Aki Vineyardが出来るまで
垣根栽培への挑戦
私、城戸亜紀人のブドウ栽培の原点はAki Vineyardより始まっています。
長野県塩尻市のとあるワイン会社に勤めながら自分自身の勉強のためにとブドウ栽培を始めました。できたブドウは勤めていたワイン会社に買ってもらうつもりでした。
出勤前や土日の休みを利用して栽培していましたが、ブドウが実をつけるにつれて自分自身でこのブドウを仕込んでみたいと強く思うようになりました。
そして自分のワイナリーを設立することを決意しました。
初収穫までの軌跡
1年目(2001年)
親戚に貸していたリンゴ畑。 この畑を更地にすることから ブドウ造り、ワイン造りがスタートしました。 |
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2001年3月 翌月にメルローを植えるため リンゴの木の抜根で大慌て。 |
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4月25日 30アールの畑の約半分に500本の メルローを植えました。 畑の残り半分は翌年に400本のメルローを植えました。 |
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5月中旬、500本の苗がほとんどすべて 順調に芽吹きました。 ほっとひと安心。 しかし、この年は雨が少ない年で木はその後 あまり伸びませんでした。 |
2年目(2002年)
2年目の夏場には新梢もかなり伸びました。
2年目の秋、3キロほどでしたが、わずかに
実がなりました。
3年目(2003年)
3年目の3月、剪定も終わりいよいよ本格的な収穫が期待される年です。
グレートビンテージになりますように。4月13日
有志が集まり、10アールの畑に350本の
シャルドネを植えてくれました。5月下旬、メルローは順調に芽吹きました。 6月20日頃、メルローの花が咲きました。 7月15日、ブドウの粒がもうこんなに大きくなっています。 7月は新梢もグングンと伸びるので針金より上に出た新梢をカットする摘心と呼ばれる作業をします。
これをすることにより、養分がブドウの実へ集中していきます。さらに、ブドウの房に太陽に光を当てるため
除葉と呼ばれる房まわりの葉っぱを取り除く
作業もこの時期に行なわれます。8月13日、メルローが色付き始めました。
8月25日、色付きが遅れている房を落としていきます。
ここまで来て落とすのはつらいですが、
これをしないと良いブドウができません。Kidoワイナリーでは除草剤を一切使用しないため、木と木の間を刈り払い機で草刈りします。
木を刈ってしまうこともよくあります。(笑)9月になると、鳥たちの攻撃にあいます。
大切なブドウたちを防鳥ネットで守ります。2003年は、8月の長雨、低温でとても条件的に厳しい年でしたが、9月の残暑で回復し、満足いくブドウが収穫できました。 10月15日に待ちに待った収穫をしました。
840キロのメルローが収穫できました。
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