道化師


道化師



昔の自分は、まるで無様な道化師のようだった。

周りの事なんか何にもみえずに。

ただ、ただ、自分の振る舞いたいように振る舞っていた。

誰も笑ってなどいないのに。



それを思い返すと。

後悔と情けなさと羞恥で。

頭を思い切り掻き毟りながら大声で叫び出したい衝動に駆られる。


あのときの自分は、なんて馬鹿だったのだろうかと。



けれど。

けれどまた、あの頃の自分があったからこそ。

今の自分もあるのだと。


そう思って、今度は同じ過ちだけは犯さないようにと努めるのだ。





昔の自分が恥ずかしいのは私です…orz
2008.09.30