俳句ノート

<夏9>


2021,05,07 更改

 NO 句   備考 輪の会 ちくわ シニア句会  枻    その他
401 青嶺抜く甲斐駒ケ岳摩利支天 2020,05,17
402 四人掛けベンチに一人掛け涼し 2020,05,17 2020,05,20
403 戦死とは呼ばず散華と朴の花 2020,05,17
404

鎌倉と云ふ名の薔薇に棘のなし

2020,05,17
405 梅雨晴間他県の生家遠かりし 2020,05,20
406 植物園脇目を振らず薔薇苑 2020,05,20
407 田舎家の節穴明かり明易し 2020,05,20
408

一列に軽鳧の子ソーシャルディスタンス

2020,06,12 *2020,06,02
409

白扇を開くがごとく水木咲く

2020,06,12 *2020,06,02 *2020,06,20
410

石あまた遺る城址や散り松葉

2020,06,12 *2020,06,02
411

晴間他県の生家訪ひ難く

2020,06,02
412

アメリカもフランス山もバラ見頃

2020,06,02
413

短夜の全身で泣く赤子かな

2020,06,02
414

「鎌倉」といふ名の黄ばら棘もたず

*2020,06,02
415 短夜や朝刊トンと音のして 2020,06,12 *2020,06,02
416 田水沸く農を継がざる親不孝 2020,06,12
417

梅雨晴間他県の生家遠くなり

2020,06,20
418 伸し抜手父に及ばぬ川泳ぎ 2020,06,20
419 百年の生家解かるる青大将 2020,06,20
420 お隣さん目高頼むとケアハウス 2020,06,20
421 社会的距離を守つて輕鴨親子 2020,06,20
422 降りさうで降らぬ一日梅雨茸 2020,06,20
423

風鈴の音に迎へられ駅ホーム  

2020,07,03
424 *夕風に風鈴しきる里の駅 *2020,07,04
425

蝉時雨ピタリと止みぬ震度四 

*2020,07,04 2020,07,20
426

白南風や触れ合ふ絵馬の音かろし

2020,07,03 2020,07,04 2020,07,20
427

腐草蛍にコロナウィルス何となる

*2020,07,04
428 慰霊の日銃眼越しに美(ちゆ)ら海 *2020,07,04
429

田水沸き息継ぎ潜る泥鰌かな

2020,07,04
430 *息止めて潜るまくなぎ露天風呂 2020,08,07
431

捩花の日当たる花と陰の花 

2020,07,03 2020,07,04
432

凌霄花愛で朝の礼垣根越し

*2020,07,04 2020,07,20
433 滝が滝落とし袋田四途の滝
434 万緑を抜けて相輪蒼穹にあり 2020,07,03
435 雲海に頂き出して山は島 2020,07,03
436

小余綾の磯に青鳩潮を酌む

2020,07,20
437 息止めて潜るまくなぎ外厠 2020,07,20
438 風鈴の音に誘はれて和菓子店 2020,07,20
439 梅むしろ三日三晩の昼夜干し 2020,07,20
440 デコイチの汽笛一声梅雨明けぬ 2020,08,07
441 小流や玉紫陽花の弾け咲く 2020,08,07
442 あまえびの暑中見舞を頂戴す 2020,08,07 2020,08,20
443

左右左と潜る茅の輪かな

2020,08,07 2020,08,20
445 油蝉鳴けば弥増す暑さかな 2020,08,20
446 紺碧の空怨めしき極暑かな 2020,08,20
447 人知れず咲きて萎みし女王花 2020,08,20
448

ビヤホールへシースルーエレベーター

2020,08,20
449 一山の茂み極めて黒ずみぬ 2020,08,20
450