カメは爬虫類(Reptile)
  カメはワニやヘビ、トカゲと同じ爬虫類の仲間です。約2億2千万年前にはカメの祖先(プロガノケリス)が地球上に現れたといわれ、その時代から歯が退化したことを除けば、たいした変化もせずに現在まで至っています。つまり同じ爬虫類であった恐竜が地球を支配する前からカメは現在まで生き続けている動物だということです。

爬虫類は両生類と混同されがちですが、一目でわかる特徴として皮膚の違いがあげられます。カエルやサンショウウオなどの両生類の皮膚は裸で、表面を湿らせておくための腺をたくさんもっています。これに対して、カメやヘビなどの爬虫類の皮膚は、表面の角質層が変化してできた鱗に覆われ、乾燥に耐えられるようになっています。これは、カメも例外ではありません。陸上に生息地を広げてきたカメは、体を鱗で覆うことによって、体内の水分の蒸発を防いできました。

爬虫類は鳥類、哺乳類とともに有羊膜類と呼ばれます。これらの動物では、胚は羊膜という袋の中で羊水という水環境に囲まれ、さらに鳥類と爬虫類では、その外側を丈夫な殻に包まれて産みだされます。そのため爬虫類は両生類と異なり、陸上で生活できるようになりました。

また、カメは脊椎動物の中でも、珍しい骨格の持ち主です。前肢を動かすための肩の骨が肋骨の内部についていることで、このような構造は他の脊椎動物には見あたりません。

恐竜とカメ