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「それなら、今度は、メトロス・ブロイヤー!」
「こっちは、スプレート・シルク!!水のカーテンだ!」
なんと、ピヨピの魔法はパドーダ王には、全然、歯が立たなかった。
「ふっ、ちょろいもんだ。」
「くそ〜〜」
一方、アカリは震えながら二人の対決を見ていた。
(どうしよう、このままじゃ。ピヨピが危ない。なんとかしなきゃ。でも・・・怖くて体が動かないよぉ。)
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(怖いよ、怖いよ〜〜。でも・・・ピヨピがやられちゃう。僕も勇気をだすぞ!)
「や〜〜〜〜〜〜っ!!」
アカリは、パドーダ王に突進していった。
ドーーン!!
「うわっ!」アカリの頭の角が、油断していたパドーダ王の心臓を貫いた。
「フフフ・・・。なかなか、やるな・・・」
パドーダ王の体が、ゆっくりと倒れていった・・・。
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苦しい息の下から、パドーダ王はピヨピに言った。
「ひよっこ、おまえに良い物をやろう。受け取れ。」
「え?」
すると、パドーダ王の指先から、青いキラキラした煙が出てきて、ピヨピの体の周りを取り囲んだ。
ピヨピは、パドーダ王の魔法の力が自分に入ってくるのを感じた。
「どうして、ぼくに力をくれるの?」
しかし、ピヨピが尋ねる前に、パドーダ王は力尽きてしまった。
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「パドーダ王!」
(パドーダ王のしたことは、村のみんなを苦しめていたけど、心の全部までが悪い人じゃなかったのかもしれない・・・)
ピヨピもアカリも、そう思うと、自然に涙が出てきた。
「さようなら、パドーダ王・・・」
二人は、パドーダ王に手を合わせた。
その時、アカリの姿が元にもどった!
パドーダ王にかけられていた魔法が解けたのだ。
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「わ〜い!もどった〜!」
「良かった、良かった!」
ピヨピとアカリが、手を取り合って喜んでいると、ゴゴゴゴゴ・・・という音が聞こえてきた。
「え?」
「大変だ!お城が崩れてきたよ!」
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