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ミシシッピーアカミミガメ
◆ミシシッピーアカミミガメ◆

 ミシシッピーアカミミガメと言われてもどのカメのことを指しているか、ピンとこないのではないのでしょうか。ミ

ドリガメと言った方が分かりやすいかもしれません。ぺットショップや縁日等でよく見かける緑色の小さなカメのこ

です。北米原産のカメなのですが今日では、公園の池等で帰化した個体をたくさん見ることができます。(今日では

一番メジャーなカメですね。)アカミミガメ(ミシシッピーアカミミガメ)は、元から日本に生息している、クサガメ

やイシガメと似ていて、河川や湖沼を住処にしています。餌も魚や昆虫ミミズから水草まで何でも食べる雑食です。昼

間は石などの上でじっとしており、時々水の中に入ります。

ところで、アカミミガメも、クサガメもイシガメと同じように日光浴が大好きです。日光浴は、冷えた体を温めたり、

(カメは変温動物)体に付いた寄生虫などから身を守る働きもあります。

 また、日光浴によりビタミンDが合成され、硬い甲らの基になります。

 しかし、日光浴を怠りビタミンDが不足すると、堅いはずの甲羅が歪んでしまったり脆くなってしまうのです。だか

ら、甲羅干しはカメにとって欠かせない日課となっています。体の大きいアカミミガメは、いつもクサガメやイシガメ

を押し退けて、甲羅干しに一番良い場所を取ってしまうのです。それと大変嘆かわしい事ですが、大きくなりすぎたカ

メを逃がす人も多く、日本中の河川に多く生息しています。

 「ミドリガメ」の成体です。


 ■逃がしてしまう原因に次のような事があります。

 小さい頃は、こうらは緑色で可愛らしいですが、大きくなると茶色っぽくなります。(大きくなるともう可愛くない

のでしょうか?)

 注意すべき事は、このカメから人間にサルモネラ菌が感染するケ−スがたびたび見られます。とくに抵抗力の弱い乳

は下痢や発熱などが見られ気を付ける必要があります。カメを触った後は良く手を洗うようにしましょう。


ゴーストスライダー(ミドリガメの白変固体と普通の固体をかけあわせたもの) 3ヶ月



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