| ギザ10 重態! | 第54話 |
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冬眠体制に入って一週間もたたないある日の朝。事件は起こりました。
配偶者から電話がかかってきました。
配偶者:「 ギザ10が死んだ。。。どうしたらいい? 」 ボク :「 え?どうした? 」 配偶者:「 よう見ん。甲羅が割れてる。埋めたらいい?(涙声) 」 配偶者:「 あ、少し動いてる。でも・・・。 」 その言葉にボクは凍りつき、慌てて出先からとんぼ返りしました。 帰ってみて、まず目に入ったのは、パックリと割れたギザ10の背甲!!! 左足から右足にかけて斜めに亀裂が入って中が見えていました。 よくよく見てみると、名前の由来であった甲羅のギザギザは何箇所かが欠け、 腹甲の方も左の肛甲板(尻尾のトコ)が割れ、噛まれたであろう無数のキズ。 中には、深くえぐられたような痕もあります。血も少し出ていました。 でも、ギザ10は生きていました。動いていました。ヨカッタよー。ホッ! 配偶者から詳しく聞くと、庭の築山でわんこに弄ばれていたようです。 今年から新しく用意した冬眠用の発泡スチロール容器の中に入れてあったハズなのに、 脱走してお庭を徘徊しているうちに、どうもわんこに捕まったようです。 もう少し、気づくのが遅かったら危うかったかも知れません。
それからは、病院を求めて電話、電話、電話。 「 そちら、ひょっと爬虫類の診察はしてませんかー? 」 しかし、10件ほどかけたのですが市内では見つかりません。(>_<) しかも病院のくせに、186(番号通知)が必要なトコって結構あるのねー。 ふつー病院や店って非通知拒否にしないでしょ〜。 タウンページに広告載せているくらいなら、一言書いておけっての! その度にかけなおしで、無駄に時間と電話代を使わせやがって!(`-´メ) プンッ 最後に、以前カプがお世話になった病院に電話して、 やっと診察してくれることになりました。 実は、引越しをして家からかなり遠くなってしまったので、 後回しにしていたんですよね。(~~; 助手席に乗せた水槽にしっかりとシートベルトを止め、隣町の病院へ車を走らせました。。。 病院に到着。ボクの名前や住所を記入した後、カメの名前を聞かれました。 「 ギ・ギザ・・・。 」 恥ずかしくて、ギザ10とは言えず、名前は『 ギザ 』とだけ伝えました。 そう言えば、前のときにもカプリーヌって名が言えなかったなー。 あまり人に言えない名前は付けるもんじゃないですね。 あと、年齢。性別も聞かれたので、「 一歳くらい、性別は不明。 」と答えました。 すぐに診察室に入ったところ、先生が一言。 「 こりゃひどい。ひどいわ・・・。内臓までいってるかな? 」 やはり、かなり重傷のもよう。 すぐに処置に移りました。ざっと水で流してあったのですが、 まず、生理食塩水で傷口の不純物を洗い流し、次に消毒液で消毒してくれました。 次に、手術用のイソジンとかなんとかを垂らしてから、 透明なゼリー状のもの(接着剤?)をヘラで塗って固定。 その部分にドライヤーを当てて乾かして、 最後にテープ包帯のようなものでしっかり留めてもらい治療完了です。 先生はカメが痛がってのも分かるんですね。 イソジンを垂らしているとき、ギザ10は、首をググーッと伸ばして、のけぞるポーズ。 流行り言葉でいうとイナバウアー。傷口に染みて、とっても痛かったようです。 そのとき、先生は、 「 痛いだろうねぇ。 」 とやさしく言ってくれたのでした。 無事に処置は終わりました。全治三週間とのことです。 ただ、感染症が一番心配とのことで、液体の抗生物質をいただきました。 前にも苦労しましたが(第17話参照)、 口をうまく開けてくれないときは、鼻から入っても良いそうです。 傷口が化膿せず、ちゃんとくっついてくれれば良いのですが・・・。 大きいカメだと、ドリルで甲羅に穴をあけてワイヤーで固定することもあるそうです。 あと、テープ(包帯)は剥がれるまで触らないこと。 もちろん傷口が乾くように水の中には入れずに、飲み水とエサは小皿に入れて与えるようにと、 まるでリクガメのような水槽で生活することになりました。 また、エサを食べないときはハチミツを少し薄めて与えると 栄養になるとのありがたいアドバイスもいただきました。 これで、治療費3,800円ナリ。 何度見ても痛々しい姿ですが、早く治ることを祈ってます。
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