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「華やかに光り輝く」という意味を持つ「曄」。「曄」のように「華やかに、晴れやかに光り輝き、人の心に温かく響くような書作品を創りたい」、そんな願いをこめて、雅号を「響曄」としました。
そして生徒さんにも、同じ思いを抱き、世界に1つだけの、自分にしか書けない作品を創っていただきたいという思いをこめ、教室には「曄」の1字からとって「華墨會」とつけさせていただきました。
書道を習う方の多くは、字を上手に書きたいと思っていらっしゃいます。ですから華墨會では、基礎的なことからご指導いたします。その上で「自分の書いた作品が何らかの人にメッセージを伝えられたら、とても素敵だと思いませんか。」というお話をしております。
「いつか上手になって自分の作品を創ってみたいです」とおっしゃる生徒さんに、私はよくお伝えします。「字が上手になることも大切ですが、作品を創るときに一番大切なことは、上手に書くことではありません。極端なことを言うと、上手くなくてかまわないのです。自分の気持ちと向き合い、それを素直に紙の上に表現できればいいのです。それが作品を創るということなんですよ。そしてそんな作品が人の心に響いたら素敵だと思いませんか・・・」と。華墨會では、このような思いを共有し、生徒さんと一緒に、世界に1つだけ、自分だけの書を創っていく活動をしております。
日々の活動、書道家としての思い
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“華やかに、晴れやかに、光り輝き、人の心に温かく響くことができるような書作品を創りたい”そんな思いをいつも胸に抱きつつ、ではそのためにはどうしたらいいの?と自問自答の毎日。
心をこめて、自分の気持ちを表現し、それを人に伝えたい、そのためにはどうしたらいいのだろう?と考えているときに、「美伝心」という言葉を教えていただきました。「美伝心」とは「美を伝える心を育み届けること」。それを自分の書で表現できたら、それは「人の心に響くこと」とイコールになるのではと思えてきました。
作品を創る上で一番緊張する瞬間、それは真っ白な紙に初めの一筆を下す時です。自分が試されている気がします。紙とまっすぐに向きあう、それは同時に自分と向き合っている時。その瞬間、一番素直で謙虚な自分になって作品を創れたら・・・その時初めて、人の心に響く作品ができるのではないでしょうか。
「美を伝える心」なんていうと大げさな感じがします。そんな大きな人間じゃない、そんなできた人間じゃない。そんな誰からも尊敬されるような人間じゃない・・・それでかまわないのです。そんなちっぽけな1人の人間だと思うからこそ、美しいものを伝えていく心を育てようと努力するのです。ほんのちょっとしたことに感謝したり、感動したりできる気持ちや、思いやり、人をいたわる心、そんな誰にでもある優しい気持ちに素直に向き合って、それを届けようと努力する。それを自分の書作品で表現したり、生徒さんの創作活動おいて、そのお手伝いをしたりできればと思います。そして完成した作品が見てくださる方へのメッセージとなり、ほんの少しでも何かを感じていただければ、書道家としてこれ以上の喜びはありません。
教室での生徒さんの声
体験学習ご参加の方から、「教室に飾ってある作品を見て思ったんですが、ただまっすぐに書くだけが
子どもたちとのお稽古は、まず初めにきちんと正座して挨拶をするところから始めます。子供たちは書道を学ばせてくださるご両親への感謝、教えてくれる先生への感謝、そして私は、楽しく習いにきてくれる子どもたち、私を信頼し子どもたちを任せてくださるご両親への感謝の気持に向き合うためです。こんな日常的な行動からでも美を伝える心を一緒に育んでいければと思います。
小学校2年生のお子様が「なんで学校ではお習字ないんだろう〜。こんなに楽しいのに学校でも早く習いたい」と言ってくれたときは、教室をやっていて本当に良かったと思いました。書を通じて、美を伝える心が届いているのかなぁと感じる瞬間です。
このようなことを感じるたびに、教室にこられる生徒さんだけでなく、もっと一般の方々にも書の作品をご覧いただき、書道の楽しさを実感していただきたいと感じています。そして書を通して美を伝える心を育み届けていければと思います。