春3

ＮＯ	句	備考	Ｗ	Ｔ	Ｓ	Ｋ	Ｎ
101	春愁や祖父の威厳の置き処なし	・	・	・	・	2013,04,20	・
102	二輪草互ひに庇ふ老夫婦	・	・	・	・	2013,04,20	・
103	選挙戦まつ直中や揚雲雀	・	・	・	・	・	2013,05,05
104	水温む故郷の田畑人の影	・	・	・	・	・	2013,05,05
105	燕来る母艦へ戻る米軍機	・	・	・	・	・	2013,05,05
106	御祭の相手の針へ桜鯛	・	・	・	・	・	2013,05,05
107	春の草なれど雑草鎌を砥ぐ	・	・	・	・	・	2013,05,05
108	点滅の信号待つて日永かな	・	・	・	2014,02,05	・	・
109	春光や崩すに惜しき京和菓子					2014,03,21	2014,02,11
110	ひめゆりの塔の献花や春嵐			2014,02,13
111	母おはすごとく小声で鬼やらふ			2014,02,13
112	遠筑波沼底うなふ蜆舟					2014,02,20
113	冴返る父の喪服で在の葬					2014,02,20
114	朝ぼらけ辛夷の白ぞ先ず出づる		2014,03,05		2014,03,04	2014,02,20
115	木曾三川色を違へて雪解どき　11					2014,02,20
116	回廊に映るかんばせ冴返る		2014,03,05		2014,03,04
117	木曽三川色それぞれの雪解かな		2014,03,05		2014,03,04	2014,03,21？
118	潮の香や沼底うなふ蜆舟				2014,03,04	2014,03,21？
119	在の風呂雪解雫の音しきり				2014,03,04
120	春めくや机上に開く尾瀬の地図		2014,03,05		2014,03,04	2014,03,21
121	啓蟄や北へと向かふ寝台車				2014,03,04
122	禅庭の余白を満たし春の雪				2014,03,04
123	手水舎の手水に春の兆しかな				2014,03,04
124	春の土抱ききし嬰をおろしけり				2014,03,04
125	春愁や父の叙勲の額の嵩		2014,03,05
126	寒明ける押さねば開かぬ電車ドア		2014,02,07		2014,02,05	2014,03,21
127	啓蟄や窓見当たらぬ戦船			2014,03,17	2014,04,02	2014,03,21
128	壊したる生家の跡や梅真白					2014,03,21
129	落椿散り敷く藪の自己主張			2014,03,17
130	故郷や終日になふ草刈機				2014,04,02
131	春泥や戻りし猫の足洗ふ				2014,04,02	2014,04,19
132	白子干紛れし烏賊の子の主張				2014,04,02
133	はや今朝の白木蓮の花の錆				2014,04,02	2014,04,19
134	名を問へば花盗人も知らぬとよ			2014,04,21	2014,04,02
135	竜天へ雲竜型の土俵入り			2014,04,21	2014,04,02
136	竜天に登る天井雲竜図				2014,04,02
137	石庭の余白を埋む雪時雨					2014,04,19
138	残桜や書肆の隣の武道具屋					2014,04,19
139	助士席の妻の舟漕ぎ春の波				2014,05,10	2014,04,19
140	惜春やベンチに漢人一人づつ					2014,04,19
141	春潮の渦へ散骨釣りの友　12		2014,05,02			2014,04,19
142	眼間の軽き疼きや揚げ雲雀			2014,04,21
143	抱き上げし児の髪まぶし風光る		2014,05,02
144	眼間の残る疼きや落雲雀		2014,050,2		2014,05,10	2014,05,19
145	蜆掘靄より現るる遠筑波　13		2014,05,02
146	花筏水面に揺るる天守閣		2014,05,02		2014,05,10
147	花柄を摘みぬ花蜂払ひつつ
148	開くとは見えで宝鐸草の花				2014,05,10
149	三山の見えて上州夏近し				2014,05,10	2014,05,19
150	子の立ちて家の広さよ暮の春				2014,05,10