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●サンタモニカは風薫る憧れの地
ロサンゼルスの西、海岸に面した一体は、気候も温暖で、大変に過ごしやすい地域です。ことに、サンタモニカからサンディエゴにかけての一体は、ウエストコーストを代表する地域です。ロングビーチ、ニューポートビーチなど、映画などでもよく登場しているので、映画好きの方なら、記憶のどこかに町並みが残っているのではないでしょうか。
サンタモニカの少し北東側(といっても車で10分ほどですが)には、世界の映画スターや富豪がすむ、ビバリーヒルズがあります。
ビバリーヒルズといえば、Burke's
Law(バークにお任せ)というTV番組を思い出します。1963〜1966の間、放映された番組で、ロサンゼルスを舞台に、ロールスロイスに乗った富豪のバーク探偵が難問を解決していくという探偵物語です。主演はジーンバリー。1994年にも番組が作られています。このときは、ピーター・バートンが息子役で登場しています。
またビバリーヒルズコップ、コブラ(シルベスタ・スタローン)、L.Aコンフィデンシャルなど、ワシントンやニューヨークと並んで映画に使われることが多いのもこの地域の特徴でしょうか。サンタモニカの桟橋など、どれほどのTVドラマに使われたのでしょうか。最近ではビバリーヒルズ青春白書の舞台になっています。
日本でTVや映画で見るだけでなく、実際にその地を訪ねることができるだけでも思わずはしゃぎたくなってしまうのですが、その地に立ってみると、ここで映画が撮影されたのか、といったことなどどこかにいってしまいます。それほど、すがすがしい気持ちにさせてくれるのがサンフランシスコやロサンゼルスといったウエストコーストなのです。気候は温暖で過ごしやすく、人が住には最高の自然環境なのですが、ちょっぴり治安に不安を抱かせる街でもあります。
ウエストコーストという地域名と一緒に思い出される言葉がもう一つあります。それは、ウエストコーストサウンドです。このウエストコーストサウンドには二つの意味があります。一つは、ビーチボーイズに代表されるアーティストや音楽を示すもの。もう一つはJBL(スピーカーメーカー)に代表されるオーディオです。ビーチボーイズのサーフィンUSAはまだ英語がよく分からないころ、
「いっさいがっさいUSA」
と歌っていました。また、後者は明るく抜けてくるサウンドの代表といった使われ方が多かったのですが、JBLサウンドは創設者であるジェームス・B・ランシングさんが関係していた当時と現在のサウンドはずいぶん変わってきてしまいました。JBLはオーディオファンの私にとっては憧れのスピーカーですが、未だに入手できずにいます。場所も、費用もないというのが最大の理由ですが、昔聴いたパラゴンやハーツフィールドといったスピーカーのサウンドが忘れられずにいます。一度で良いから、サンタモニカの風を受けながら、JBLのハーツフィールドから流れるビーチボーイズのココモでも聴きながら午後の一時をゆったりと過ごしてみたいものです。そんな贅沢が似合う場所がサンタモニカなのでしょう。
初日は、明日から始まるチャレンジドライブを夢見ながら休むことにします。
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