◆鶏の飼い方◆
安全でおいしい卵が欲しかったら鶏を飼いましょう。
でも、どうやって?
普通の住宅街で鶏を飼ったことのない人が飼い始める場合のいくつかのポイントを紹介します。
みんなが意外と知らない鶏の基本知識
(1)鶏はメスだけでも卵を毎日産む。
(2)鶏はメスだけだったら「コケコッコーー!」と早朝から騒ぐことはないです。
(3)鶏の糞は乾燥しやすくほとんどにおわない。
(4)鶏は寒さにも暑さにも強い(ずっと外で大丈夫) 簡単に飼える動物です。
(5)鶏は動作がとても愉快で、一日中見てても飽きません。なの で、ペットとしての魅力もかなりあります。
(1)鶏を飼うメリット
(1)鶏を飼うメリット まず、メリットは、
1. 当然、卵がうまい。新しいだけでなく、条件が良くなるのでうまいのです。商業的養鶏では、狭いところで運動不足。庭で飼ったらうろうろしてます。
2. 鶏本体が安全。養鶏場では病気予防(密集して飼うので病気になりやすい)に通常、抗生物質を与えます。それは卵にも残留してくるでしょう。おうちなら大丈夫。
3. 餌も選べる。
配合飼料は 鶏が一番たくさん卵を産むように、最も安い材料でできた傑作です。しかし、自分の家で食べるためには、経営効率の追求はいりません。残飯や米糠、なめくじやダンゴムシばかり食べていると、ときどき卵を産むペースが落ちることはありますが
それも、鶏にとってもいいでしょう。
4. 残飯が無駄にならない。これが非常に気に入っているのですが、鶏は何でも食べます。例えば子供がこぼしたご飯、古くなったお菓子、みそ汁のだしに使った昆布、古くなったそうめん、無駄にならないのは嬉しいです。
5. 雑草が無駄にならない。大体いつの季節にでも鶏が好んで食べる雑草があります。例えば冬だったらイネ科の雑草やタンポポ、アザミなど、また畑のキャベツの外側の葉など細かく切ってやるか、束ねて鶏のスペースに投げ込んでやると、ひつこくつついて食べています。サラダとしては食べられない雑草も鶏が食べて、そのなかの脂溶性ビタミンは卵に入って出てきます。
(2)飼い方マニュアル
1. どこで鶏を買ってくるのか?
ペットショップなんかでチャボとか売ってますね。つがいで5000円〜10,000円くらいが相場のようです。種鶏場とか養鶏場という項目でタウンページでしらべましょう。そこに電話をして雌鳥を2-3羽分けてもらえるか?と聞く、もしそこで売っていなければどこで買ったらいいか?果敢に聞いてみましょう。
鶏は卵からかえって6カ月ぐらいで産卵をはじめます。3カ月ぐらいで買うと1羽500円ぐらい、6カ月だと2500円ぐらいです。小さいときから飼うとかわいさもひとしおでしょう。
2. どんな小屋で飼うか?
これも悩むところでしょう。かなりしっかりした鶏小屋でもまれにイタチが入り込んで全滅することがある、と聞いたことがあります。ちなみに日本の鶏の95%は身動きできないような狭いおりの中で飼われています。61m四方の広さで2-3羽だったら十分でしょう。また、かぶせる網のようなものを作って畑の中を順番に移動させてゆけば土は肥えるし草はなくなるで一石二鶏でしょう。
3. エサについて
鶏は1羽で1日に150-180gほど食べます。家族のためなら2-3羽で十分ですので、3羽なら一ヶ月で15kgほど必要になります。少量販売は会社にあまり利益にならないでしょう。しかし安全な飼料をわざわざつくっているような所ならちゃんと応対してくれるはずです。「近所の農協でかってください!」と言われたらあきらめて次の会社に当たりましょう。
わたしは試してないですが、自然食品の店などで「安全な飼料を使用しています...」のような記載のある養鶏場が出ていますね。そこに電話をして事情を話し、エサをどこで買っているのか、尋ねることも可能でしょう。 どうしても飼料が手に入らなかったら、配合飼料を近所の農協で買う、か、残飯で育てることになりますね。卵を売って生活しているわけじゃなし、1日1個産まなくてもよしとしましょう。お豆腐屋さんがあればおからをもらって冷蔵庫などにストックしておいてやってもいいですね。おからと雑草だけでも結構よく産むと思います。
4. 鶏が病気になったら
ときに体調が悪くなってじっとしていることもありますが、たいてい放って置くと治ります。仲間同士でよくいじめがあり弱いやつは胸の羽毛を抜かれたりするそうですが、おおむね幸せそうです。よ安直に獣医に行ったりするのはわたしは反対です。
5. 卵を産まなくなったら
3-4年すると産卵率が下がってくるそうです。商業養鶏では「少ないエサで最大に卵を産ませる」ことが目的ですから、1年半-2年で入れ替える(つまり鶏を殺して新しいのを飼う)のです。しかし家庭養鶏では効率を求める必要もないのですから、産まなくなったらどうするかは思案中です。保育園にあげる?ちなみに近所の鶏肉屋さんでさばいてもらうことは難しいです。食品衛生法上、一定の基準を満たす養鶏場で育てられた鶏しか食肉として販売することは許されていません。またお店で基準を満たしていない鶏を処理することも許されていないそうです。
白色レグホン種です。
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