カメちゃんの居ない冬

第47話
2004.12.25

この冬は、カメちゃんの姿を見ることができません。そうです!!!初めての冬眠です。 屋内での飼育スペースを確保しづらかったり、 水替え等の世話をする時間が取れなさそうだったり、バイオバッグのコストや ケンカすることを考えたり・・・。 色んなことを考えて、冬眠させることにしました。

気温も下がってきた10月半ば。例年ならば屋内でぬくぬくのヒーター生活に移行するこの時期。 今年は水槽を北の日陰に移しました。一日の温度差が少ないちょうど良い場所です。 そこに水槽を据え、水槽内には落ち着いて眠りにつけるようにと、 ブロックや石で身を忍ばせるのにちょうど良いくらいの 狭いスペースを作りました。そして、落ち葉を大量に投入。これで安心して潜って眠るだろう。
・・・と思っていたのも束の間。まだまだひなたは日中20℃近くまで上がる南国高知。 食欲は無いながらも動き回っています。それに入れてあった落ち葉のせいで 水は茶褐色に濁り水面には白く「 アク 」のようなものが浮いてきました。 ちょっと虫のようなものも沸いて臭いも出てきました。

これはマズイと思って、落ち葉を全て取り出して、またきれいな水に取り換えました。 調べたところによると落ち葉はしばらく水につけて置いてアク抜きをしてから入れた方が良いそうです。 それに、毒のある葉っぱだったり虫が付いていたりするから何でもかんでも入れるのも良くないそうです。

最終的にオヤジの勧めもあって、田んぼの泥を底に敷き、落ち葉は少な目にしました。 しばらくは動いている気配がありましたが、今はもう何も聞こえません。 食欲の無かった冬眠前に動きすぎて体力を消耗してしまわなかっただろうかとか、 食の細かったモグはちゃんと越冬できるくらい栄養を蓄えてあっただろうかとか、 ボクにとっても初めての冬眠。何かと心配は尽きません。

しかし、もう落ち葉の下のカメちゃんの様子を伺い知ることはできません。
来年の春、元気な姿で再会できると信じて、少しばかりのお別れ。
カメちゃんの居ない淋しい冬です。