俳句ノート

<春2>

更改 2013年4月03日

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 NO  句  備考 W   T  N
51 山稜に先づ見え初むる雪間かな 山梨県御坂山塊毛無山 
52 春雷一打三月十一日 伊豆大島
53 水温む水琴窟の音も又 横浜市横浜公園 2013,03,21
54 咲き誇る野梅の果てや富士ま白 小田原市曽我梅林 
55 草も木も色やはらかく春なかば 横浜市荒井沢市民の森
56 鳥雲に入らんと待てる城ケ島 三崎市城ケ島
57 柔らかく円かなりけり春の磯 神奈川県三崎市城ケ島
58 山桜寄れば深空へ離れけり 鎌倉市六国見山
59 花を恋ふ心と散るを恋ふ心 小田原市長興山紹太寺枝垂れ桜
60 春の磯吾が足跡の孤愁かな (神奈川県三崎市城ケ島
61 茂の辺り何か気配や水温む 鎌倉市大船植物園
62 桜満ち背に何やら気配かな 東京都千鳥が淵
63 芽吹山斑まだらに膨れけり 鎌倉市今泉
64 寄り添ひて添はれて咲きぬ二輪草 茨城県常陸大宮市御前)
65 白梅や社膨るる絵馬の嵩 鎌倉市荏柄天神
66 春一番妊婦庇いて立ち止まる
67 金縷梅の花冠縺るる東慶寺 鎌倉市東慶寺 2013,03,01
68 梅の里生々流転の図を拝す 水戸市県立近代美術館 2013,03,01
69 冴返る回廊軋る建長寺 鎌倉市建長寺 2013,03,01
70 花時計文字盤まだら春浅し 鎌倉市大船植物園 ・ 
71 如月の光眩しや鎌を砥ぐ
72 春めくや靄より出づる白ズック
73 寒戻る父の喪服に在の葬 2013,03,10
74

囀や舌頭千転一句なる

2013,03,01
75 尼寺の門に下がりし花便り
76 白梅や絵馬重たげな天神社 鎌倉市荏柄天神
77 春憂う詠めど読まざるカントかな 2013,03,01
78 飼ひ主も犬も老いたり春の暮 2013,03,06
79 紅白の和紙に載せたる雛霰 2013,03,06
80 三月来街行く人の姿勢よし 2013,03,06 2013,03,21 2013,03,10
81 杉菜継ぐ遊び懐かし故山かな
82 抱き上ぐる児の髪眩し風光る 2013,03,06 2013,03,21 2013,03,10
83 杉菜生ふ納屋に納めし父の鍬 2013,03,06 2013,03,10
84 春愁や母の話のとめどなし 2013,03,06
85 陽炎や廃線跡をバスの行く 2013,03,06 2013,03,21
86 掘り起こす土に春光零れをり 2013,03,06
87 春の宵朱唇くゆらす紫煙かな 2013,03,18 2013,03,06
88 春愁や仰ぐ菩薩の貌の陰 2013,03,06
89 蒲公英と児の帽廻る洗濯機 2013,03,18
90 木の名とて多き差別語芽吹きけり 2013,03,18
91 もう二年まだ二年とも辛夷咲く 2013,03,21
92 黙?の背に白梅散り初むる 2013,03,21
93 利休忌や微かに揺らぐ自在鉤 2013,04,03 2013,04,03 2013,03,21
94 もう二年まだ二年とも滝桜 2013,04,03 2013,04,03 2013,04,20
95 花の塵払ひ揃ふる旅の靴 2013,04,03 2013,04,03 2013,04,20
96 すれ違ふ農夫に残る畦火の香 2013,04,03 2013,04,20
97 花吹雪一丁目から三丁目 2013,04,03 2013,04,03 2013,04,20
98 桜散る人影見えぬ戦士之墓 2013,04,03 2013,04,03
99 児の土産風に落ちたる八重桜 2013,04,03
100 児は帰るタッチパネルの春の泥 2013,04,03

春3

春3

春5