俳句ノート

<秋3> 

2015,10,20 更改

   

 NO  句  備考 w     K 
101 白芙蓉 影を落して 一華散る 2014,10,03 2014,10,01
102 赤蜻蛉 飛ぶや昭和の 遠くなり 2014,10,01  
103 稚児成りの 吾子に合掌 御取越 2014,10,03 2014,10,01  
104 秋彼岸 兄妹の床 並べしく 2014,10,03 2014,10,01  
105 釣瓶落し 塒にいそぐ 鴉どち 2014,10,01  
106 掌に掬ふ 新米ほのか 日の香り 2014,10,03 2014,10,01  
107 桜葉の 隙きて紅葉す 檀かづら 2014,10,01  
108 男体も 女体も紅葉す 筑波山 2014,10,01
109 ベレー帽 赤い羽根付け 吟行へ 2014,10,20
101 目覚むれば 今日の内なる 夜長かな 2014,10,20  
111 銀舎利てふ 言葉懐かし 今年米 2014,10,20
112 台風や 鬣たてて 波頭 2014,10,20
113 釣瓶落し 螺旋階段 下の闇 2014,11,05 2014,10,20
114 浜菊や 磯節十八番の 考なりき 2014,10,20
115 桐一葉 落ちて薄らと 火山灰の塵 2014,10,20
116 鳥威し 奥祖谷二重 かつら橋 2014,10,21
117 浜菊や 原発敷地 見晴るかす 2014,10,21 2014,11,05
118 児のあけし 障子の穴や 冬隣 2014,10,21 2014,11,05 2014,11,18
119 浜菊や 降りみ降らずみ 白秋碑 2014,11,18
120 鈴生りの 熟柿おちこち 村の過疎 2014,11,18
121 部落の消えて 鈴生りの 熟柿かな 2014,11,17
122 吾喜寿と 云へば傘寿と 敬老日 2014,12,03
123 新ちぢり 島の松影 みな斜め 2015,08,17
124 ひぐらしのかなかなかなとひぐれかな 2015,08,17
125 芋の露 一滴ごとの 己の貌 2015,08,30
126 蓑虫や ふと思ひ出す 父の癖 2015,09,11 2015,08,30 2015,09,20
127 蓑虫や ふつと気づきし 父の癖 2015,08,31 
128 峠茶屋 間垣に覗く 吾亦紅 2015,09,11  
129 吾亦紅 活けて古書肆の 棚の隅 2015,08,30  
130 柿の実に 頭ごつんと 檀那寺 2015,09,11 2015,08,30 2015,09,20  
131 空襲の 夜もこの土手に 遠花火 2015,09,11 2015,09,20  
132 竜潜む 淵へバンジー ジャンプかな 2015,09,11 2015,08,30 2015,09,20
133 *名月を 壊して遊ぶ 露天風呂 2015,08,31
134 釣瓶落し 歩幅に合はぬ 石ただみ 2015,09,20
135 *吾亦紅 生けて古書肆の 古机 2015,09,20
136 結界を ピョンと飛越え 秋彼岸 2015,09,21
137 *吾亦紅 生けて古書肆の 棚の隅 2015,09,21
138 千切れ雲食べたきものに見えて秋 2015,09,21
139 蚯蚓鳴く 無人踏切 先の闇 2015,10,02
140 星月夜 電車の眠る 始発駅 2015,10,02 2015,10,07 2015,10,20
141 振(り)向(けば)くやまた新たなる秋の暮 2015,10,02 2015,10,07 2015,10,20
142 四橋の 見えて潮来の 水澄めり 2015,10,02
143 *釣瓶落し 歩幅に合はぬ 磴下る 2015,10,02 2015,10,07
144 *台風裡 鬣立て 浪頭 2015,10,07
145 登り切る ことなく崩る 秋の雲  2015,10,07
146 月白や 稜線あるる 女体山 2015,10,07
147 愛の羽根 傷痍軍人 立ちしそこ 2015,10,07
148 秋寂ぶや 旅人のごとく 訪ふ故郷 2015,10,07
149 頂上や まだいろ(色)淡き (秋)あき茜 2015,10,07 2015,10,20
150 *蚯蚓鳴く 無人踏切 闇ふかし 2015,10,07

 

秋4