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第51話
2006.4.16

「 ・・・・・ 」


言葉にならない深い悲しみがボクを襲いました。



冬眠明けのカメちゃんに会える待望の日でした。 週末の天候の具合もあり、延び延びになって、今日その日を迎えたところでした。

南側に移すために、バケツに水を汲んでは捨て、汲んでは捨て と繰り返し、運べる重さまで水槽の水を減らしていました。 先だって、ブロックや石は取り除いておいたので、 ときどき水を汲む柄杓(ひしゃく)の先に「 コツコツ 」と当たる固い感触はカメちゃんなのです。 一度そのまますくってみました。ブィちゃんでした。 驚いたような顔を見せましたが元気です。

両の手にバケツを持って何度か往復した後、コツッと言う感触がありました。 また、すくってみました。誰かは判りませんでしたが、明らかにおかしな様子でした。 手にとって確かめてみると、言葉では言い表せないほど、見るも無惨な姿に変わり果てていたのです。

それは、モグちゃんでした。 普段から一番食欲が無くて、エサの食べ方もヘタでいつも皆に出遅れて、 小さくて心配していたモグちゃんでした。 頑張って太らせようと、いつもモグちゃんだけ一匹にして先にエサを与えていました。 それでも、冬眠前に蓄えた栄養分が足りなかったのでしょうか。 それとも、起こす時期を誤って、体力を消耗させてしまったのでしょうか。 もう少し早く、起こして上げれば助かっていたのかも知れません。 だって、二十日ほど前に探ってみたときには、確かに動いていたのに・・・。 昨年は、無事に冬越しできていたから安心していたのに・・・。

もうお分かりでしょう。
何れにせよ。モグちゃんは冬眠に失敗して永眠したのです。 取り返しの着かないことをしてしまったのです。

モグちゃん。ゴメン。
モグちゃん。さようなら。
そして、最後まで護ってやれなかったボクをお許しください。


しかし、ブィモンよ。首に大ケガをしているのは何があったか知らないが、 何故に体重が増加している??お前は冬眠中に何をしていたのだ!?