1.飛行機選び 2.伊丹まで 3.伊丹→成田 4.成田→ダレス 5.ダレス空港 6.ホテル(ハンプトン・イン)
7.メトロ 8.ホワイトハウスへ 9.Shops 10.ワシントンDCダウンタウン 11.ホロコースト記念館 12.ホテルへ
13.再びホテル 14.宅配ピザ 15.夜 16.朝飯 17.Mr. Furguson 18.会議 19.昼寝 20.夜(2日目)
21.サイト視察 22.フェアオークスモール 23.タイ料理 24.夜(3日目) 25.タイソンコーナー 26.タク
27.ドラゴンハウス 28.セブンイレブン 29.ダレス空港へ 30.再びダレス空港
初めての1人での海外旅行(出張だが)、いろいろと面白いことが起こるので、日記に書くことにした。
1.飛行機選び
一応比較見積もりをして、一番安いので行かないとあかんらしい。最初に頼んだところが3経路出してきたんだが、どうやらデトロイト経由が一番安く、かつ早いようだ(ノースウェスト)。しかし、キャンセル待ち。おいおい。飛行機取れんかったらどうなるんだろう。と思ってると、よそから「成田からダレスへ直行のANA便があります」と紹介された。インターネットの航空会社比較サイトで見ても、ANAは4位(1位はカナダ航空)NW、UA共にすごく下のほう。「そら、ANAあるならANAやろう」ということで、会社にはANAの便でなきゃ行けないことにして、ANA限定で比較見積。面白そうなので、比較.comにも調べさせたら、さすがにこれが一番安かった。が、なぜか伊丹−成田間がキャンセル待ちなので却下。結局NWのデトロイト経由(最後までキャンセル待ち解けず)より2万円程高くなった(9万に対して11万)が、ANAで行くことにした。
2.伊丹まで
ということで、伊丹→成田→ワシントン(ダレス)とANAで行くことになったのだが、伊丹発がなんと8時。6時半には着かなあかんな、ということで、しょうがないから京阪樟葉までタク(約3000円)で行って、門真乗り換えでモノレールで行くか、と思って調べたら、樟葉5:10。ヒーン、これは4:30にタクか?と思って、しょうがないのでMKを呼ぶためにホームページを開いてみると・・・、なんと、伊丹まで2000円て書いてあるではないか。めちゃめちゃラッキー。樟葉まででも3000円払うつもりやったのが、伊丹まで2000円とは。とういことで、早速予約。なんと、5:30出発でいいことに。さい先いいぜ。
3.伊丹→成田
24てえらい前やなと思ってると、なんとビジネスクラス。これはラッキー。なんとも快適だが、たった1時間はもったいないな、などと思ってるうちに着いてしもた。
4.成田→ダレス
なんと、ピカチュージェット(ジャンボ?)。みどちんに自慢するために写真撮影。
今度も31番と若いので、もう一回ビジネスやったらええのにな、と期待に胸をふくらませるが、残念ながらエコノミーの4番目ぐらい。
隣はどんな人かな、と思ってると、隣はいなくて、その横がタイ人(多分)のおばはん(ひょっとしたら若いかも。顔はアリヤンタさんにそっくり。ということは、インドネシア人か?)
で、そのおばはんと「隣は誰もいないみたいですね」などと話をするが、お互い英語は苦手みたいで、会話はそれっきり。ちなみに、そのおばはん、もう6月というのに真冬のコートを着とる。
前、アメリカ行った時、ユナイテッドで行ったら、前の席との間隔が異様に狭くてつらい思いをした(175cmの俺が狭いのに、200cmぐらいある西洋人はどないしとんねん。あれ、ブッチャーは絶対座れへんで)が、ANAだけあってさすがにちょっとまし。それに、横がいないのも気楽でよろしい。ただし、サービスは別に普通のような気がした。ま、外国の飛行機と違って、機内食で得体のしれんもんを食わされんだけいいってとこか。もちろん、日本語なのも気は休まるが、今回は英語の修行という意味が半分ぐらいあることを考えると、外国の飛行機でもよかったなっていう感じ。
5.ダレス空港
何事もなく入国審査、税関を通り抜けると、11:00過ぎ。さて、こっからホテルへ電話するか、いやしかし、初めての英語が電話はつらかろう、などと葛藤し、とりあえず様子を見るために外へ。そしたら、ホテルのシャトルバス乗り場みたいなのがあったので、「呼ばな来いひんやろな」と思いながらも、「とりあえず5分ぐらい待ってみるか」と思って、3分ほど待ったら、なんと、来た。俺の他にアメリカ人の夫婦が乗ったので、多分彼らが電話したんだろう。これはラッキー。
6.ホテル(ハンプトン・イン)
ということで、ホテルに着いたら11:30。チェックインは無理やろうけど、荷物だけ預かってもらってワシントンDCに繰り出すか、と思ってたが、異様にあっさりチェックインさせてくれた。11:30と行っても、13時間の時差があって、日本の24:30。5時起きだったこともあり、既に結構眠かったが、「ここで寝たら時差ぼけまっしぐら。それに、明日以降外人と英語でしゃべるネタ作りのためにもいろいろ経験しとかねば」ということで、1時間ほどうだうだした後、ワシントンDCへ繰り出すことに。
7.メトロ
DCへは、タクでヴィエナっちゅうメトロの終点まで行ってメトロに乗車。案の定、切符の買い方がわからんわい、と思って右往左往していると、あやしげなおばさんに「切符代貸してもらえませんか」と声をかけられる。思わず$5ほど渡しそうになったが、"I
have no money."と言った後は無視。早く立ち去りたいんだが、切符が買えない。3分ほど努力した結果、なんとか$5の1日パスを自力でゲット。その間おばはんはずっと横で見てて、買えたのを見るや「買えましたか。よかったね」と声をかけられた。ひょっとしていい人だったのか?(なわけないが)
8.ホワイトハウスへ
最初の目的地はホワイトハウス。予定の最寄り駅で降りたはいいが、地上へ上がると予想通り方向がわからん。地図によると、ここはI-17thのはず(京都と一緒で、A→Zと1→40ぐらいの碁盤の目になってる)。目的地はK-15〜16。看板を見ると、どっちがIでどっちが17かはわかった。それでも目印がないので、どっちに進むべきかどうしてもわからない。ここで俺の勘に頼ると100%間違うねんで、と思いながら、太陽の位置とかも見ながら、とりあえず16thストリートを目指すことにした。すると、たどり着いた次の通りは、なんとK(Jはないらしい)。何をやっとんじゃ、俺は。しかも、やっぱり逆方向やないかい。(現在の大隅注:このおもしろさがわからん人は、自分で碁盤の目をかいて、K〜Hと15〜17ぐらいの番号をつけて、俺の思考と行動を検証しましょう)
ともあれ、場所と方向が確実になったところでホワイトハウスへ行ったけど、70近くのじじいが完全に自分の世界でフィギュアスケートを踊ってたのを除いては、特になんてこともない。で、予定ではShopsっていうショッピングモールの中で昼飯を食おうと思ってたのだが、なんだか祭りのような音が聞こえるので、つられてそちらへ。すると、そこに待ってましたとばかりに屋外のテラスで飯を食えるレストランがあったので、そこで飯を食うことに。
ボーイに「今日は祭りか?」と聞くと、「フィリピン祭り」だそうな。なんでアメリカに来てフィリピン祭りを見とるんだ、俺は?と思ったが、まあ気にしないことにして、昼飯。どうでもいいけど、既にめちゃめちゃ眠い。14:30ということは、朝の2時半。そりゃ、眠いわ。
9.Shops
ガイドブックによると、「100件あまりのショップ&レストランを展開するショッピングモール」とあったので、ちょっと早いが今後ゆっくりみやげを買う時間もないかもしれんし(既に完全に観光気分だが、よく考えると出張なんだった)、先に土産を買っとくか、と思って来たのだが、異様にしょぼい。店なんか10軒ぐらいしかない。というのは嘘だが、どっからどう見ても100軒の店なんか見あたらない。それに、閉まってる店もあるし。そもそも、客がほとんどいない。どうなっとるんだ、これは。ここはパラダイスか?
ということで、逃げるようにモール(もどき)を出た。このモールのどこに100軒以上の店があったのか、未だに深い謎に包まれたままだ。
10.ワシントンDCダウンタウン
店を出ると、いってしまった顔をした黒人に「酒をくれ」と2回(別人)も声をかけられてしまった。そもそも、Shopsだけじゃなく半分以上の店が閉まってるし、人影もまばら。ワシントンて、日曜は眠ってしまうのか?まあ、レストランは平日にもうけるのかもしれんが、ブティックやモールまで日曜にはやらなくていいのか?大丈夫かワシントン?とてもアメリカの首都とは思えんわい。ま、淀屋橋と思えば日曜はこんなもんかもしれんが、大阪と比べたら大阪のボロ勝ちやな。
ということで、みやげは買えんかったが昼飯も食って、次は予定通りメトロに乗ってホロコースト記念館に行くことに。
ここで、予定では赤のラインと青のラインが直角に交差するメトロセンター駅(御堂筋線と千日前線が交差する難波駅と思えばわかりやすいか)で青のラインに乗って2つ目の、スミソニアン駅で降りることになっていた。で、駅にはいると、赤と青のラインがほんとに立体的に直角に交わっている。で、ここで間違っても赤に乗らないように、ということで、慎重にキョロキョロ見てたら、「こっちが赤」と書いてある表示を発見。ということは、こっちが青だな、ということで、ひとまず安心したが、またまたどっち向きの電車に乗っていいのかわからない。迷ってるうちに電車がきたが、それでもどっち向きかわからんので、ここで一か八か乗って、次の駅を見て判断することに。
正しい方向ならFederal Triangle駅、間違ってたらMcPherson Squareやな、ということで、次の駅について、間違ってたら飛び降りなあかんし、目を皿のようにして駅名を見た。すると、ここで信じられないことが起こった。なんと、駅名は"Farragut
North"・・・???どこだ、それは?俺はしらんまに眠ってて、一駅とばしたのか?しかし、2つ先も2つ前もその駅名ではない。完全にパニックに陥ったが、とにかく間違ってることだけは間違いないと判断して、飛び降りた。
そして、じっくり探してみると、なんと赤の駅ではないか。あんなに慎重に判断したにもかかわらず、なんと赤のラインに乗っていたのだ。(後から考えると、「ここが赤のホーム」と矢印付きで示してあった表示を、俺は「これが赤の進行方向」と書いてあると勘違いしたのだ。英語でなんと書いてあったのか、いや、文字が書いてあったかどうかも不明。俺は赤色と矢印だけを見て上のように判断した。)
ということで、赤を一駅戻って乗り換えなあかんのだが、異様にめんどくさくなり、幸いその駅は青の2つ前の駅と結構近かったので、一回地上へ出て、青の駅まで歩き、そっから本来2つでよかった(間違った方向へ行ってても3つでよかった)ところを4つ乗って、なんとかスミソニアン駅へ。
地上へ出たら、やっぱり方向がわからない。しかし、考えてもどうせ間違うわい。ということで、えいっ、とこっちと思う方向へ行ってみた(一応根拠もあった)ら、今度はなんとかあっていたようで、無事ホロコースト記念館へ。
11.ホロコースト記念館
やっとのことでホロコースト記念館へたどり着いて、お金がいくらいるかな?と思ったら、ただだった代わりに、飛行機に乗るのかと思わんばかりの身体検査をされた。
で、中へ入っていくと・・・・なんと、メインの博物館が閉まってる。うろうろしてるうちに時間が過ぎたのか?と思ったが、4:30。5:30までって書いてあるやんけ、と思ったが、交渉する英語力もないのであきらめた。トホホ。
12.ホテルへ
ということで、再びメトロに乗って、トホホな気分でホテルへ。行きはヴィエナ駅までタクだったが、帰りはそんな駅にタクがいそうにない。調べると、ヴィエナの2個前のWest
Falls Chrch駅から空港行きのバスが出てるらしい。そこで、それで空港まで行き、空港でホテルのシャトルバスを呼ぶという作戦をとることにした。
メトロに乗ってる間中眠くて仕方なく、それでもWest Falk Churchではなんとか降りねば、とがんばって、なんとか目的の駅で降車。
見つかるかどうか若干不安だったが、バス停を探す。が、いくら探してもバス停がない。その代わり、タクシーがいたので乗りそうになったが、「ヴィエナまででも$22かかったのに、あと2駅足したら、下手したら$50コースや」ということで、ぐっと我慢し、「ここにタクがおるなら、ヴィエナにもおるんとちゃうか」ということで、とりあえずヴィエナまで行ってみることに。で、駅に戻って気がついたのだが、なんとそこは"East
Falls Church駅"。ややこしいなあ。そら、間違うで。こっちは時差ぼけで眠いのに。と、なんだか悟りを開いたのか、腹も立たなくなってきた。しかし、普通の人は旅をするとこんなに間違うものなのか?
その後は「ヴィエナにタクがいる説」が的中し、無事ホテルへ。
(ネタはいっぱい作ったが、実はほとんどまともに観光地を見てないことに気づいて愕然)
13.再びホテル
さて、ホテルにたどり着いたはいいが、晩飯を食うところを探さないといけない。まず、ホテルの中で探すが、ちょっとしたおかしとジュースは売ってるが、他には見世羅敷物が何もない。そもそも、このホテル(ハンプトン・イン)$129/日もするくせに、まるっきり高級感が漂わない。コップは使い捨てのプラコップだし、歯ブラシさえついてない。フロントの女の子もバイト丸出しのやつがやってることが多いし。ま、つまり、高級ではなくて、むしろ大衆的なホテルなんだが、それでいて$129/日とはどういう物価や?と思ったが、よく考えると、部屋の広さはスウィート並に広い。ソファもあるし、ベッドは枕が3つあって、シングル×2ぐらいの広さがある。
調べると、今はオフシーズンなので$129/日だが、通常$140/日で、2人以上で止まると$145/日らしい。つまり、1人泊まっても2人泊まってもほとんど同じっちゅうことやね。そう思うと、2人用の部屋に1人で泊まってるんだから、高いのも仕方ないか。でも、1人用の部屋も作ってくれよ。
14.宅配ピザ
で、ホテルの中で飯を食うのはあきらめて、外へ。が、若干不安には思っていたんだが、歩いて行けるとこにはほぼ何もない。左右のお隣さんはなんとか歩いていけるが、片方は貸しトラック屋のトラック置き場。もう一方は、シャンデリアとかが売ってるお店。前の通りは中央分離帯のある片側4車線の高速道路というイメージで、とても生きて歩いて渡れるとは思えない。そもそも、歩いてる人など1人もいない。
これは困った。とてもじゃないが、外で晩飯は無理だ。
ということで、不本意ながら、ホテルでルームサービスを頼むことに。と思ったが、ルームサービスもない。(後で分かったが、ルームサービスのメニューをくれと注文したらもらえたようだ)
いよいよ困った。これは、最初に部屋に入った瞬間にテレビの上に置いてあったので目についた宅配ピザを頼むしかないのか?
ありったけの情報を集めた結果、デリバリーしてくれる店はピザ屋が2軒とイタメシが1軒、それにKFC。早くもおなかがもたれてスパゲッティという気分ではないし、KFCは「デリバリーは最低$8から」となってるが、$8って8ピース。2ピースとコールスローじゃとても$8にはならんし、ドリンクもペプシしかない。それに、それを足してもまだ足りない。ということで、却下。
しょうがないので、ピザに決定。1軒は$8以上制限がついてたので、一応何も書いてないPAPA
JOHNSというとこに決定。ラージにすると$8を超えるし、電話で「$8以上じゃないと持っていけない」とかややこしいことを言われると分からなくて困りそうなのでラージにしようかと思ったが、「ここはアメリカだけに、スモールでも全然スモールちゃうねんで、きっと」と思い直して、スモールを頼むことに。
さて、いよいよ電話。文をあらかじめよーく練った上で、「ハンプトンイン・ダレスエアポートに泊まってる者ですが」と言ったつもりが、どうも「ここはエリア外だ」というようなことを言われて、ジャンと切られた。お前、俺はホテルに置いてある広告見て電話してんねんから、エリア外はないやろ、どっか違う店につながったのかな?ということで、もう一回電話。しかし、同じ人が出たようだ。迷ったが、他に言葉も見つからないので、再度同じことを言うと、「受話器を置け」と言われて切らされた。どないなとんじゃ?
困ったが、ここはフロントの姉ちゃんにメニューを見せながら注文することに。姉ちゃんが電話すると、○○ホテルとも名乗らずに「注文していいか?」から会話が始まってなんなく注文完了。「そうそう、今電話した人の分だ」とかも言ってたな。姉ちゃんによると、「違うホテルから電話してると間違えた」らしい。って、ここはハンプトンイン・ダレスエアポートだろ?名刺にもそう書いてあるやんけ、と釈然としないものを抱えながら部屋へ。
ほどなくやってきたが、俺の注文はメニューによると$7.65。、しかし、$7.99と言いよる。なんでや。宅配料をとっとんのか?チップも合わせて、結局$9払ってしまった。
で、スモールピザだが、予想通りでかい。というか、ぶ厚い。めっちゃがんばったが、食う前から胸焼けしてたこともあり、1/6残してしまった。(残した1/6を見てもでかい。みっちゃんなら、これ一切れでおなかいっぱいになりそうだ)
15.夜
とにもかくにも飯を食ったし、もう死ぬほど眠かったので、20:00に就寝。
と思ったら、めちゃくちゃ深く眠ってる時に電話が。なんじゃなんじゃ?と思ったら、FAXが来たから取りにこい、と。時間は21:00。眠って1時間。一番深い眠りの時やんけ。もう、勘弁してくれよ。誰かと思ったら会社から。困ったことが起きたから電話せい、と。日曜の夜にwhy?と思ったが、13時間足してみると朝の10:00か。このまま寝ようかと思ったが、朝になったらむこうは夜だし、仕方がないので電話することに。
16.朝飯
途中でじゃまは入ったが、やはり疲れていたようでよく眠れた。
朝飯無料と書いてあったので1Fへ。これまでの様子から期待はしてなかったが、予想通り安っぽいヘビーなドーナツやパンが並んでる。ドーナツ1個と卵の混じったような食パン、オレンジジュースにヨーグルト、途中で見つけたケロッグのコーンフレークに牛乳かけたやつとコーヒーを取った。食べ過ぎ。ヨーグルトも予想通りめちゃめちゃ甘い。食に関してはすべてが予想通りヘビーじゃ。
17.Mr. Furguson
いよいよ仕事開始。8:30、ロビーで待ち合わせ。不思議と緊張はしない。8:30きっかりにそれらしき人が入ってきた。非常にさわやかなおじさんだ。
18.会議
相手は男3人に女1人。こっちは1人。1日中会議をしたんだが、遊びじゃないので全て理解せなあかんし、ものすごい集中力で英語を聞いたで。パワーポイントを使って説明してくれるとほぼ分かるが、そうじゃないのはどうしても完全にはわからん。
昼飯を食いに行く時、車の中でもしゃべったが、車で後ろから話しかけるのはやめてくれ。日本語でもわからんことがよくあるのに。
それに、女の人(ケリアン)の英語は特に聞き取りにくい。分析した結果、どうやら話すスピードに依存するのではなく、文法通り話してくれるかどうかで決まるようだ。ケリアンは若いせいかかなり口語体で話してたみたい。質問されてることだけはよく聞いて答えようと心がけてたんだが、「To
・・・・・・・・・・・, ha?」とか言われても困るっちゅうに。最初から「これは質問ですよ」って言ってから話してくれないと。
ということで、ケリアンには質問されても答えられないというのが続き、かなり気まずい。(きっと)
19.昼寝
むこうの配慮か、15:00頃に話が一段落したところで、「電話しないといけないから、17:00過ぎまで待っててくれ。一旦ホテルに戻るのとオフィスで待ってるのとどっちがいい?」と聞くので、もちろん「ホテル」。
ホテルに着くやいなや眠ってしもた。1時間ぐらいだったが、この昼寝は気持ちよかった。
20.夜(2日目)
この日は晩飯も連れて行ってもらったので、何のハプニングもなく、明日は7:00出発で800kmドライブせなあかんので、21:00に就寝。
が、眠れない。全く。しまった、昼寝のせいだ、と気づいたが、時既に遅しで、時差ぼけまっしぐら。無理矢理でも寝とかなあかんと思って寝てたが、一睡もしてない気分。
21.サイト視察
ということで、朝7:00に出発して、Blaylockというおじさんとドライブ。幸い、この人の英語はよく分かる。寝不足の影響も感じさせず、朝は元気だ。
2カ所のサイトを視察後、帰路へ。15:00頃に急遽電池が切れたようで、眠い。お互い話すこともなくなったし、寝よっかな、と思って横をちらっと見ると、おいおい、おっさん、寝そうやないかい。あわてて、必死でネタを探して話しかける。おかげでおっさんはなんとか持ち直したようだが、こっちは眠い。
なんとか寝ずにめちゃめちゃがんばったつもりだったが、「帰ったら寝るか?」とか言われたので、やっぱり寝てたんだろうな。
22.フェアオークスモール
16:00ぐらいにホテルに帰ってきて、眠かったが、昼寝をすると夜眠れないという教訓もあったし、初日に買い物するつもりがShopsのあまりのちょろさに何も買えなかったこともあり、10mile離れたところにあるフェアオークスモールへ繰り出すことに。
タクシーでモールに着いてみると、「これやん、これやん」っていう感じの、いわゆるショッピングモール。平日の昼間だが、結構にぎわってる。
9割ぐらいの土産を購入し、帰路へ。予想通り帰りの足がなくて困ったが、informationのおっさんに「どうやったらタクに乗れるか」と聞いたら、どこそこにいるおっさんが呼んでくれる、ということで、一件落着。
23.タイ料理
さて、問題の晩飯。フェアオークスモールへ行く途中、ホテルから多分歩いて10分以内と思われるところにセブンイレブンを発見。その横にレストランらしきものを含む10軒ぐらいの店があることも発見したので、そこへ行ってみることに。いい店なくても、最低セブンイレブンで飢えはしのげるだろう。
で、レストランを探しに店のほうへ。
さて、1軒目。あれ?この店つぶれたのかな?と思わせる雰囲気で、ブラインドが閉まってて、中も暗い。と思いながら歩いてると、窓際で中国人(いや、ベトナム人ぽい)おっさんが箸で麺類らしきものを食べているではないか。なんと、この店、つぶれてないどころか、開いてるのか?入り口らしきとこへいったが、やはいrとても開いてるようには見えない。辛うじて名前が「ドラゴンハウス」であることが判明。そのままやな。ミムがいたら「この店行きましょ」と言うんやろな、と思ったが、あまりのやる気なさに却下。
次に、明るくて、少なくともここは行けるやろうと思っていたところが、もう営業終了らしい。いい店がみつかるかどうか不安になってきた。
その他も、中が全く見えなくてSM小屋であってもおかしくないような出口から人が出入りしてたりして、「ここってやばい場所とちゃうやろな」などと、どんどん不安増幅。
一軒はやってる店をみつけたが、こちらはえらい盛況で、いすが足りないのか、西洋人がいっぱい立って酒を飲んでいる。さすがにここに入る勇気はない。
そうこうしてるうちにあと3軒。こりゃ、ドラゴンハウスかセブンイレブンのどっちかやな、と思ってると、タイ料理の店を発見。全く人は入ってなさそうだが、やってることはやってるようだ。再び、なぜかミムの顔が浮かぶ。
ということで、中に入ることに。タイで食った揚げ麺の料理がおいしかったので、それを注文しようと必死で説明を読むが、わからん。カオサイ(はギャラクシーやな)とか、ハイサイ(はおじさんやな)とか、そんな名前やったと思って探すと、タイサイらしき名前の麺を見つけたので、それを注文。
残念ながら、ラーメン、ただし、麺はきしめんの細いやつって感じのもんが出てきた。一緒に調味料が4つ。お好みで入れろ、と言われたが、こりゃ、うかつに入れたら死ぬんちゃうんかい、と、慎重に物色。タイで食ったときに辛くて死んだシシトウの漬け物みたいなやつを発見。「これはめちゃめちゃ辛いんちゃうんかい」と言うと、「そんなことない。ミディアムです。これとこれはスパイシー」と店員。ほんまやろなあ、と思いながら、ミディアムの2種類を入れて食ってみると・・・やっぱりめちゃめちゃ辛いやないかい。恐るべし、タイの女。これでミディアムやったら、スパイシーはどんなんやろう、と思ったが、よう手を出さんかった。スパイシーを入れてミムに食わせたかった。
それにしても、この店、客が誰もこない。結局、俺がいる間一人も入ってこなかった。どころか、店の外を通る人さえも一人しか見んかった。
辛かったけど、味はおいしくて、食い終わるともうちょっとだけスープを飲みたいな、となって、結局全部飲んでしまうというチゲ鍋状態。へんな香草が入ってない分、タイで食ったタイ料理よりうまかった。
でも、この店つぶれるな。間違いなくつぶれる。いくら対人とは言え、ここはアメリカだから物価も高いし。味はいけてるだけに、うまく宣伝すればはやりそうなもんだが。
しかし、タイ料理の店にいると、アメリカであることを忘れる。すっかりタイ、というか、中国っぽいが、中国にいるような気分でビールを飲んでると、外にバリバリのアメリカ人が通ってびっくりしたりした。
24.夜(3日目)
昼寝をしなかっただけあってぐっすり眠れた。
25.タイソンコーナー
午前中打ち合わせをし、午後は全米で1,2の大きさというタイソンコーナーショッピングモールで降ろしてくれるらしい。そんなことなら、昨日無理してモールに行かんでもよかったんだが。
確かに大きいんだが、昨日のモールとそう変わる気もしない。あらかたショッピングも済んでるので、文化を観察するためにいろんな店に入ってみる。
まあ、日本とアメリカの文化はそう変わらんな。食べ物関係がやたらとでかいことを除いては。
さて、ここは昨日よりもさらに遠いので、どうやって帰るか難しい。直にタクでは$50以上やろな。
どうやら、バスに乗るとメトロの駅へ行けるらしいので、バス−メトロ−ヴィエナからタクというルートをとることに。バスは50セント。安い。
まあ、しかし、何事もなくメトロの駅へ。難なくヴィエナへは来れたが、タクがいない。こないだは日曜で暇だったからたまたまいただけか?
26.タク
5分ほど待ってみたが来ないので、ガードマンのような黒人のおばちゃんに「タクに乗りたいんだけど」と話し始めた瞬間、真横にタクが。無言でタクを指さされるにとどまる。
「ハンプトンイン・ダレスエアポート」と告げるが、これまでどうもこの名前は通用しないので不安だったが、運転手が分かったような顔をしたので、ま、いっか。が、いきなりこないだ帰ったときと違う道へ。でも、多分、渋滞しているので抜け道を通るんだろう。
ワシントン周辺の渋滞はなかなかのもんで、通勤の時間(朝も夜も)となるとものすごい列。バイクにしたらいいのに、と思うが、バイクは1台もいない。ハイウェイは二輪禁止かな?この様子なら、渋滞は日本のほうがましのような気がする。
さすが抜け道だけあってスイスイ行けるが、このおっさんの運転、めちゃめちゃ怖い。抜け道だけに狭い道やのに、ブイブイとばして、いつ事故っても全く不思議ではない。こっそりシートベルトをしようかと思うが、気が悪いかなと思って我慢する。もう、ほとんど安全の保証されていないジェットコースター状態。
と、なんと抜け道が通行止めに。「オーマイガー」
そっから、おっさん、あっちへウロウロ、つかえたらUターンと迷走を始める。割と有名な抜け道のようで、通行止めをくらって戻っていく車で大渋滞。おっさんは意地でもつかえる道は嫌みたいで、メーターがどんどん上がるのもお構いなしにあっちうろうろ、こっちうろうろ。もう金はええから、ちゃんと連れて帰ってや、とあきらめの境地に。
そうこうしてるうちにハイウェイに出た。確かに一度もつかえる道で並んだりはしなかった。さすがだ。
が、ハイウェイがすいてる。お前、それやったらもっとはよハイウェイ来たらよかったんとちゃうんかい。
まあ、ともあれ、おととい$22だったところが$38もかかったが、なんとか到着。と思ったら、ホテルが違う。確かにハンプトンインだし、すぐ近くに空港も見えるが、俺のホテルと違うよ、おっちゃん。
俺のホテルはここだ、とホテルの名刺を出す(最初から出せという噂もあるが)と、「オー、今いるホテルが空港には一番近いんだ。ここがハンプトンイン・ダレスで、お前のとこはシャンティリーと言え。ダレスと言ってはいかん」と言われてしまった。
ピザ屋も、俺がこのホテルに泊まってると思ったのかな?
てなわけで、結局$50もかかってしまった。ま、でも、メトロから見た渋滞の様子では、モールから直タクではいつ着いたかわからんしな、と自分をなぐさめて部屋へ。
27.ドラゴンハウス
さて、今日もホテルの近くで晩飯を食うことになったので、再びセブンイレブンの近くへ。どうもドラゴンハウスで食うことになるような気はしてたが、なんとかそれは避けるべく、再び偵察。昨日、西洋人であふれかえってた店が、今日は少しすいてる。ということで、ここに入ってみることに。入り口を探すと、なんと、SM小屋の入り口のように見えたドアがこの店の入り口だった。
店内に入っても店員が出てこない。あっちではビリヤード、こっちではダーツ、そっちはバイキングの料理を取る人、とごった返している。こういう店だったのか。
で、なんぼうろうろしても店員らしき人がいない。黙って座っても料理が出てきそうにもないし。
結局、相手にしてくれないので、やっぱりドラゴンハウスへ行くことに。
店にはいると、2人だけ客がいるが、店員がいない。レジの横からは卓球をする音が。と思ってると、卓球してるおっさんが俺に気づいてやってきた。お前が店員かい。(というか、オーナーやろな、多分)
仕事せいよ、と思ってると「チャイニーズ?」と聞かれた。「お前は中国人か?」という意味かとも思ったが、「○○料理と中華料理があるが、どっちにする?」と言ったのかと思い、「チャイニーズ」と言うと、中国語のメニューを渡された。あわてて「ノーノー、イングリッシュ、イングリッシュ」
イングリッシュのメニューでも、わからんもんはわからん。辛うじて判別できたワンタンメンとサーシャーチキンとかいうもんを注文。注文を聞き終わると、さっそく卓球の音が。こら、仕事せんかい。
料理は、ワンタンの皮が厚さ3mmもあって閉口したのを除いてはおいしい。サーシャーチキンて野菜炒めですな。味も非常に日本的。ただし、量はアメリカ的。
ドラゴンハウスは見た目とは違って、はやってる。俺が入ったとき1組いたのが帰ったら、また次に入ってきたし、持ち帰りもやってるらしく、take
outの客は3組ぐらいはきたな。これならつぶれんでしょう。
28.セブンイレブン
せっかく来たので、コンビニを視察。弁当コーナーは予想通りハンバーガーついでに、エロ本事情も視察。が、エロ本らしきものが全然ない。一冊だけそれらしき雑誌を発見したが、それも水着を着たお姉さんがエッチっぽい格好をしてるぐらい。つまり、週刊ポストのグラビアにも及ばない。まあ、そういうページばっかりで一冊が構成されているので、エロ本と言えばエロ本か?
そういえば、テレビも深夜を含めチャンネルをパチパチ変えながらかなり見たが、一度も乳首にお目にかからなかった。ほとんどそれらしき場面にも遭遇しない中で、一度だけAVの広告が流れたが、それもおっぱいの部分は必ず文字やら何やらで隠してあった。噂には聞いてたが、見たくない人には全く見せないというのがかなり徹底してるようだ。
29.ダレス空港へ
長かったような短かったような旅も終わりに近づき、そろそろチェックアウトして空港へ行こうかと思ってると、電話が。「なんじゃ?」と思いながら出ると、ケリアンだった。相変わらず何を言ってるかわかりにくいが、どうやら空港まで送ってやろうと言っているようだ。
空港までしゃべりながら行くが、相変わらずこの人質問してるのかどうかわかりにくい。あるいは、質問してることは分かるが、何を答えてほしいのかさっぱりわからんかったり。全ての単語が聞こえたつもりなのになんのこっちゃわからんこともあった。
30.再びダレス空港
最近になってようやく、飛行機というのは当日チェックインを早くすればするほどいい席が取れるらしいということが分かったのと、ホテルでゆっくりしても仕方がないし、かと言って観光するほどの時間もないしで、出発の3時間前にチェックイン。かなり念入りに空港内を視察。
空港内のキオスクっぽいところで再びエロ本事情を視察。こちらのほうがだいぶ充実してる。(なんでや?)
それでもやはり乳首は見えない(ちなみに、エロ本ぽいやつは全部袋に入っていて、表紙と裏表紙しか見れない)が、中に一冊かなり激しそうなやつ(乳首は見えないものの、男女が絡んでる。アメリカでこんなの初めて見た)を見つけたので、手に取ってみる。すると、裏表紙にはオールヌードの写真が数枚あったが、乳首にだけ星やら丸いものやらがついていた。これがアメリカ版薄消しか?
さすがにこの本を買ったら乳首も見えるんだろうと思い、記念にかって帰ろうかと思ったが、勝手も始末に困りそうなので(下手して日本の税関で捕まってもかっこわるいし。中身を見てもいないのにブラックリストにでも載せられるとかなわんし)やめた。
ということで、結局一度も米国で乳首を見ることはなかった。(乳輪は見た)
教訓:アメリカで乳首を見るのは難しい
その後、免税店を物色してると、貸しオフィス(パソコン、プリンタ、電話、コピーが使える)を発見。日本語フォントは使えるのか?と聞いたら、入力はできないが見ることはできる、というので、こりゃええもんみつけた、ということで、早速借りることに。
ちょうど、帰国後すぐにPOGのドラフトがあるので、情報収集に没頭。あっという間に1時間が過ぎて、あやうく飛行機に乗り遅れそうになった。
1分65セントっちゅうので安いなと思ったが、1時間近くおったら$35も取られた。小さな額が積み上がっていくやつは怖いな。大変便利ではあるが、1時間4千円。高いのか、安いのか?やっぱり高いな。おまけに、なぜかカードが使えず。辛うじてキャッシュがあって助かったが、なかったらどうなってたんだろう。
ということで、米国出張も無事終了。Edenspace社の様子もよく分かったし、大変いい経験になった。やっぱり、旅はトラブルがないとね。
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