<冬(新年)1>
更新日 2013年12月17日
NO(年月日) | 句 | 備考 | W | T | S | K | N |
1 | 茶の花や ひと日の暮るる つつがなし | ||||||
2 | シンプルは 美しきかな 枯木立 | 茨城・那珂川中流域 | |||||
3 | 海境に 日の気あふるる 寒の明 | 神奈川・江ノ島 | |||||
4 | 裸木の 力ためをる 幹の瘤 | 2013,12,15 | 2013,12,05 | ||||
5 | 大寒の 色きはまれる 蘆薈かな | ||||||
6 | 江ノ島に かぶさる富士や 初御空 | ||||||
7 | 冬没日 今日はふできな 玉子焼 | 茨城・山王山 | |||||
8 | 大根畑 つづく海見ゆ あたりまで | 神奈川・三浦市 | |||||
9 | 凍滝の うちより漏るる 水音かな | 茨城・袋田の滝 | |||||
10 | 一片の 雲見当たらず 冬没日 | 鎌倉・六国見山 | |||||
11 | 山の端に 一寸冬の 入日かな | 鎌倉・六国見山 | |||||
12 | 明日よりは 日は戻り来る 冬至かな | 神奈川/葉山・長者ヶ崎 | |||||
13 | 漢一人 立てる冬至の 岬鼻 | 神奈川/葉山・一色海岸 | |||||
14 | 打ち上げる もの何もなく 冬の波 | 茨城・大洗海岸 | |||||
15 | 散り敷きて 土にかへらむ 落葉かな | 茨城・県民の森 | |||||
16 | 冬至の日 穏やかにして 頼りなげ | 茨城・那珂川 | 2013,12,05 | ||||
17 | 冬怒涛 沖に浮寝の 鴎かな | 茨城・大洗海岸 | |||||
18 | 女児の 声透き通る 枯野かな | 茨城・那珂川河岸 | |||||
19 | 線のみで 描かれおりし 枯木山 | 茨城・山王山 | |||||
20 | 一時の 宴や冬の 鷺の舞 | 茨城・那珂川中流域 | |||||
21 | 戦船 見ゆる公園 冬薔薇 | 神奈川・横須賀市 | |||||
22 | |||||||
23 | 実朝忌 銀波金波の 和賀江島 | 鎌倉・和賀江島 | |||||
24 | 百合鴎 人との間合 会得かな | 神奈川・柏尾川 | |||||
25 | 寒夕焼 立ち去りがたし 岬鼻 | 神奈川・一色海岸 | |||||
26 | 冬の富士 一朶の雲を 望むかな | 鎌倉・六国見山 | |||||
27 | 広重の 描きし景や 蘆薈咲く | 神奈川・横須賀市秋谷海岸 | |||||
28 | 湘南の 長寿の里の 十二月 | 神奈川・二宮町吾妻山 | |||||
29 | 冬の霧 朝餉に急ぐ 鳥の影 | 茨城・那珂川中流域 | |||||
30 | 冬晴れて 東京湾の 波静か | 神奈川・横須賀市みかさ記念艦 | |||||
31 | 数ひ日の ひと日が暮るる 恙なく | 神奈川・鎌倉市今泉ごみ焼却場 | |||||
32 | 宙に未だ 碧空残る 寒夕焼 | 神奈川・藤沢市江の島展望灯台 | |||||
33 | 切通し 落ちて華やぐ 寒椿 | 神奈川・鎌倉市 | |||||
34 | 大仏も 気になる様子 冬の梅 | 千葉県・鋸南町鋸山日本寺 | |||||
35 | 父母に 先づは感謝よ 初山河 | 茨城県・常陸大宮市那珂川 | |||||
36 | 一陽来復 明日よりは 日は北へ | 神奈川・藤沢市江の島 | |||||
37 | 大寒の 姿勢を正す 鷺一羽 | 神奈川・葉山町一色海岸 | |||||
38 | 冬怒涛 今も涙す 遭難碑 | 神奈川・鎌倉市七里ヶ浜 | |||||
39 | 冬鴎 昭和を生きし 船の錆 | 神奈川・横浜市山下公園 | |||||
40 | 日溜りを 動かぬ鴎 寒の磯 | 神奈川・横須賀市天人島 | |||||
41 | 捨て舟の 泥の乾きや 寒の内 | 茨城・常陸那珂市那珂川 | |||||
42 | 夜叉五倍子の 世代交代 人も又 | 神奈川・鎌倉市六国見山 | |||||
43 | スワン翔つ 光の粒を 零しつつ | 茨城・那珂市古徳沼 | ○ | ○ | |||
44 | 冬至の日 研ぎし鋏に 来てをりぬ | ○ | |||||
45 | 過疎街の 途切れとぎれの 縄飾 | ○ | |||||
46 | 鳥影の 頻る荒磯や 初日待つ | ○ | ○ | ||||
47 | 背伸びして 見る初富士や 富士見坂 | ○ | ○ | ||||
48 | 産土の 川ひと筋や 初景色 | ○ | ○ | ||||
49 | 神垂の 一つ外れて 三日かな | ○ | |||||
50 | 方丈に 蛇の目傘あり 女正月 | ○ |
春10