ピヨピはスーパーマン

第二十六巻 「ゴースト村(2)」 その1〜その5

EVA-file NO126〜NO.130
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アカリは、涙ぐみながら、ピヨピに今までのことを話した。
「ここは本当は『ペローダ村』という小さくても幸せな村だったのさ。でも、ある日突然、お城が現れたんだ。そしてパドーダ王がやって来て、
『今日から私がこの村の王である』と言って、みんなに魔法をかけてしまったんだ。ぼくも、前は普通のクマだったけど、隠れてるところを見つかって、パドーダ王にバケモノに変えられちゃったんだ。おまけに、逃げてたら、こんな暗くて怖い穴の中に落っこちちゃったのさ。もう、怖くて怖くて死にそうだったところへ、君が落ちてきたんだ。」

「ふ〜ん、そうだったのか〜。」
「それにしても、何とかしてここを出られないかなぁ。」
ピヨピは、ふと、上を見上げた。すると、うっすらと光のもれているドアのようなものが天井にある。
「ねえ、あそこから出られないかな?」 「このロープを引っ掛けて見よう。」アカリは、側にあったロープを投げてみた。すると、上手く引っ掛かって、ドアが開いた。
「よしっ!脱出しよう!」
ピヨピとアカリは、ロープをのぼっていった。

ロープをよじのぼり、ピヨピはお城の床に戻ってきた。
すると、誰かの笑い声がどこかから聞こえてきた。
「ふっふっふ・・・よく戻ってこれたな。弱虫のアカリと、ひよっこ!」
「あっ!お前がパドーダ王だな!?」

パドーダ王の姿を見て、怖がり屋のアカリは、ガクガクブルブルと震えている。
ピヨピは、パドーダ王の前に立ちはだかると、 「パドーダ王!今すぐ、村のみんなを元の姿に戻すんだ!」と言った。
「フン!生意気な。ここは私の国だ。私のお陰で怖い姿にされたから、誰も寄り付かず、よそ者に攻められることもなく静かに幸せに暮らせるんだ。私は尊敬されるべき王なのだ。さからう奴は消えてもらう!!」
言うが早いか、パドーダ王は腰の剣を抜くと、ピヨピを襲ってきた。
「タァーーーーッ!!!」

「ひぇ〜っ!ひぇ〜っ!」パドーダ王の素早い剣から必死で逃れたピヨピは、
「メトロス!!」炎の魔法で反撃した。
しかし、パドーダ王が
「スプレート!!」と唱えると、炎はあっと言う間に消えてしまった。
(・・・つ、つよい!)


アカリとともに、穴から脱出したピヨピの前に、パドーダ王が立ちはだかる!
パドーダ王は手強いぞ!がんばれピヨピ!!
次号につづく。

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