俳句ノート

<冬(新年)5>

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更新日 2017,02,03

 NO  句  備考 輪  ちくわ シニア句会  その他
201 餅花を 揺らして潜る 暖簾かな 2016,01,20
202 抱き止めし 焚火の匂ふ うなゐかな 2016,01,20
203 蒼空を 透(き)いて?梅(の) 溶けさうな 2016,01,20
204 初富士を 仰ぐや常の 富士ならず
205 よく笑ふ 人の長寿や 寄席開 2016,01,08 2017,01,11 2016,01,20
206 故郷の 訛で交す 御慶かな 2016,01,08 2016,01,20
207 永遠の ゼロのロケ地や 初筑波
208 心にも 三寒四温 けふ四温 2016,01,08 2016,01,20
209 立ち話 焚火の匂ふ 老夫婦 2016,01,08 2016,01,20
210 くだら野を 行く一億人の 一人とし
211 読初めは 寂聴源氏 物語 2016,01,19
212 「つくばやま はれ」の幻聴 開戦日 2016,01,19
213 憂国忌 今日も遅れるる 中央線 2016,01,19
214 冬の月 背戸より出でし 下駄の跡 2016,02,3
215 一月の 終はる「カマキン」 有り難う 2016,02,3
216 歳の豆 お裾分けして また多し 2016,02,3 2016,02,20
217 残りたる 片手袋の 思ひかな 2016,02,5 2016,02,3 2016,02,20
218 待春や 触れ合ふ絵馬の 音頻り 2016,02,5 2016,02,3 2016,02,20
219 冬萌や 身重娘の 肌の艶 2016,02,5 2016,02,3 2016,02,20
220 谷戸道の 落葉熟れて 春近し 2016,02,5 2016,02,3 2016,02,20
221 装ひて 長谷の大仏 春を待つ 2016,02,3
222 挨拶を 交はす白息 交はりぬ 2016,02,3 2016,02,20
223 駆け込みし 少女の吐息 今朝の冬 2016,11,04 2016,11,02
224 鎌倉や 写経机の 冬日濃し 2016,11,20
225 柿落葉 愛でつつ歎き 掃く媼 2016,11,20
226 歩みをり 今を生きむと 冬の蜂 2016,12,02 2016,11,20
227 今朝の冬 昨夜(よべ)の紅葉ぞ 散りにける 2016,11,21
228 七五三 磴を登りて 泣き笑ひ 2016,11,21
229 *追越して 見てみてみてと 柿落葉 2016,11,21 2016,12,07
230 *写経する 机に冬日 映ろひぬ 2016,12,02
231
232 落葉踏む 音の止まりぬ 紙垂の前 2016,12,02 2016,12,07 2016,12,20
233 *よそよそしき 故郷の山河 帰り花 2016,12,02 2016,12,20
234 *冬の蜂 今を生きむと 歩みをり 2016,12,07
235 冬青草 朱書の墓碑の 色を抜き 2016,12,02 2016,12,07 2016,12,20
236 *写経する 机に移ろふ 枯木影 2016,12,07
237 *写経せる 般若心経 冬日影 2016,12,20
238 冬鵙や 甘き色香の 雑木山 2016,12,20
239 尖りて 充電中の 冬木の芽 2016,12,20
240 枯芙蓉 こぼれし種の 行き処 2016,12,20
241 冬ざるる 賽の河原の 六地蔵 2016,12,19 2017,01,20
*冬すみれ 賽の河原の 六地蔵 2017,01,11
242 街師走 つれづれなれど 急く心 2016,12,19
243 敷島や 忠臣蔵の 年の暮 2016,12,19
244

裸木の 笑窪のごとき 幹の傷

2017,02,03 2017,01,11 2017,01,20
245 火打石 打ちてよよよひ 達磨市 2017,01,11
246 *御手洗(みたらし)の飛沫一瞬去年今年 2017,01,04 2017,01,20
247 元朝の 光輝(ひかり)のなかの エアライン 2017,01,04
248 大仏の めぐる胎内 淑気満つ 2017,01,04
建長寺 放つ 淑気かな 2017,01,11
249 砂浜の 児の描く丸も 吉書かな 2017,01,04 2017,01,11 2017,01,20
250 初詣 賽銭箱へ 遠投す 2017,01,04 2017,01,11