投石山 （なげしざん） 高 野 寺
所在地 大分県別府市南町８番６号
- 宗派 高野山真言宗（宗祖・弘法大師さま）
- ご本山 高野山金剛峯寺（和歌山県伊都郡高野町高野山）
- ご本尊 薬師如来 ご真言「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」
■寺の簡単な歴史■
寺のあたりは昔「永石（なげし）」と呼ばれておりました。
今でも通りの名前として残っております。
この地名の由来は----
弘法大師が巡錫の折、当地・別府で丁重なおもてなしを受けられました。
そのお礼にとお大師さまは、「石の落ちたところを掘ってみなさい」と言われ、石を投げました。
その石が落ちたところを掘ってみると、温泉が湧き出たので、この地を「投げ石」と呼ぶようになり、
その後、「永石」と書かれるようになったということです。
しかし、このようにお大師さまとご縁のある地に真言宗のお寺がなかった為、
明治の終わり頃から、亀山観阿 僧正（当時、速見郡杵築町・護保寺住職）が
「この地にお寺を」と有縁の方々に御喜捨を仰ぎ、大正期に当寺が建立されました。
主な行事
■ ２月３日（節分）・・・星祭り
■ ３月下旬 ・・・春季法要 ■ ８月１６日 ・・・施餓鬼会 ■ 秋分の日 ・・・秋季彼岸会 ■ 毎月２１日 ・・・大師講(弘法大師の縁日) |
■ 平和観音のこと
 |  | 平和観音と呼ばれる観音さまが当寺にはいらっしゃいます。 平和観音さまは、太平洋戦争の激戦地硫黄島をはじめ、 おそらく知覧の観音堂にいらっしゃる観音さまも同じではないかと思うのですが。 もし、ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示くださいませ。 左の観音さんをクリックすると、当寺にまつられたいきさつにとびます。 |
嘗ての日本軍の玉砕地に肉親の遺骨が風雨にさらされたり、又、如何なって
居るか分からぬと言う事程、大きな心の通傷はない。軍靴をはいた侭の骨、ぼ
ろぼろの軍服を着けた遺顔が、南海の孤島に淋しくむき出して残って居ると考
えたら、それは居ても立っても居られないことである。
白蓮社の和智師[当時海軍大佐]は硫黄島で玉砕した旧部下の骨を拾い、その
霊を慰めたい一念から終戦後佛門に身を投じ渡島の悲願をこめたのであった。
占領下日本政府でも出来ないこの仕事を成し得た和智師の努力は死よりも辛い
苦行の連続、涙の明け暮れでの歳月であった。陸海軍の区別など考える事なく
怨讐を越えて、ひたすら旧部下の骨を拾い、宙に迷う霊魂を懐しの家郷に還し、
以って安らかなる眠りにつかせてやりたいという佛につかえる身の大悲にたぎ
りたった巡礼行であった。
和智師の熱い涙に包まれて二万ちかくから御骨は拾われ、荼毘にふし、御骨
は古里の地に帰ったのであった。
激戦の地に建立した平和観音は法隆寺絵殿の夢違い観音を工学博士古宇田氏
に依って謹成せられしものである。
古来悪夢を見し時に祈念すれば、悪夢を転じて祥福を得るの霊験あり、過去
の戦争の悪夢を転じて太平洋に永遠の平和を招来せんことを祈祷せしものと同
体の観音を当高野寺に建立し、戦争のみならず、夢破れ易い吾々の日々の生活
を浄化し、悪に報いるに悪を以てすることなく、悪に対して善を以てし、不正
に対し慈悲を以て生くる人間最高生活実現の為発願するや
・・・中略・・・
寒風身を切る夜寒修行を実行し得たる浄財を以て観音像を建立して得たり。
浄香を焚いて怨親平等・万霊廻向・世界平和・万民豊楽を祈る。
昭和二十七年九月七日
現住 太信 敬白
| 生年／性別 | １９６４年／男 |
| 職業 | 高野寺住職
（サービス業らしいです？？） |
| 好きなもの | 寅さん［48作品すべて観ました！］
ジョン・レノン（ビートルズ） ［Imagine と In My Life が好きっ！］、 50'S Rock'n'Roll [チャック・ベリー、リトル・リチャード、どっちが"King of Rock'n'Roll" だろう？］ （支離滅裂な趣味だと自分でも思っております。） |
| 最近の注目 | 女優・綾瀬はるかさん
「クスリ・ルンバ」・栗コーダーカルテット 体脂肪率・コレステロール・血糖値 |
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