ピヨピはスーパーマン

第十七巻 「とけいの国」 その1〜その5

EVA-file NO81〜NO.85
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「そういえばこのごろ、体をきたえてないな〜。ピヨコをさらったヤツに勝てるかな〜。」
とぼとぼと歩いているピヨピの前に、うつくしい女の人があらわれた。 「ようこそ、とけいの国へ。わたくしは、とけいの女王です。」

(わ〜、とけいの女王さまか。きれいだなぁ。)
ピヨピがうっとりと見とれていると、どこからか、大きなこえでさけぶ者がいた。
「だまされちゃダメよ!そいつは女王なんかじゃない!」
「え?」
ピヨピは声のする方を見た。「きみはだれ?」
「わたしは、とけいちゃんよ!その人は、とけいをこわす、悪いまじょなの!」
「とけいちゃん、なにを言っているの?」
とけいの女王は、やさしくきいた。
「とぼけたって、だめよ!くらえ!!」
とけいちゃんは、自分の顔のとけいの針をはずすと、女王めがけてなげつけた。

「やめて、やめて!」
とけいの女王はひっしで、とけいの針から身をまもった。
「フン、やるじゃない。こんどはこれよ!くらえ!!」
とけいちゃんは、自分の頭のベルを思いきり投げつけた。
ビュ〜〜〜ン、ドカン!!
こんどは、女王の顔にめいちゅうして、女王はたおれてしまった

おきあがってきた女王の顔は、まるで変わっていた。
「よ、よくも、ワタクシの美しい顔にきずをつけたわね。ゆるさないわ!たかが、とけいのくせに!!」
女王はものすごい怖い顔をしながら、ぐるぐると回りはじめた。すると、いなづまが、とけいちゃん目がけて走っていった。
バチバチバッチ〜ン!!!!
いなづまは、とけいちゃんにあたり、とけいちゃんは、ばったりとたおれてしまった。

「とけいちゃん!!」ピヨピは、とけいちゃんにかけよった。
しかし・・
「わたし・・・が、とけいの国の、さいごの生きのこりだった・・・・の・・(ガクッ)」
とけいちゃんは、そう言いのこすと、動かなくなってしまった。
「と、とけいちゃん・・・」
あやしく笑う女王を見たピヨピは、今ようやく、そいつがニセモノの女王だということがわかったのだった。
「ゆるさない・・・けっとうだ!!」

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