病気と予防
  カメも人間と同じように病気にかかることがあります。カメの体に下のような症状があらわれたときは、病気と疑って適切な処置をしてあげてください。しかし、大切なのは病気になってからあわてるよりも、普段から病気にならないように予防することです。そのためには、まずカメを毎日よく観察して、いつもの格好や行動をしっかりと見て憶えておき、カメに変わったことがおきたらすぐに発見できるようにしましょう。

 

症状.1 普段よりエサを食べなくなった。
いつも甲羅の中にもぐって、じっとしていて元気がない。
  温度が下がっているためです。カメは気温が低くなると体温も下がって、動きが鈍くなります。気温が下がる秋口からは、冬眠させないのであれば加温をする必要があります。
また、何匹か一緒に飼っていて、強いカメに脅かされている場合は、元気なカメは別にして様子を見て下さい。
   
症状.2 甲羅がデコボコしてきた。柔らかくなってきた。
甲羅のツヤが無くなってきた。
皮膚がカサカサしてきた。
  カルシウム分や日光浴の不足か、エサがかたよっているための栄養失調です。何よりも日光浴をさせることが大事です。ガラス越しでは紫外線を吸収してしまうので、外に出して日光浴をさせてください。また、栄養がかたよらないようになるべくいろいろなエサを食べさせるようにしてください。
   
症状.3 目がふくらんできた。白くはれてきた。
  ハーダー氏炎という目の病気です。水が汚れていると、この病気にかかりやすくなるので、こまめに水を替えるようにしてください。それでも目のふくらみがとれなかったら、ビタミンAの欠乏が原因かも知れません。ビタミンAを多く含んだ食べ物(トマト,ニンジン,貝のむき身など)や動物用のビタミンA剤をあたえてあげてください。
   
症状.4 頭や手足が膿んできた。
皮膚に白い綿のようなものがついている。
  小さな傷(互いに咬み合ったりしてできた傷など)から水生菌が発生して、膿んでくることがあります。やはり、水が汚れていると菌が発生しやすいので、水替えは怠らないようにしてください。
   
症状.5 鼻や口から泡のようなものを出している。
  日射病など気温が高すぎるせいです。涼しいところに移して体温を下げてあげてください。夏場の日光浴には特に注意が必要です。
   
症状.6 鼻水が出ていたり、口が開いたままで呼吸している。
泳いでいるとき、左右どちらかに傾いている。
  呼吸性の感染症(人間で言うところの風邪)です。カメの呼吸は浮力を維持する役目があるので、鼻が詰まるとバランスを失いまっすぐに泳げなくなります。治療法としては温度を高め(31〜34℃)に保ってください。
   
症状.7 甲羅がはがれてきた。
皮がぼろぼろむけて水にただよっている。
  甲板がきれいにはがれて、下の甲板がきれいに出ているようであれば、病気ではありません。カメが成長しているのです。また、手足の皮がむけるのは成長による脱皮です。ヘビのように形を残したまま脱皮するのではなく、ぼろぼろとむけるのです。