ウィーン
ベルサイユ宮殿に対抗して作られた,ハプスブルグ家の夏の離宮。 偉大なる女帝マリア・テレジアによってロココ様式に統一された内装の優雅さには、ためいきの出るものがあります。外壁はマリア・テレジアイエローという特徴的な黄色で彩られており、マリア・テレジアの娘マリーアントワネットも幼い頃ここで過ごしたらしい

この宮殿はバロック宮殿の最高傑作に数えられ、ヨハン・ルーカス・フォン・ヒルデブラントが設計、対トルコ戦争の時代ハプスブルク軍の総司令官であったサヴォイ家のオイゲン公(1663〜1736)が夏の離宮としていた。式典用の上宮と居住用の下宮からなり、その間には緩やかに傾斜したバロック庭園がある。オイゲン公没後、ハプスブルク家に移管され、サラエボで暗殺されたフランツ・フェルディナンド皇太子もここを居城とした。

シェーンブルン宮殿

シェーンブルン宮殿の庭園

ベルベデール宮殿

ベルベデール宮殿の庭園で