9月11日

 突如として目が醒めた。時間を見ると、5:45。緊張感で、早めに起きてしまったらしい。一応目覚ましもセットしておいたんだけどな。しかも、何だかやたらと頭がすっきりしている。ゆえにあまり必要ないのだが、時間潰しも兼ねてシャワーを浴びてから3日目突入の食パンで朝食を摂ると、さっさとチェックアウトして空港に向かう。まだ8時前である。いくらなんでも早すぎるかなあ・・・などと考えながらくるまを走らせていたら、うっかり曲がるところをやり過ごしてしまった。途中で行き過ぎたことに気づき、慌ててUターンする。危ない危ない。あやうく数百キロ彼方のアリススプリングスまで、砂漠を疾走するところだった(笑)。  空港に着いたら、これでもまだ早すぎたようで誰もいない。空港内にあるハーツのカウンターに、「留守中だったらこれで電話してください」と書かれた専用線があったので、それで従業員を呼出してくるまを返す。所定の位置にくるまを回して、簡単なチェックシートに記入するだけで完了だ。これはコンビニエンスでよい。ちょうどアンセットのチェックインカウンターも開いたようなので、チェックインを済ましてロビーでコーヒーを飲みながら出発を待つ。1時間ほど待って、10:45に無事搭乗。安堵感でシートに着くなり眠ってしまい、気がついたらシドニーに到着していた。何ともあっけないことである。到着は東時間で14:45。バゲージクレームで時計合わせをしてから、外に出る。  6日ぶりのシドニーだ。半日しか滞在していなかったのに、何だか妙に懐かしく感じる。少し感激しながら、何度も往復して勝手知ったるエアポートバスに乗り込み、再びサーキュラー・キーへ赴く。今度は、塚本さんご推奨、やる気のないカンガルーとやる気のないコアラのいるというタロンガ・ズーを見物するのだ。やはりオリジナリティ溢れる自然が売り物のオーストラリア、その象徴でもある有袋類を見ないでは帰れないでしょう、というわけだ。

 15:25、サーキュラ・キー駅に到着。もう間違えない(笑)。さて、ここからフェリーに乗って対岸に渡らなければならない。乗り場は、駅舎を突っ切った、湾に面したところにある。行き先によってチケット売り場から改札まで違うので、よ〜く確かめてからチケットを買う。ん、よく見たら5分前に出発してしまってるではないか!これは悔しい。しかたがないので次の便を待つことにする。くそー、もう夕方だし、これはろくろく見物する時間ないかもしれないなあ。
 20分待って、フェリーに乗り込む。寒いので船内の席に陣取り、いざ出発である。といっても、10分ほどで対岸に到着してしまうのだが。右舷にオペラハウスを(またもや)見やりながらのんびりしていると、あっというまに下船である。
 改札を出るとバスが待っていて、見ると「動物園行き」とある。これに乗ったほうがいいのかな、と急いで乗車。タロンガ・ズー行きのフェリー・チケットは、バスも共通なので便利なのだ。
 臨界まで客を乗っけたあと出発したバスは、ほこほこと坂道を登って、すぐに入園口前に到着した。しかし間抜けなことに、そこであまり人が降りなかったことと、あまりにすぐに着いてしまったことで不信感を持ってしまった風森は、そこで降りずに2駅もやりすごしてしまったのだ(笑)。しかたなく、とぼとぼと入園口まで引き返す。つくづくあほである。
 ようやく着いた時には、既に16時を回っていた。たしか17時に閉園のはず。1時間しか観られないのかぁ。ちょっとがっくし。まあ、自ら招いた災いであるから、誰も怨めないのだが、なんかそれが余計に腹立たしい。しかし怒っていても時間が戻るわけではなし、気を取り直して見物して回ることにする。
 まず行ったところは、といっても順路がそうなだけなのだが、やっぱりカンガルーのコーナー。結構広いスペースがとってあり、カンガルーたちがそこそこ自由に飛び回れるようになっているのだが……いるのは、隅っこで固まってうずくまっているカンガルーたちばかり。うっ、たしかにみんなやる気ない。もう少しサービス精神が欲しいなあ(笑)。
 続いてコアラを観ようと歩いていると、ハリモグラのケージがあった。おおっ、卵生哺乳類だぁ、とか思って観てみると、いたいた、なにか食べているのか、地面の穴に頭を突っ込んだハリモグラが。よっしゃ、写真撮ったろ、とチャンスを待つが、5分待っても頭を上げない。時間もないので、ぷりちーなおしりを撮ってさよならすることにする。
 続いて、コアラ。しばらく探すと、木の幹にしがみつくようにうずくまるコアラ発見。こちらもてんでやる気なし。ナマケモノ並みに身動きしない。日中はしかたないのかな。でも、ちょっと残念。


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