Q1 「海外盤CD輸入禁止」問題 って何?A1 CDの輸入盤が買えなくなる可能性がでてきています。その問題です。現在(2004年/4月 時点)開催中の「第159回国会」で、「著作権法の一部を改正する法律案」が提出されています。これが成立してしまうと、一般のレコード店やWeb等で輸入盤を買えなくなる可能性が出てきます。 Q2 なんで、そんな法律案が出てきたの?A2 もともとは、邦楽の輸入盤への措置だったのですが、それがいつの間にかすり替わってしまいました。元々は、アジアなどで安く販売されている「邦楽CD」が国内に入ってくるのを防ぐためのものでした。しかし、当初からこの法案に対しては「法改正が成立すれば、国外のレコード会社に対しても、輸入禁止ができてしまう」という声がありました。それに対して文化庁は「(輸入盤禁止に対して)日本で販売できないことをCDジャケットに明示し、価格差も大きくなければならない」、「改正法では、販売などを目的とした輸入を禁止するだけで、個人輸入は禁止しない。」という方向でした。 Q3 邦楽の輸入盤って、ドンキホーテとかで売っているCDでしょう?それぐらいなら問題無いんじゃないの?A3 邦楽の輸入盤だけで無く、海外の輸入盤も禁止される可能性が非常に高くなっており、大きな問題となっています。現在では法律の改正により、邦楽の輸入盤だけで無く海外の輸入盤も禁止される可能性が非常に高くなってきました。これは、3月30日に行われた「民主党の川内博史、佐藤謙一郎両議員の連名による質問」に対しての「小泉首相による答弁」を聞くとわかります。この小泉首相の答弁を聞くと、これが洋楽の「海外版CD」にも適用される可能性が一気に強くなってきました。 (質問書と答弁のわかりやすいまとめ) Q4 海外の輸入盤が禁止されると、どういう影響があるの?A4 洋楽CDの値上げなど、いくつかの影響が考えられます。「海外の輸入盤が買えなくなる」といった他に、いつくかの影響があります。まず、国内盤の洋楽CDが高くなる可能性があります。現在の国内盤の洋楽CDは邦楽CDよりも安い価格に設定されていますが、これは輸入盤対策と意味合いもあります。輸入盤が無くなれば、これらの国内盤の洋楽CDも高くなる可能性があります。 また、マイナなアーティストのCDが手に入りにくくなります。今回の法律改正では、国内盤の洋楽CDが発売されていない物は規制の対象にはなりませんが、 メジャなCDが国内盤として発売されてしまった場合、マイナなCDだけを輸入するのは業者としては、あまり良い仕事にならないからです。Q5 貴様の説明はわかりにくい。もっと良い情報源は無いのかA5 以下のサイトが参考になります。海外盤CD輸入禁止に反対するBLOG |