月と野良猫と私

・釣行日:03年11月8日
・釣行場所:毘沙門
・実釣時間:16:45〜22:15
・潮時:(大潮)満潮 4:31 16:19 干潮10:23  22:39
・付けエサ:オキアミ、
・コマセ:アミ2キロ、サナギミンチ1キロ、配合エサ少々
・釣果:ボラ、サメ、タナゴ、フグ、ゴンズイ

(釣りキチ日記)
愛車に釣り道具を積んで、エンジンをかける。
もしかしたら僕は、この瞬間が一番好きなのかも知れない。
だって、「これから釣りに行けるぞー」ってワクワクしちゃうでしょ!

えびす屋さんに到着すると、黒鯛倶楽部の沢村さんがおります。
「あっ!どうもー!」と挨拶を交し、えびす屋さんのご主人と三人で暫く談笑します。
今日も、沢村さんとお会いできてラッキーでした!これで釣果さえあれば・・・

毘沙門に到着した僕は、前回しんさんとご一緒した場所で竿を出します。
実釣開始時刻は、ちょうど満潮時刻だったので潮位が高く、思った以上に
波ッ気があります。「これはいけるかも?」と期待に胸が膨らみます。
が、しかーし!日没前はエサ取りのタナゴ(小さいやつ)がわんさか!
付けエサは、数秒と持ちませんので夜釣りに期待したいところです。

ウキも見えなくなり、電気ウキを点灯させて夜釣り開始となりました。
これを堺にチビタナゴは姿を消したようです。そうそう、お子ちゃまは早く寝ないとね!
これで釣りに集中できます。いつものとおり根際を狙います。
でも、なーんも釣れません。やっかいなフグやゴンズイも姿を見せません。
付けエサも原形を保ったまま戻ってきます。
なにも釣れない状態が2時間位続いたでしょうか、やっとアタリがありました。
釣れたのはゴンズイです。ゴンズイ釣るのにこんなに苦労するなんて・・・
このゴンズイをきっかけにポツポツとアタリが出るようになりました。
しかし、釣れるのは外道ばかり。「おかしいな?、いるはずなのに」
色々試行錯誤して、めちゃくちゃ神経を集中させますが本命は釣れません。
そうこうしていると、潮もかなり下がってきました。
僕が竿を出している場所も、完全な地続きの磯になってしまいました。

それでも諦めないのが僕、一生懸命頑張っています。
それにしても今日は、ほぼ満月なので月光が眩しい位です。
ゴンズイを針から外す時も月光のおかげで楽ちんです。

そんな状況で釣りを続けていると、背後にふと気配を感じました。
振り向いてみると野良猫が一匹、僕のすぐ後ろで行儀良く座っています。
「あっ!そうか、地続きになったから来れたんだー」
きっと、僕の釣る魚を狙っているのでしょうね。
僕と猫の距離は3メートル位でしょうか、魚を針から外す時も
悪さする様子もなく、じーと僕の事を見ています。「カワイイー」
思わず僕も、釣りを止めて猫と見つめ合っちゃいました!(笑)
月夜に浮かぶ誰も居ない毘沙門の磯に猫と僕だけ。
「なんて非日常的なんだー!」(笑)
今日はこの猫に癒されたかなって感じです。

あっ!そうそう、釣りの方は最後に60cm級のボラを釣って終わりました。
おかげで、タモ網がボラ臭いっす!(笑)

本当は今回の釣行で、今年の毘沙門はおしまいにして、年末に向け
城ヶ島へ通おうかと思っていました。
でも、今回ボウズだったのでどうしようかな?
やっぱり毘沙門に来ちゃうかも?(笑)