ビューティーにビザを取りに来た外国人は
みんな、日本はなんて素敵なところなんだろうって思うに違い
ありません。

在留届といっても紙に住所と電話番号を書くだけなので
手続きはすぐに終わって帰る用意をしていると、隣のカウンターで
女の子がかばんがなくなった旨の報告をしていました。

パスポートとか盗難にあうと手続きが大変だろうなあと思い
今後の参考のためにもその女の子の話に聞き耳を立てていると、
実はかばんは盗まれたわけではなく、どっかに置き忘れて
女の子が自分で無くしちゃったんだそうです。

なーんだ。
中にパスポートが入ってたわけでもなかったそうで、
そういうときは別に何も届ける必要はないと言われた女の子は
そのまま帰っていきました。

で、私がふと横を見てみるとそこにはさっきまでなかった大きな
ポートフォリオが置いてありました。持ち主らしき人はまわりに
誰もいません。まさか爆弾?!って一瞬びびると、

さっきの女の子があわてて戻ってきてそのポートフォリオを
かかえて出て行きました。

、、、。チミねー、あわてんぼさんにも程があるよ、、、。


ホルボン図書館でちょっと勉強してから学校に行くと、
1時間目のクラスメイトはフランス人のシルヴィーと、韓国人の
ドン・ヒー(女)。(韓国人の名前って面白い。ミン・ウー!とか、
ドン・ヒー!とか)

あ、そうだ、そういえば私、シルヴィーにフランス語の質問が
あるんだった!


『その後の話』のところに書いてあるんですが、私が大好きなイギリス
の先生にどうしてこうもすれ違いが続くのか?ってメールを出した
ときに、先生からは神の思し召しじゃないかな、ってメールが
来たんですが、(ここまでは『その後の話』に書いてある)

実はこのメールには続きがあって、最後の挨拶のあとに、

 nous somme chien san cur

って書いてあったのです。

で、私はこのフランス語を解読すべく、オンライン辞書で調べたり、
Yahooの掲示板で聞いたり、挙句の果てには2ちゃんねるの
フランス語版で聞いたりしたんですが結局わからず
先生が言おうとしたことはずっと謎のままでした。

フランス人のクラスメイトがいる今がその謎を解くチャンス!
で、聞いてみると、なんとその答えは

"We'd better not have sex."

でした。

えええーっ!
なっなんで?!
一体どういう話のつながりで突然こんなことを書いてきたの?!


実は9月24日の日記のところに、9月の始めにきた先生の
メールで私と先生の関係は意外な展開を見せ始めた、って書いて
ありますが、これがどんなメールだったかというと、

"im a bit drunk so ill tell you the truth,
for what it's worth; i really wanted to fuck you
but i just knew it was wrong"

と書いてあって、そのあとに、このメールアドレスは
もう閉じるから僕にメールして来ないでね、って
続くのです。

ひどいでしょう?こんなこと突然言われてもうメールしてくんな!
ですよ?

今日シルヴィーに先生がフランス語で言ってたことを教えて
もらって、つくづく私と先生の関係って何?って考えてしまいました。

つかず離れず浮ついてるようで浮ついてない。
酷いことを言って言われて、連絡をしなくなっても、
いつのまにかどちらかが折れてまた関係が続いてく。

友だちじゃないし恋人じゃないし先生でもない。
私にとって今この人ほど『大事な人』って言葉がぴったりくる人は
いないかも。



今日の返事
頭に来たので先生には
"You are a psychological terrorist!!!"
って一言書いて送りつけてやりました。


2月14日(金) 快晴

今日は乗馬の日。準備をしてフラットから出るとなんと今日は快晴!
すごい!こんないい天気、こっちに来て3週間今日が初めて!

昨日昔のロンドンに日記を久しぶりに読んで思い出したんですが、
私は去年のちょうど今頃、8年ぶりのイギリスに来ていました。

まさか1年後自分がロンドンに住むことになることとも知らずに。
人の運命ってほんと不思議。はあー、感慨深いわあー。
ま、そんな運命論は置いといて、

で、日記を読んでみるとそこには、どこに行っても毎日天気が良い
って書いてあるじゃないですか!自分で書いたのにもかかわらず
読んで、えっ!?なんて驚いちゃいました。

そのくらい今回はずっと天気が悪いです。
でも笑ったのが、どんなに天気が悪くても気温さえ高ければ、
こっちの人は、『わー、もうほとんど夏だね!』って言うこと。

まさにイングリッシュ・ユーモア、、、。

そんなわけで今日はどこまででも続く真っ青な快晴の中、
ハイド・パークを乗馬をして来ました。

きらきら光る芝生に、荘厳なウェストミンスター寺院。
ああ、この風景をビーグルさんに見せてあげられたら、って
心から思いました。

で、肝心の乗馬なんですがついに!
私は早足をマスターしました!

今まではサドルに手をかけて乗ってたんですが、
(そうするように言われてたので)、昨日はサドルから手を離して
ちゃんと手綱だけを持って乗るように言われたのでやってみたら
出来ました。それもサドルにしがみつくよりよっぽど簡単に。

なんだよ!だったら最初からこのやり方で教えてくれよ!

でもおかげでやっと私の乗馬もサマになってきました。

ところでうわさには聞いてたけど馬はほんとに臆病な動物で、
ちょっとでもびっくりすると振り落されそうになるから大変です。

車にびっくりするならまだしも、小さい犬に追いかけられただけでも
半狂乱になるし、(自分の方が犬の100倍は大きいのに)

子供がボール投げしてればびびって動かなくなって、
この日なんて何も無いところで慌てて大騒ぎするから何に
怖がってるんだろうと思ったら掃除機。

作業員の人が道に落ちた枯葉を掃除機で遠くで吸い上げてた
んですが、その掃除機を怖がって全然動かなくなってしまった
のです。何度も何度も足で蹴飛ばしてやっと動かしました。

実際本気で怖いんだろうけど馬が私を完全になめているのが
わかるので頭にきます。でも楽しいんだけどねー。


さてさて今日はバレンタイン・デー。
街ではきれいな花束をかかえる男の人や、大きなプレゼントを
抱きかかえる女の人がたくさんいました。

いいなあ。
生徒会長さんに、まちゃみは今日なんかスペシャルなことするの?
って聞かれたので、スペシャルな予定があるんだったら
そもそも私は学校に来ていない。って言ったら大爆笑されました。

でもアラン・リックマンがカルボナーラを作ってくれるっていうので
夜は彼のおうちに遊びに行って久々のカルボナーラを頂きました。

今頃私の大好きなイギリスの先生はパリでリセエンヌに
もてまくってるんだろうなあ、と思いつつ。そんな1日。



今日の成績表
『予定があるなら学校には来ていない。』
おお、見事な仮定法!私はいまだに仮定法が上手く言えると
心の中でガッツ・ポーズをしてしまいます。まるで素人、、、。


2月15日(土) 晴れのちくもり

この日ロンドンではアメリカのイラク攻撃に対する大規模なデモが
ありました。なので私もゆか坊さんを誘ってデモに参加することに。
いろいろあったんだけど、それを書いてると長くなるので後日更新します。


2月16日(日) 晴れ

この日、アラン・リックマンが家でイタリアン・パーティーを開く
というので私は前から誘われてました。アラン・リックマンの今の
ハウスメイトはみんなイタリアンなので、週末によくイタリアンを
作ってみんなで食べるんだそうで、まちゃみもおいでよ、
ってことで、

でも金曜日にアラン・リックマンがそのパーティーに学校の
他の生徒も何人か呼んでることを知って聞いて私は
行きたくなくなりました。

アラン・リックマンは私と別れてからいろんな生徒に声をかけては
その中から彼女ができるのを期待して、ごはんを食べたり
飲みに行ったりしているのです。

嫉妬しているわけではなくて、別に彼に彼女がいても私は全く
気にしないんですが、さすがにアラン・リックマンが口説いてるのを
横で私が見てるっていうのも居心地が悪いので、行きたくない
って言いました。(理由は言わなかったけど)

でもアラン・リックマンが、僕はまちゃみを最初に呼んだんだよ、
この日のゲスト・オブ・オナーはまちゃみなのに、って言うので
ま、それはどうでもよかったんだけど、パーティーで初めての
人たちと知り合うのも悪くないかな、と思い結局行くことにしました。


彼のハウス・メイトはアンドレア(男)、アンナ(女)、ビビアン(女)
の3人です。アンドレアは今はSEなんだけど、元シェフなので
とっても料理が上手!というわけで今日は彼がメインの鶏を
作りました。

アラン・リックマン以外はみんな昨日のデモに行ったので、
その話で盛り上がりつつみんなで料理を作っていると、
アラン・リックマンが呼んでたもう一人の生徒、韓国人の
ヒョージンちゃんがやってきました。

彼女は午前中のクラスに行っているので私はこの日が
初対面だったのですが、このヒョージンちゃんがものすごく
かわいい!(そして若い!)

アラン・リックマンは彼女が来るなり大喜びで飛び跳ねながら
玄関まで迎えに行き、そして私に紹介したあと二人で部屋に
消えてしばらく帰ってきませんでした。

どっどういうこと?!部屋でえっちでもしているのか?!

私はその間もくもくとスープを作っていました。


しばらくすると二人が帰ってきたのでみんなで話すことになりました。
でもこのヒョージンちゃんは全然英語が話せません。

最近彼女のハウスメイトが出て行って今は一人で住んでいる、
と彼女が言うので、じゃあ前よりも家賃は多めに払わなきゃ
いけないの?と私が聞いたら彼女は???とにっこり。

すると横からアラン・リックマンが、まちゃみ、そんな複雑な
構文で、(これのどこが複雑なの?)話しちゃダメだよ、
と言って、今の家賃は昔の家賃より高いの?って言い換えて
ました。

でも英語が話せない分、彼女は表情がとっても豊か。
怒ったり笑ったり悲しんだり、全ての感情表現を言葉ではなく
顔でやるのでとってもかわいくて、アラン・リックマンもアンドレアも
そんな彼女に夢中になってます。

私は悲しくなってヒョージンのために紅茶を作るといって
席をはずしました。

しばらくするとアラン・リックマンが追いかけてきて、
ホステス役を買って出てくれてありがとう、と言うので、いや、
さっきスープの中におしっこしたし、そんなにいいホステスでも
ないから礼には及ばないよ、って言いました。


アラン・リックマンとアンドレアが料理を作っているあいだ、私は
ヒョージンとしばらく一緒に話しました。聞いたらヒョージンは午後は
別の学校に行っててそこの学校の先生が好きなんだそうです。

でもその先生は日本人の彼女がいるとかで、ヒョージンが
かわいく身体をよじってそのくやしい気持ちを表現したので、
Oh, you have another reason to hate Japan, then!
ってつい言っちゃいました。私って性格わるー。
こんなこと言っても絶対彼女、理解できないのに。

そしてヒョージンはうちの学校では生徒会長さんが好き
なんだそうです。ナイス・バディよね!って。
私の心はどんどん沈んで行きました。


料理が出来たので食べ始めるとヒョージンは全く料理が
出来ないという話になりました。

でもヒョージンが料理ができないのは彼女のお母さんが
彼女を甘やかしたからではなく、もしヒョージンが料理が出来ると
旦那さんが常に彼女に料理を作らせるだろうから、そうならない
ためにお母さんは彼女にわざと料理を教えなかったんだそうです。

逆に私は、男の人のハートを射止めたいならまずその男の
胃袋を射止めなさい、って母親に言われたんだけど、

でもそれを聞いたアンドレアは君のためなら僕は一生料理を
作るよ!ってヒョージンに叫んでたし、私は料理は上手いけど
結局いまだに結婚出来てないんだから、きっと私の母親でなく
ヒョージンのお母さんが正しかったってことなんでしょう。


それからアンドレアがダンテの『神曲』が好きだと言うので
こんな話ししたってヒョージンには理解出来ないから悪いよなあ、
とは思いつつ『神曲』について話し込んじゃいました。

で、アラン・リックマンがヒョージンのために言葉を噛み砕いて
説明しているのを見ていたら、私がいつもぶち当たる問題を
久しぶりに思い出しました。


私がヘタに英語がしゃべれるので、常に先生に放っておかれて
しまうということ。

先生が出来ない子により注意を払わなきゃいけないのは
頭ではわかるけど、出来ない子の方がよっぽど先生の注目を
浴びるなら、私も出来ない子になりたかった。
何のために英語を習ってるんだ?って言われそうだけど、
ときどき真面目に勉強するのが嫌になる。

大好きなイギリスの先生が、カヨコ(クラスメイト)のほうがWeak
だから僕はいつもカヨコを見てたんだよ、まちゃみは一人でも
大丈夫でしょ、って言ってたのを思い出す。


どこか知らない学校に転校したいな。
で、レベル・チェックでひどい点取るの。
思いっきり下のクラスに入って、全然しゃべれないフリして、
それで思う存分先生に注目してもらって、まちゃみは英語が
しゃべれないけど、でもいい子だよねえ、なんて言われるんだ。


デザートが出たのでそこで私は帰ることにし、
アラン・リックマンが駅まで送ってくれることになりました。

さすがのアラン・リックマンも私の態度を心配したらしく、
どうしたの?なんで沈んでるの?って聞いてきたので、
あなたが新しい彼女が欲しいのはわかるけど、私はあなたが
傷付くのを見たくないんだよ、って言うと、アラン・リックマンは、

僕はとてもじゃないけどヒョージンに告白なんて出来ないよ、
彼女はまだ23才で僕みたいなおじさんがそんなこと言ったら
彼女はきっと僕ともう二度と会ってくれなくなる、って言うので
私はものすごく傷付きました。

じゃあ一時期でもあなたと付き合ってた私って何?
私はヒョージンみたいに若くてかわいくないから、年取ってて
醜いあなたとも私なら釣り合うってこと?

そう言うとアラン・リックマンは焦って、自分を卑下しちゃダメだ、
って言うので、I am not doing it! You are the one who is making
me feel less than who I am!!! I am not your consolation prize!
って言い返しました。

ヒョージンはあなたのことなんて好きじゃないわよ!
あなたより生徒会長さんが好きなんだから!

とはさすがに私には言えなかった。きっと言うべきだった
んだろうけど。(そしたら次の人をねらえるんだから)

かわいそうなアラン・リックマン。
あなたを幸せにできるのは私だけなのに気がつかないのね。
おばかさん。


今日の後日談
私は外で見せてるほど強くない。ほんとはカヨコより私のほうが
弱いのに。どうしてわからないの。

悲しくて悲しくて帰りの電車で大泣きしていたら降りる
駅を乗り過ごし、しょうがないのでバスで帰ってきたら今度は
降りるバス停を乗り過ごし、結局私は歩いて帰ってきました。


2月17日(月) 快晴

昨日夜の1時まで泣いていたので、ほんとは乗馬にも行きたく
なかったんだけど、なんたってひと月の月謝が8万5千円、
さぼるなんてそんなぜいたくは今の私にはできません。

で、寝不足の身体を引きづってハイド・パークに行ってみると、
これが憎らしいくらいの快晴。

私の人生で何番目かに入るくらい最悪な気分だっていうのに、
ロンドン、お前ってヤツはなんて美しいんだ、、、。


今日の馬は女の子のデニースちゃん。
まず始めに馬の歩かせ方を習いました。
前回も思ったんだけど、教え方が逆だと思うの。

でもこの基本の基が難しい!なんたって私は馬に
なめられてるので全然言うこと聞いてくれません。

それから今日は早足で長距離を走りました。

今までは練習だけだったので、実際走ってた距離は1度に
50mもなくて、それ以外はずっと歩いてたのでよくローラー・
ブレーダーに抜かれ、私は情けない想いをしてたのですが、

今日はなんと何百メートルも一度に走っちゃいました!

普段はサウス・ケンジントンからナイツ・ブリッジくらいの距離
までくらいしか走れないんですが、今日はハイド・パーク・
コーナーまで行けて、自分が走ってるのと同時に馬場と平行
する湖に白鳥が舞い降りて来たときはものすごく感動しちゃって、
思わず目撃者を探しちゃいました。ねえねえ奥さん、今の私の
雄姿見てくれた?ってかんじ。(誰も気にしちゃいませんでした。)

おかげで昨日のことなんてすっかり忘れてました。
ああ、乗馬やっててよかった。


学校に行って帰って来ると、大好きなイギリスの先生から
メールが来てました。

私は前回のメールを受けて、
あなたと私は1年半知り合いで、さらに1年半、そしてできれば
私はもっとあなたと知り合いでいたいから、

We should never have sex because I want to know you
for another 18 months or maybe more.

ってメールを送っていたのですが、
そしたら先生から

I'll be coming back within the next month, albeit for a week or two,
so perhaps we could meet.

ってメールが来ました。一瞬喜んじゃいそうだけど、
この" perhaps "ってとこがミソなのよね、" perhaps "ってとこが。
私も学習しました。

乗馬に加えて先生からのメール。
これで昨日のことなんて過去よ過去!



今日のおまけ
メールの続きには
as ever, your mail reads like a Freudian case-study.
ってありました。誰のせいだっちゅうねん!


2月18日(火) 晴れ

昨日からロンドンではコンジェスチョン・チャージという制度が
始まりました。

このコンジェスチョン・チャージというのはロンドン中心部の
渋滞を緩和させるために導入された制度で、朝6時から夕方6時
までの間、ちょっとでも中心部に入った車は1日に5ポンド
払わなければなりません。

5ポンドっていったら日本円で1000円!
それだけあれば市内乗り放題のトラベル・カードが買えちゃいます。
その上、払わなくて捕まると罰金は16000円!

そんな大金、毎日払ってられるか!
と思ったのは私だけじゃないみたいで、昨日のセントラルは
劇的に空いてました。

素晴らしい!
私はもともと公共輸送機関しか使わない主義なので、
この制度はめちゃくちゃうれしいです。

で、バスに乗って学校に行こうとしたら今日はものすごい
渋滞でした。なんだ、昨日はたまたま空いてただけだったのか、、、。

で、ちょっと遅刻して学校に行くと先生は生徒会長さん。
ちっ!貴重な13分を無駄にしてしちゃったぜ!

今日のクラスメイトはフランス人のシルヴィーと韓国人の
ドン・ヒー。

なぜか今日二人は私の名前を連呼してて、この前まちゃみが
こう言ってたとか、まちゃみの論理ではこうだけど、とか、
私は今回、誰とも仲良くしてないので、みんなが私の名前を
知ってるかさえ怪しいと思ってたんだけど、知ってたんだ。
やっぱり名前を呼ばれるのはうれしいものです。


で、順調に授業が進んでいったのですが、途中で生徒会長さん
がドン・ヒーを当てるときに一瞬、ヒョージ、、、って言ったのを
私は聞き逃しませんでした。

今、ヒョージンって言おうとした、、、。


忘れようとしても忘れられない名前。
生徒会長さんもやっぱりヒョージンが好きなのか。

もちろんシルヴィーとドン・ヒーは午前中に来てるヒョージン
のことは知らないのでなんのことだったかわからなかった
と思うけど、生徒会長さんは次私に当てるときに、
はい、ますみ、って言いました。

ま、いまさら隠すこともないかと思いますが、私のほんとの
名前はまさみといいます。(ばればれですね。)

他のクラスにますみちゃんがいて、この子もなかなか
変った子なので、わりと学校では有名な子なんですが、

でも今生徒会長さんが私の名前を間違えたのは、絶対
ドン・ヒーの名前を間違えたのを目立たせなくするために
わざと私の名前を間違えたんだと思いました。

ほら、僕はいつも間違えるんだよ、だから気にしないでね、
ドン・ヒーって。

だから最初は私も気にしないで、まさみ、だよ、って言った
んですが、タイミングの悪いことに後から入ってきたタチアナが
ますみの元クラスメイトだったので、この子はまさみ、だよ、
ますみじゃないよ!って連呼したので、生徒会長さんは
引っ込みがつかなくなったからか、そのあとも何度も私のことを
笑いながら、ええと、ますみ?まさみ?って言い続けたので、

そのうち私も、生徒会長さんが冗談で間違えてるのか、
本気で私の名前なんか覚えていないのかわからなくなり、
生徒会長さんが私の名前を間違えるたびに、

どんなに冷たくされてもどんなに意地悪されても、
あんなに好きだった私の生徒会長さんへの気持ちが、
どんどん凍り付いていくのがわかりました。

外国に行ったり留学したりすると、外人さんが発音しやすいように
名前を省略したり英語っぽく変えたりする人って多いけど
私はそういうのが嫌いです。

私の名前はまさみであって、まさーみ、でもなければ、まっさみ、
でもないし、ましてや、めさーみでは絶対にありません。まさみです。
会話の中に意図して名前を入れない人って結構多いけど、私は
そういう人が大嫌い。私の心の中の氷点は名前にあるのです。

そういうわけで私はすっかりやる気をなくし、
生徒会長さんがこの仕事が嫌で、生徒たちに当り散らすのも、
今までは好きだったから許してたけど、そんなのは教師として
絶対にあってはならない行為で、確かに先生は同じことを
何度も何度も繰り返さなくちゃいけないからカラン・メソッドが
嫌になるのもわかるけど、それを生徒の前でバカにするのは、
カラン・メソッドで英語を勉強している生徒たちをバカにするのも
同じことだと思い至りました。

で、頭にきたので、あとは先生の顔も見ませんでした。

生徒会長さんは最後さすがに気が付いて、もう君達を教えること
もないでしょうさようなら、って言ってたけど、どうぞ、ってかんじ。
生徒会長さんは今週の金曜で辞めるのですが、そんなに
嫌ならさっさと辞めてくださって結構。

今私が彼に対して浮かぶ言葉は『軽蔑』以外の
なにものでもありません。


2時間目はアラン・リックマン。
なぜか今日はご機嫌ナナメ。
携帯を切っておきなさい!といきなり怒ってます。

2時間目からはうちのクラスのポーランド人は一挙に4人に増える
のですが、ポーランド人の生徒はお金がないのでテキストを
みんなで1冊だけ買って授業中一緒に回し読みします。

なのでクラスでは必ずまとまって座り、普段、彼らは勉強よりも
仕事に忙しいので復習もしなければロクに授業にも出ず、
そもそもテキストを持っていないので授業でやってる単語が
わかりません。

それで授業中、みんなこそこそポーランド語で話します。
きっとわからないところを教えあってるんだろうと思うんですが、
先生たちにはそれが授業の妨害になるらしく、私は前から
先生たちがクレームしているのを聞いてました。

で、今日もポーランド人のアブリナとマグダがこそこそ
しゃべってたんですが、突然アラン・リックマンが、ポーランド語を
しゃべるのを止めろ!と怒鳴りました。


俺はもうこの学校を辞める!それはポーランド人が
授業のじゃまをするからだ!ポーランド語をしゃべるんだったら
みんな教室から出て行け!お金を無駄にしているのは
お前たちだ!くそくらえ!俺はその間コーヒーでも飲んでるよ!

しーん、、、。

アブリナとマグダがごめんなさい、って謝って授業は再開
されたんだけど、私はひそかにアラン・リックマンが学校を
辞めるのは私のせいじゃありませんように、って思ってました。

そうかあ、アラン・リックマン、学校を辞めるのね。
今のタイミングだとこのまま自然消滅して会うこともなくなりそう。
別にいいけど。

3時間目は唯一の女の先生、リア。

私はこの先生がダメ。
この先生はすごく細かいことにこだわってほとんど授業が
進まないまま毎回終わるのです。前々回はパッケージと
パーセルの違いについて、前回は、スクイーズとスクワッシュの
違いについて延々と話し、今日はサンダー・ストームとは何か、
って話。

でもそもそもは生徒が悪いのです。3時間目にはブラジリアンの
おばさんがいて、この人は最近入ってきた生徒さんなので、
いまいちカラン・メソッドがわかってないらしくやたら質問するから
授業が妨げられるのです。(カラン・メソッドは授業中に質問
してはいけない)

このおばさんは、日本のおばさんと一緒で、面白いんだけど、
ちょっと下品で、自分を卑下して笑いを取るタイプ。
すごく太ってて太ももが太いから足を閉じて座ることが
できません。

早口の先生と生徒会長さんは、このおばさんを見て自分の
奥さんの将来の姿を見ることはないんだろうか?
イタリアとブラジルの女の人は若いときはものすごくキレイ
なのに、年を取るとなぜここまで変るのか、、、。

それはタチアナも一緒で、彼女もやたら些細なことで
質問したり関係ないことをだらだら話したり、私にはよっぽど
こっちのほうが迷惑に感じるけど、アラン・リックマンは
タチアナと友だちだから言わないんでしょう。不公平じゃん。

今日1日で思いっきり転校したくなった、、、。



今日の絶対絶命
帰り際、奥さんに電話をする生徒会長さんと目が合いました。
向うが目を逸らさなかったので私もそらさずにらみつけてやりました。
あんたの奥さんもそのうちデブで下品なおばさんになるんだよ!
って本当は言ってやりたかった。


2月19日(水) 晴れ

今日私はゆか坊さんとシンプソンズにフル・イングリッシュ・
ブレックファストを食べに行ってきました。

シンプソンズはローストビーフで有名なレストランで、なんと
ディナーの平均予算は一人1万円!もちろん要ジャケット、
ネクタイのお店なので普段はさすがの私も近寄りがたいんですが、

でもゆか坊さんからシンプソンズが朝ごはんもやっていると聞き、
前からイギリスのちゃんとした朝ごはんが食べてみたかった私は
日曜日のことでちょっと落ち込んでいたこともあって、今日は
ゆか坊さんも誘ってぱあっと大英帝国の退廃に浸ることにしました。

私が選んだメニューはその名も "The ten deadly sins"
お皿にはほんとに10アイテムあって、油で揚げたマッシュ・
ポテトに、油で揚げたパン、コレステロールたっぷりの
目玉焼きに、豚の脂肪と血で出来ているソーセージ、ベーコン、
マッシュルーム、揚げトマト、レバー、キドニー、そして
得体の知れない黒こげの薄い丸い物体。
確かにこれを全部食べたら脳溢血で死ねそうです。

揚げトマトまではおいしかったんですが、レバーで『う』っと来て、
キドニーで『むぐぐ』、と来、最後の得体の知れないもの、
どうやらこれはシンプソンズのオリジナルな食べ物らしいんですが、
これが外見ではとても食べ物だとは信じられないもので、

勇気を出して口に入れてみるコンソメ風味のような気もするし、
食べられないこともないんですが、なんといってもその食感。

コンソメスープを炒めた残りのおこげを集めて固めたのか、
黒くて柔らかいものが何かむにゅむにゅしてます。

決してまずくはないんだけど、そのあまりの見た目の悪さ、
そしてその食感の悪さはまるで、2年2組の斎藤君が夏休みの
自由研究に提出した創作料理!というかんじ。

結局私はキドニーとソーセージとこの斎藤君の料理は
食べれませんでした。

でもさすが老舗、ダイニングホールは宮殿のようにキレイで
ウェイターさんも燕尾服を着てるしサービスは間違いなく超一流
だったので、これも経験だし行ってよかったです。

そのあとゆか坊さんのロンドンで3軒目となるお家におじゃまし、
郊外にある元ヤオハンだったオリエンタル・シティに行った後
学校に行きました。


1時間目はアラン・リックマン。

ポーランド人のシルヴィアが、昨日レストランでバイトしてるときに
コップがトレイから落ちたのよって言うので私が、わー、それって
とっても英語らしい、日本人だったらコップを落としたって言うよ、
って言ったらその話から、日本人は自分が悪くなくても謝る、
って話になりました。

アラン・リックマンがまゆこちゃんと飲みに行ったとき、彼が
コップを倒してまゆこちゃんのコートにひっかけちゃったんだけど、
そのときまゆこちゃんが謝ったのですごく驚いたんだそうです。

でもこの場合やっぱり日本人だったら自分が悪くなくても、
相手をなぐさめるために、いいよ、いいよ、私こそごめんね、
って普通言いますよね。

ま、それはどうでもいいんですが、そのあとアラン・リックマンは
韓国人は日本人と同じアジア人だけど、でもどちらかというと
イタリア人みたいだよね、って言い始めました。

日本人はともだちに会ったときでもハグしないけど、韓国人は
殴りあうよね、それに表現が派手だからわかりやすいし、
ユーモアのセンスもあると思う。

でもそれを聞いた韓国人のドン・ヒーは、えええ?韓国人は
あいさつで殴りあったりなんかしないよ!って反論しました。


でも私はアラン・リックマンがどうしてこういうことを言ったのか
わかります。ヒョージンがそうだからです。ヒョージンが
ともだちに会ったとき、いえーい!って言いながらその人を叩いてた
のを見たから。


私は泣きたくなりました。
これは別に日本人と韓国人を比べてるんじゃなくて、結局
アラン・リックマンが私とヒョージンを比べてるだけの話なのです。
つまり彼にとって私は、ヒョージンに比べて愛情表現に欠けてて
解りにくくて面白くない人間だったということ。


ひどい。
こんな風に言われると私はまるで全人格を否定された気分。
彼は今ヒョージンに夢中だから無意識にそう言っただけで
別に私に当てこするつもりはなかったんだろうけど

でも結果は同じこと。
彼はそういう無神経なことが出来る人だってことね。


でもヒョージンがそうなのはまだ彼女が英語を上手く話せない
からで、きっと英語がしゃべれるんならドン・ヒーが言うように
絶対オーバーアクションなんかしないはず。


言葉がなくても人は人を愛せるの?
あなたが仕事のグチを言いたくてもヒョージンはあなたの悩みを
理解できないのよ?それでもいいの?


、、、、それでもいいんだろうな。
たとえヒョージンが何も言わなくても、きっと彼女が横にいて
彼に微笑みかけるだけで、アラン・リックマンは今の百倍も
幸せな気分になれるんだろう。言葉なんかに意味はないんだから。


ああまたこの問題か。
人の一生にはエピソードは2、3個しかなくて実は全て
同じことのバリエーションでしかないってことを思い出す。


でも "Fade" の質問で
"Is your enthusiasm for learning English fading?"
って聞かれて私は思い出しました。

いいえ、私の英語への情熱は褪せてはいません。
だって私には会って自分の言葉を伝えたい人がいるのだから。



今日の生徒会長さん
私を当てるたびにドモってました。
ほんとにこの人、私の名前覚えてなかったのね。


2月20日(木) くもりのち晴れ

私のフラットは週1回メイドさんが来て洗濯やらアイロンやら
いろんな仕事をしてってくれます。
今日がその日だったので私は朝早くからホルボン図書館に行って
ケンブリッジ英検の勉強をしてました。

でも勉強してるうちになんだか学校に行きたくなくなりました。
昨日のことを思い出すだけで頭に来るし、生徒会長さんの顔を
見るのも嫌だったので。

計算してみると私の今までのアテンダンスは95%
今日と明日、全部さぼってもなんとか86%は保てます。
でも実は学校なんてそもそも行かなくても別に強制退去させられる
わけでもないし、だいたい学生ビザを延長する気がないんだったら
アテンダンスなんてどうでもいいのです。

というわけで私は今日と明日は自主休校にすることに決め、
生徒会長さんとはこれで一生のお別れをすることになりました。

この人とはいつも別れ際にケンカしているような気がする。
きっと縁がないのね。



今日のご立腹。
フラットに帰ってみるとメイドが来ていなかった。


2月21日(金) 晴れ

今日は乗馬に行ったあと帰りに映画を観てきました。

私は誰のことが嫌になったり頭に来たりすると、逃亡します。
電話も出ないしメールの返事もしない。
相手は私が聞く耳を持たないので謝ることも出来ません。

逃げたって何も解決しないのはわかってるんですが、
会うと心にもないひどいことをその人に言ってしまいそうで、
そうすると取り返しがつかないからだったらこのまま
会わない方がお互いのためかも、なんて思うのです。

帰ってきたらアラン・リックマンから家の電話に
メッセージが入ってました。
今頃はパブで必死に女の子を口説いてるんだろうな。


今日のフランス語
『デア・デビル』1枚、って言ったらあなたフランス人?
フランス語なまりがあるわよ!って言われました。


2月22日(土) 晴れ

今日は1日家にいてケンブリッジ英検の勉強してました。
文法のテストをしてみたら私は仮定法は完璧なのに、
現在形、過去形、現在完了形、進行形の使い分けが
全く出来てないのがわかりました。これではいかん、、、。


今日の笑ちゃった例文
Unit 11 の Relative clauses
The present you gave me was the one I gave you last year.


2月23日(日) 晴れ

今日はさすがに出かけようと思ってお風呂に入ろうとすると
大家さんが出張前にガスの元栓を閉めていたことが発覚!
(昨日お風呂に入らなかったので気が付かなかった)

ガスが出ないとお湯も出ないし暖房もない!
寒いのはベッドの中に入っちゃうからいいけど、お風呂に
入れないのは困る。なんといっても私は乗馬をするので
馬臭くなるし、月曜には学校に行かなきゃならないから
せめて髪だけでも洗わないと。

台所やら物置やら、ガスの元栓がありそうなとこをしばらく
自分で探してみたものの、結局見つからずしょうがないので
覚悟を決めて水風呂に入ることにしました。

でも寒いので体中にホカロンをつけて髪だけ洗いました。
かなり情けないです。
で、震えながら髪を乾かしていると大家さんが帰って来ました。
ああ、あと1時間待ってれば。
でも人生ってそんなもんですよね。

というわけで週末は結局どこにも出かけずひたすら
ケンブリッジ英検の問題集をやって、なんと15章分も
一挙に終わらせてしまいました。

で、わかったのは私は定冠詞が全くわかってないってこと。
何に a がついて、何に the がついて、何に何もつかないのか、
私、全然わかりません。例えばこの問題。

As XXX captain of XXX ship, I have XXX complete authority,

XXXのところに入れるのは a か the か、ブランクのままかを
選ぶのですが、答えは、最初から順に、
the もしくはブランク、the 、ブランクです。

authority が不可算名詞だってことを知ってれば
3番目のは簡単で、2番目が the になるのも、私の船、って
限定しているから the なわけで、でも1番目が the でも
ブランクでもいいのは何故?

仮定法を勉強してたときは、このまま1年イギリスにいたら
私もしかして英語ペラペラになっちゃうかも!なんて
ウキウキで勉強してたんですが、それも定冠詞で見事に挫折。


今日の文法
英語の、a friend, the friend, friends も日本語なら
全部ひっくるめて『ともだち』でオッケー!


2月24日(月) くもりのち晴れ

まずは乗馬。
ハイドパーク・ステイブルの先生は全員女の人なんですが、
今日は何故か男の人がいて、いろいろ雑用をしてました。

馬に乗るときは誰かに支えてもらって馬に飛び乗り、
そのあとサドルから下りてる、足を引っ掛けるバンドの長さを
調節してもらうんですが、今日はこの男の人にそれをやって
もらったので、あら、チャタレー夫人の恋人みたいだわ、
なんてちょっとドキドキしちゃいました。

こんなことだから大好きなイギリスの先生に、
フロイトのスタディ・ケースなんて言われちゃうのね。


それはさておき、今日、早足もずいぶん上手くなったので、
このぶんだと来週にはケンジントンまで遠乗りに行けるかも、
とのお話が先生からありました。
えええ!
絶対に無理だと思うけどでももしそんなことが出来たら
ほんとにうれしいな。


おかげで私の機嫌も良くなりるんるんで学校に行くと
出入り口でレオに会いました。

先週私は何か習い事を始めようと思ってホットコースという、
日本でいうとケイコとマナブみたいな本を買ったのですが、
その本にレオの奥さんのカヨちゃんの写真があったので、
(カヨちゃんはロンドンで日本語教師をしているのです)
興奮してその話をすると、でもレオは、そんなことより先週、
まちゃみはどこにいたのさ!って聞いてきました。
生徒会長さんの最後の日だったのに!

あいつが人の名前も覚えてないのにムカついて
顔も見たくなかったんだよ、って言うと話が長くなるので、

"Did he take his cloths off?"
"??? No."
"Then, I don't miss anything !"

って言っておきました。

教室に行くと新しい先生。
この先生の声が異常に小さい。あまりにも声が小さいので真剣に
聞いておかないと聞き逃すので、やたら神経を使い疲れました。
もしかしてそれが狙い?
でもなんか自信なさげな人で、先が思いやられます。

2時間目は女の先生で相変わらずくだらないことを
延々と説明して今日も時間切れ。

3時間目はもう一度声が小さい先生だったので、おかげで
今日は1日何も学んでない気になりました。

帰りに本屋さんでケンブリッジ英検の参考書を買っていると
アラン・リックマンから電話が。

先週僕が入れたメッセージは聞いたの?とアラン・リックマン。
実はアラン・リックマンからは土曜にも電話がありました。
コールバックしなかったけど。

僕とは話したくなかったってことだね、とかなり自嘲気味。
アラン・リックマンが話したいことがあるから、ということで
結局彼と明日会うことにしました。



今日のご立腹
ケンブリッジ英検のテキストはうすっぺらのB4サイズなのに、
なんと値段が5400円!高い!高すぎる!
B4サイズに5000円だなんて冗談じゃないわ!


2月25日(火) 快晴

2月26日(水) 晴れ

今日の乗馬の先生はチャタレー夫人の恋人。
私は実のところ男の人に習うのはかなりどきどきなんだけど
この人はそんな私の気持ちをほぐすどころか全く何も
しゃべりません。

それなりに『かかとを下げて』、とか、『もっと手綱を引いて』
とかいくつか指示はしてくれるんだけどそれ以外は全く無言。

私は普段、マン・ツー・マンで教えてもらってるので、
湖がキレイだねー、とか、今日はあったかいねー、とか
色々先生と話しながら乗ってるんですが、この先生は私と
話す気が全くないようで、ま、それは別にいいんだけど、
この人はしゃべらない分、やたら走ります。

いつもは1時間でハイドパークを半周するだけなんですが、
なんと今日は1周して王室の衛兵さんたちが練習する馬場まで
行っちゃいました。ひえー。ついてくだけで精一杯なんですけど!

で、おかげでロクに早足も出来ないのに女王様の衛兵の前で
走らされ穴があったら入りたいってのはこのことだな、って実感。
あの人たちが宮殿に戻って、『今日、馬場にすごく乗馬のヘタな
日本人がいたんですよー。』 なんてエリザベスに
言ってたらどうしよう。(絶対に言ってないと思う。)

でもこの普段、衛兵さんたちが走ってる馬場は進行方向に
ロンドンの巨大な観覧車、ロンドン・アイがあるので、
そのロンドン・アイを目掛けて思いっきり走るとまるで空を
飛んでる気分になります。気持ちいいー!

私、乗馬にはまっちゃいそうです。
これで親の財産、食いつぶすことになるかも。


今日の気付いたこと
イギリスのチョコはおいしい!特に私のお気に入りは
スノーフレーク。チョコバーの中にさくさくのミルクチョコが
雪のように何層も重なってます。うまい。1個80円。

2月27日(木)

学校へ行く前にロンドン郊外のイーリングまで買い物。
新しいフラットにはテレビがついてないので
イーリングにあるこの日系セカンド・ハンド・ショップで
テレビとビデオを買おうと思ってわざわざ行ったのですが、
実はテレビとビデオは常に人気商品で在庫があることは
ほとんどないんだそう。
で、しょうがないのでテレビとビデオは新品で買うことにして
この日は代わりに炊飯器を買ってきました。


2月28日(金)

学校帰りにフラットまで行って鍵をもらってきました。
なので明日からはこのフラットは私のもの。わーい!
追い詰められていい加減に決めたフラットの割りに
学校にも歩いて行けるし家賃も意外に安いし、
つくづくいいフラットに決まったよなー。