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ショックを受ける間もなく、ねずみさんが慌てて飛んできた。
「大変です!へんな男がきみをさがしています。それも、ころすといっている!今すぐにげなさい!」
「まさか、あのくろ男!?」
「さあ、早くにげて!」
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「さあっ!早くおにげなさい!」
ピヨピはねずみさんの家のうらぐちから走ってにげだした。
しかし、目の前は海。
「泳いでにげよう。ピヨコに会うまでぼくは死ぬもんか!」
ピヨピはかくごをきめると、海の中に飛び込んでおよぎだした。
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「ふぅ、何とか島までたどりついたぞ。つかれた〜。でも、ここはどこだろう?」
重い足をひきずりながら、ピヨピは歩いていた。
そのとき、どこからか小さな声が聞こえてきた。
「きゃっ!!まって!!ふまないで〜」
「だ、だれかいるの!?」ピヨピは、あたりをきょろきょろと見まわした。すると、みどりの服とぼうしをかぶった、小さなこびとさんが、ピヨピの足元にいた。
「こんにちは。ここは、こびとの国だよ。」
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「わ〜、こびとさんって小さいなぁ。あ、そうだ、こびとさん。この女の子を見ませんでしたか?」
ピヨピはピヨコの写真をこびとさんに見せた。
「う〜ん・・・・あっ!この女の子なら、水の国に行ったよ!!」
「ホントかい?やった!ピヨコは生きているんだ!」ピヨピは、また希望がわいてきた。
「でも・・・」こびとさんは続けた。「・・・もう、水の国はないと思います。」
「え?な、なんで?」
「今は、ほのおの国に支配されていると思います。ほのおの国の人たちは怖い人たちですよ。」
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「ほのおの国・・・」(ごくっ。熱そうだな・・・)ピヨピはそう思った。
「でも!ぼくは行く!!そこにピヨコがいるなら。こびとさん、おしえてくれて、どうもありがとう。」
「気をつけてね。さようなら。」
ピヨピは、こびとさんに別れをつげると、今はほのおの国になっているかもしれないという水の国をめざして歩き出した。
(ピヨコを今度こそ見つけるんだ・・・)
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