キッチンの基礎
現在使われているキッチンは、1950年代に公営住宅で導入された
流し台によるダイニングキッチンに始まります。
当時の流し台は木製亜鉛鉄板張りやモザイクタイル張り等でした。
後にステンレス製流し台が開発されます。
1970年代になるとシステムキッチンが輸入されるようになり
1980年台に初めてJISの規格でシステムキッチンの規格が統一されます。
また、キッチンに接続しているガス・水道・電気の配管技術も
時代により進歩を遂げました。
と共にキッチンを構成する製品に電子部品の組み込みが増えるようになっています。
よって、キッチンリフォームと言いましてもキッチンの交換だけでなく
お客様のご要望に沿うためにはキッチン周りのガス・水道・電気の
改修が必要になることもしばしばです。
特に最近は電源を必要とする製品が多いのですが20年前位の
製品の交換ですと必要な所に電源が無い場合が多々あります。
また、製品の寸法が時代により少しずつ違うことも取替えの難しさと
ともにお客様の不満の素となっています。
さて、現在のキッチン配置にはいくつかのタイプがございます。
<部屋タイプ2種類>
キッチン部屋が独立している独立型キッチンタイプ。
特徴・・・収納が大きい・別部屋に音、臭い、煙が漏れない・来客があってもキッチンは隠れている。
ダイニングの部屋と繋がっているオープンキッチンタイプ。
特徴・・・開放的な空間・コミニケーションが取りやすい・食器が運びやすい。
<レイアウトタイプ6種類>
1.I型・・・調理器具・シンク・冷蔵庫が1列になる。
2.2列型・・・調理器具・シンク・冷蔵庫を2列に並べたレイアウト。
3.L字型・・・調理器具・シンク・冷蔵庫をL字型に並べたレイアウト。
4.U字型・・・調理器具・シンク・冷蔵庫をU字型に並べたレイアウトで
独立型キッチンに向いている。
5.ペニンシュラ型・・・調理器具・シンク・冷蔵庫を2列型・L字型あるいは
U字型に並べ、1部が半島のように壁から突き出したレイアウト。
6.アイランド型・・・調理器具・シンク・冷蔵庫をI列型に並べ、1部をアイランド(島)
のように壁から離したレイアウト。オープンキッチン。
以上のように2タイプ6種類の基本パターンによってキッチンは
構成されています。
実際の設置では、I型・L型による新規設置が大多数です。
またリフォーム(単純交換)でも既存の形に合わす事が多いため
I型・L型での納入が殆どです。
ただキッチンの形状はキッチンリフォームの中でも一番楽しい部分の1つでございます。
どうぞ、お客様のお好み・使い勝手によりご選択・ご相談下さいませ。
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