インスタグラムでは登場していますが、ライオン薬局の裏には、11歳のポメラニアンがいます。
残念ながら、人馴れしていないので、看板犬ではありません。見た目はお目めぱっちり、ちょっと鼻が白いハンサムさんです。時々やれちゃうウィンクが得意技です(このウィンクは脳炎による可能性があるため、多い時はちょっとあせります)
2歳の時に急に歩けなくなり、CT検査で「脊髄空洞症」と診断されました。ステロイド剤など服用して、また歩けるようになり、薬も飲まなくてよくなりました。
そのままずーっと、2年に1回ほどのCTでも問題なく過ごしていましたが、ちょうど新型コロナが騒がれるちょっと前、左後ろ足の脱臼。処置で脱臼はいったんははまりましが、すぐに再脱臼。何とか立ち上がれ、歩行できるため、そのまま様子をみることに。
その後、新型コロナで世間が大騒ぎのころ、急にけいれんを起こすようになりました。CT検査で、左脳の画像から脳炎が疑われました。脳炎によるけいれんなのか、脊髄空洞症によるものなのか、よくわかりません。まずは、ステロイド剤やけいれん抑えの薬で様子をみることになりました。薬の効果はよく、けいれんをとりあえず抑えることができました。
と、けいれんが薬で落ち着いてしばらくしたら、今度は急に元気がなくなりました。今度は胆嚢粘液嚢腫。薬による様子見も考えられましたが、体力などを考え、すぐに手術して、摘出。お腹にざっくり、手術跡が・・・
それから、たびたび、いろいろなけいれん発作を起こして、そのたびに足に力が入りづらくなって、歩くのも見た目不自由になって、老化で目も核硬化症で見えにくくなって、どんどんわがままになっています。
脊髄空洞症と、足の脱臼の一番の負担となるのが、体重の増加。このポメラニアンは、胆嚢の炎症がある時も、ちゃんと食べれるくらい食欲が超旺盛。高級ドッグフードや高級犬用おかしは逆にお腹を壊して、飼い主のお掃除が大変になっても、本「ポメラニアン」はいたって元気。入院しても、入院食がおいしくて、残さずペロリの食いしん坊。そんな食欲旺盛食いしん坊の体重が増えないよう、毎月の動物病院での診察は、体重測定が一番のドキドキ(飼い主だけ)。たとえ300g増えるだけでも、通常3キロの体にしては、1割増えることに。人間で考えれば、50キロの人が5キロ増えるのと一緒。50キロの人の1キロの増加は、3キロの犬の60gの増加。なので、おかしはほとんどあげられず、1日2度の食事だけ。買い物で置きっぱなしの大根の葉っぱでも、キャベツでも、隙あらば!食べ過ぎれば、その後は、ピーゴロゴロさんになり、置きっぱなしにした飼い主後悔。
脊髄空洞症の負担となるのは、首への負荷もあるため、首輪はなし。もともと散歩ぎらいのため、運動は、室内歩きのみ。普段はカーペット、土、コンクリートの上を好き勝手に歩き、調子に乗れば、フローリングを2~3歩ツルツル滑りながら歩き・・・自由な歩行がリハビリになっているようで、足の不自由さの割には、安定した歩行ができているようです。
今日も、朝ごはんのあとに、ステロイドなど3種類の薬をのみ、お昼は免疫抑制剤、夜ごはんのあとは1種類の薬をのみ、元気に過ごしています。