全日本力士選士権大会


 「明治神宮例祭奉祝全日本力士選士権大会」が正式な大会名称である。力士が参加して行われるため、“選手権”ではなく“選士権”と名付けられている。
 大正14年11月3日に明治神宮相撲場で第1回大会が催された。昭和15年からは毎年開催されるようになったが、戦争のため中断された。昭和27年に明治天皇御生誕百年奉祝行事の一環として復活してからは、昭和32年(雨天中止)、昭和63年(昭和天皇の病状悪化)、令和2年・3年(新型コロナウイルス感染症)を除いて毎年開催されている。
 第18回からは国技館で行われるようになった。現在は当日午前10時から、神前にて日本相撲協会役員・横綱が参拝を行い、向拝下石畳上で手数入り(横綱土俵入り)が奉納され、午後より国技館にて選士権大会を開催している。
 優勝者は当然ながら番付上位の力士がほとんどだが、昭和50年には幕尻の大錦が優勝している。彼は本場所で負け越していたため、翌場所は十両に陥落している。最多優勝は日馬富士の5回。
 下に優勝者一覧を掲載した。地位は直前場所の番付のものであるが、横綱や大関に昇進した場合は新しい番付を記してある。


第 1回(大正14年)横綱栃木山
第 2回(大正15年)横綱常ノ花
第 3回(昭和4年)横綱常ノ花
第 4回(昭和6年)大関玉 錦
第 5回(昭和8年)横綱玉 錦
第 6回(昭和10年)大関男女ノ川
第 7回(昭和12年)横綱玉 錦
第 8回(昭和14年)横綱双葉山
第 9回(昭和15年)横綱双葉山
第10回(昭和16年)関脇名寄岩
第11回(昭和17年)横綱双葉山
第12回(昭和18年)横綱双葉山
第13回(昭和27年)横綱千代ノ山
第14回(昭和28年)横綱鏡 里
第15回(昭和29年)新横綱栃 錦
第16回(昭和30年)大関大内山
第17回(昭和31年)大関松 登
第18回(昭和33年)大関朝 汐
第19回(昭和34年)関脇若羽黒
第20回(昭和35年)関脇大 鵬
第21回(昭和36年)新横綱柏 戸
第22回(昭和37年)大関栃ノ海
第23回(昭和38年)大関豊 山
第24回(昭和39年)横綱大 鵬
第25回(昭和40年)小結若見山
第26回(昭和41年)新大関玉乃島
第27回(昭和42年)横綱佐田の山
第28回(昭和43年)横綱大 鵬
第29回(昭和44年)大関玉乃島
第30回(昭和45年)横綱北の富士
第31回(昭和46年)大関大麒麟
第32回(昭和47年)小結豊 山
第33回(昭和48年)横綱輪 島
第34回(昭和49年)横綱北の湖
第35回(昭和50年)前13大 錦
第36回(昭和51年)横綱北の湖
第37回(昭和52年)横綱北の湖
第38回(昭和53年)横綱若乃花
第39回(昭和54年)横綱三重ノ海
第40回(昭和55年)前1隆の里
第41回(昭和56年)横綱若乃花
第42回(昭和57年)大関隆の里
第43回(昭和58年)横綱千代の富士
第44回(昭和59年)大関朝 潮
第45回(昭和60年)大関朝 潮
第46回(昭和61年)横綱千代の富士
第47回(昭和62年)横綱北勝海
第48回(平成元年)横綱千代の富士
第49回(平成2年)横綱大乃国
第50回(平成3年)大関霧 島
第51回(平成4年)大関
第52回(平成5年)横綱
第53回(平成6年)横綱
第54回(平成7年)大関武蔵丸
第55回(平成8年)横綱貴乃花
第56回(平成9年)大関若乃花
第57回(平成10年)大関貴ノ浪
第58回(平成11年)大関千代大海
第59回(平成12年)横綱
第60回(平成13年)横綱武蔵丸
第61回(平成14年)大関朝青龍
第62回(平成15年)大関千代大海
第63回(平成16年)横綱朝青龍
第64回(平成17年)関脇琴欧州
第65回(平成18年)前6安 馬
第66回(平成19年)横綱白 鵬
第67回(平成20年)関脇安 馬
第68回(平成21年)大関日馬富士
第69回(平成22年)大関把瑠都
第70回(平成23年)大関琴欧洲
第71回(平成24年)新横綱日馬富士
第72回(平成25年)横綱日馬富士
第73回(平成26年)横綱鶴 竜
第74回(平成27年)大関豪栄道
第75回(平成28年)大関稀勢の里
第76回(平成29年)横綱稀勢の里
第77回(平成30年)前6阿武咲
第78回(令和元年)横綱白 鵬
第79回(令和4年)関脇豊昇龍