温泉卵に命をかける

温泉に行ったら温泉卵。これは僕の常識です。元来、卵が大好きな人生を歩んで来た僕が、 ある時温泉に目覚め、そこで出会った卵と温泉の奇跡のコラボレーション。 阪神タイガースにイチローがやって来たような無敵のコンビネーションですね。 で、そんな温泉卵。温泉地によって色、味、質などかなり個性があります。 そこで、折角温泉ページを持つこのサイトだ。前代未聞、業界初、夢の温泉卵ページがあってもいいんじゃないか! いや、むしろトップページも狙えるんじゃねえか!?なんてことで公開を決めました。 (たぶんすでにどっかにはあるだろう・・・) ゆくゆくは温泉卵業界の指標になれるようなサイトにしていきたいもんですな。 (「弊社の温タマはあのサイトに掲載されました」みたいな。絶対ありえない。) とはいえ今までさんざ食ってきた温泉卵ですが、いかんせん写真なんかほとんど無い状態。 食うのに必死で写真なんざ撮ってるヒマがなかったので、温泉行くたびにこれから資料をそろえて 行くことにします。(何げに更新が遅いと暗示してんな・笑)
さあ、卵大好きっ子あつまれ!!


★第十一回 平湯温泉 伝説のはんたいたまご −2005/8/17−
  DATA:食べれる場所・・・平湯温泉・中田商店前 お値段・・・1個50円
お持ち帰りたまご 岐阜県奥飛騨温泉郷の玄関口、平湯温泉。いままであまり立ち寄らなかったのですが、 とってもキュートな言葉を耳にして誘われるように訪問してみました。
「はんたいたまご」これがこの街にある噂の正体。 最初、テレビでみたことのある「黄身と白身が逆になったたまご」かと思ったがさにあらず。 (それならそれでうれしかったけどね。笑) 事の真相はごらんのとおりの太陽の輝き・おんたま様。 この地方では昔から温泉たまごのことを「はんたいたまご」と呼ぶそうです。 普通にゆでたら白身が硬くて黄身が半熟のはずなのに温泉で作ると逆に白身がやわらかいから、ってことで ネーミングとしては至極真っ当。 むしろこの「はんたいたまご」というネーミングセンスに住民の方々のセンスのよさを感じます。 ほんとキュートな響きにもうメロメロです。 「おんたま」ではなくあくまで「はんたいたまご」
さあ、あなたも手にとってこの芸術品を楽しんでみてください。


★第十回 野沢温泉 社長と蕎麦と温泉卵 −2005/3/2−
  DATA:食べれる場所・・・野沢温泉・麻釜源泉横のみやげ処 お値段・・・1個60円
お持ち帰りたまご 「うちの宿は年中一律12,000円の安めの料金なんだ」
彼はそう言って笑った。
「日本の宿の料金システムは間違っているのではないか?だいたい平日は暇だからサービスがいい、 土日は忙しいからサービスが悪い。どうがんばっても多少の品質差はあっても宿屋とはそういうものだ。 だから土日の方が料金が安いほうが理にかなっていると思うんだ。」
なるほどと思う。僕は出された温泉コーヒーを一口飲んだ。彼は続けた。
「高級宿の1万5千円〜2万5千円というような値段設定もどうだろう。宿は回転率が重要だ。 例えば今日2万5千円の客室しか空いていない状況で1万5千円希望の客が来た場合、断ると思うかい? きっと宿泊を受けるはず。2万5千円の客に出す料理と1万5千円の客に出す料理、恐らく同じ板前が作っているはず。 部屋のレベルが違うだろうがそこまで極端に違う経験はしたことが無い。じゃあ、宿代1万円の違いはなんだろう。 その点をきっちり考える客が日本には少ないから宿の思うツボになっているだけなんだと思うよ」
彼は彼の経営哲学を熱く語った。炉辺で飲むコーヒーと彼の小話、古めかしいボンボン時計が店内で鳴りゆったりした時間が流れる。 彼の話は急に方向が変わった。新しい話の引き出しに僕は期待を込めてまた聞き入る。
「うちはおいしい蕎麦をだすよ〜」
つなぎを使わずそば粉だけで蕎麦を打つのだそうだ。確かにうまそうだ。 別の場所で経営する蕎麦の店はここから4Km先。 僕がコーヒーを飲んでいる時に来た7人の昼食客は社長に言われるがままに蕎麦を頼んだせいで あれよという間に送迎の車に運ばれていった。多分、彼らはここで食べれると思ったろう、 と少し気の毒に思いながらも僕は笑ってしまった。 社長の人柄がなんだかそれを許させてしまうんだ。 社長の自慢の蕎麦についてくる自慢の温泉卵。よし、ひとつ買って帰ろう。 蕎麦は今度までのおたのしみだ。


★第九回 渋温泉 湯めぐりのお供にもおんたまを −2005/2/6−
  DATA:食べれる場所・・・渋温泉・古久屋前 お値段・・・1個50円
古久屋たまご 石畳の路地が温泉情緒を誘う信州・渋温泉。 名物の九湯めぐりをしているとふと道端で見つけたやさしい源泉にキラキラ輝く宝石の入ったカゴ。 さあ、あなたは手早く傍らのカゴに50円玉をひとつ入れ湯につかるカゴに手を入れます。 たくさんある中で、できるだけきれいな形で、湯に直接当たっている子(玉子)を探しましたか?
   あ♪あったぞ。
おもむろにてっぺんにひびをいれて丁寧に剥いていきましょう。 恥ずかしそうにこちらを見ているとろとろで艶々した白銀の輝きにしばしうっとり。 そうしてヒトトキの逢瀬を楽しんだらお猪口で飲む日本酒の様に一気に口へ流し込みます。
   ふわ〜りトロリ・・・  
フルフルした白い布団の中でまだ半熟の黄色の果実が弾け至福のときが貴方の舌を包み込むでしょう。 塩や醤油なんて必要ありません。 ほのかに温泉の味がついていて玉子の魅力的な味を完全に引き出してくれているのですから・・・。


★第八回 赤倉温泉 温泉卵に半殺しにされてみた −2004/3/6−
  DATA:食べれる場所・・・赤倉温泉・越後屋前 お値段・・・1個60円
キムチ付きたまご 目の前の真っ白に輝く妙高山もまぶしい赤倉温泉で、もっとまぶしい御玉様を発見しました。 赤倉温泉一番の繁華街の通りに面した越後屋さん前でライオンの口からダバダバと流れ出でた温泉 の中で温泉たまごは光り輝いてとてもキレイでした。やったね♪(意味不明) 源泉が56℃で湧出口から10Km離れているため適度にぬるまった湯温です。 48℃と店の看板に書いていましたが、冬だからか45℃くらいな感じがしました。 さて温たま。新鮮だからか非常に殻が剥きにくく、経験がものを言う難易度の高い卵です。 さてここからがここのハイライト! なんとキムチをつけて食べるのだ〜!その名も「半殺しキムチ」!! しかも無料だっっ!うっひゃー! 卵の黄身は半堅で口の中でピリ辛キムチと混ざり合いまろやかな口当たりとなって 喉を流れていきます。
あ〜〜〜〜〜。死ぬ・・・♪
いっぺん食う価値ありまっせ!旦那!


★第七回 黒薙温泉 秘湯中の秘湯のおんたま −2004/2/23−
  DATA:食べれる場所・・・黒薙温泉・黒薙温泉旅館内 お値段・・・1個80円 2個150円
朝はやっぱりおんたまだ トロッコ電車でしかこれない秘湯・黒薙温泉。 駅から廃線のトンネルを15分以上かけて歩いて抜けてようやくたどり着くまさに秘湯中の秘湯。 こんな黒薙温泉にも温泉たまごはありました。 2個頼むと10円お得なのがうれしいじゃないですか。意外とこうゆうことって少ないんですよ。 ここの御玉様は白身がやわらかく黄身が少ししっかりしてるといった風。 温泉たまごのタレなんてありゃしません。 男らしく(←意味不明)醤油をたらしてすすります。 黒部の清流の音、静かな山小屋の雰囲気、テレビもろくに入らない山奥では、 温たま一つとっても普段とは違う異世界感がつきまといます。 温泉ってほんと素晴らしい。日本って素敵な国だと思います。(←温泉たまごだけで大げさ。なに言ってんだか。笑)


★第六回 新穂高温泉 バス待ちのお供におんたまを −2004/2/23−
  DATA:食べれる場所・・・新穂高温泉・村営食堂内 お値段・・・1個50円
へたくそ剥きでイビツです 新穂高温泉の一番奥、ロープウェイ乗り場の手前に村営食堂があります。 この食堂、開いてるのか閉まってるのかいつもよくわかりませんが、店の中は万津屋といった感じです。 僕の田舎のおばあちゃんがやってた駄菓子屋にも似た空気をいつも感じております。 そんな店の中で無造作におかれたカゴの中で御玉さま発見! おばちゃんがたまごと一緒に殻を入れる広告の切れっ端をくれました。 なんかいいね、この雰囲気。 さて、わきたてのお湯にさらされているわけでは無いので基本的に冷たいこの温たま。 そこで僕は考えました。なんとか暖かくして食べれないモノか。きゅぴーん!すぐに閃きましたとも。 ここは湯量の豊富な新穂高。店を出てすぐの橋を渡ったところに源泉の飲泉口があるじゃないすか! すげーぞ俺!たまごのことなら頭の回転早いわ(笑)!早速あっためて食べましたとも♪ 白身も黄身も固まる直前でアンコのような舌触り。濃厚なたまごの味が口いっぱいに広がります。 ヤムヤム♪殻が非常に剥きにくくてイビツになりがちなのが玉に瑕ですが、源泉であっためる手作り感もいいもんですね。


★第五回 新穂高温泉 秘湯の会の秘密のたまご −2004/2/23−
  DATA:食べれる場所・・・新穂高温泉・槍見館内 お値段・・・1個50円
とろとろたまご 日本秘湯を守る会会員の槍見館さん。実はここでも温たまがゲットできます。 僕は初めてこちらに日帰り湯をしにいった時、すでに日帰り客の時間は終わっていてとりあえず温たまだけ食べて帰ってきた思い出があります。 湯は入れなくてもたまごは食う。たまごだけは死んでも食うのだ。 実際、「たまごあります」とか看板が出ているわけでもないので、館内に入った人しか出会えない秘密のたまごなんです。 まっ黒で太い梁の重厚な建物の中にはいるとロビーにちょろちょろと湯を引いてあり、そこに御玉さまはいらっしゃいました。 源泉掛け流しの岩舟の湯温は相当高くさわるとかなりあっつい。 宿のおばちゃんにたまごをすくってもらって殻を剥きます。おー!トロトロだ〜♪ 宿の人がしっかりゆであがりの管理をしてるので温泉たまごの状態は極上。 「たまごの上の方を剥いて塩をふってつるんと吸うといいんだよ」とおばちゃんが教えてくれました。 はーーーー。うめーーーーー。口の中いっぱいにたまごの黄身のうまみが広がります。 舌に黄身が最高のとろみ加減でからみつくからですね。いつもいつも湯に入らずたまごばっかり食べに行ってすいません。 でもこんなうまいんだからしょうがないですワ♪


★第四回 新穂高温泉 道ばたタマゴでほっこりする −2004/2/23−
  DATA:食べれる場所・・・新穂高温泉・奥飛騨おもちゃ博物館前 お値段・・・1個50円
固ゆでタマゴ 新穂高温泉の中でも、どちらかというとカップル向けのオシャレな温泉ペンションが多い中尾高原。 そこの奥飛騨おもちゃ博物館の前に源泉がタパタパ。無造作ながら温泉たまごが作られています。 無人販売所ですがたまごの補充はおもちゃ博物館の人がやってくれている様子。 新穂高に来るとまずここで御玉様をゲットしております♪ 湯にさらしっぱなしだからかはわかりませんが、この温たまはいつ食べても固ゆでタマゴ。 硫黄泉だからかどうかは知りませんが、殻をむくと表面がうっすらと茶色がかっているのが特徴です。 たまごが新鮮なので殻がなかなか剥きにくい。けど苦労をすればするだけ御玉様がかわいくて愛おしくておいちくなるとゆうもの。 かる〜く塩を振り掛けてガブリ。うま〜(*^o^*)。 街に住んでばたばたしていると道ばたでおやつを食べる感覚ってのはなかなか感じれないモノです。 おもちゃ館をのぞいて懐かしいおもちゃを楽しんで、温たまをほおばる。スローライフ、実感です。 ちなみにここのすぐ隣でジェラート売ってる店がありますが、ここもイチオシです。


★第三回 野沢温泉 大量の温泉タマゴに唖然 −2003/12/19−
  DATA:食べれる場所・・・野沢温泉・麻釜横 お値段・・・1個50円
大量タマゴ ごらんのようにこれまた大量のタマゴです。これ全部温泉たまご。 目からウロコです。しかも安い!!このお宝は野沢温泉の「麻釜」の横の売店で発見しました。 野沢温泉の「麻釜」といえばもっとも大きな源泉で、野沢の公共浴場の半分以上がここから温泉を引いていたり、 地元の方が野沢菜を湯がきにくる今も生活に密着した温泉文化が垣間見れる貴重なスポットでもあります。 98℃以上の高温の源泉でタマゴを茹でて、麻釜横のいくつかの売店で大量に捌かれておりました。 一個でも購入するとおじさんが「まあどうぞ!」とお店の中の机に案内してくれます。そこには塩や醤油があってゆっくりと温泉たまごを 堪能することができるという次第。ああ、スバラシイ。お茶も出てくるしね。 ここから一番近い公共浴場は「麻釜之湯」「滝之湯」「大湯」。湯上がりにお店のおっちゃんと話しながら 温泉たまごを嗜むのもオツなもんですよ。ちなみにこの野沢温泉、「松ノ湯」などのいくつかの公共浴場には 建物の横に温泉たまごを自分で作る為の湯を通した箱があるので、タマゴを買ってきてそれぞれの浴場で のんびり作り比べるのもいいかもしれません。今度やってみよ♪


★第二回 草津温泉 超リッチな温泉たまご −2003/12/19−
  DATA:食べれる場所・・・草津温泉・草津ガラス蔵前 お値段・・・1個120円
たまごの湯 結構驚いたのですが、草津温泉では意外と温泉たまごが売られてないんです。 あんなにあっちこっちにお湯があるのに出来合いの温泉たまごパックしか売っていない。 そりゃもうできたて温たまを探しましたとも(笑)で、草津ガラス蔵前でようやく到達、 温泉たまごタイムとなりました。ここではごらんのように籠にたまごを入れて常時温たまを作っています。 豪華なことにこの温泉、たまご専用源泉!さすが草津!!源泉一個をたまごに費やしてしまうあたり リッチじゃないですか。殻をむくとかなり柔らかく白身をこぼさないように一気に口につるんと入れてしまいましょう♪ あー・・・しあわせじゃ。とりあえず2個食ってきました(^o^)ちなみにお持ち帰りパックは6個入600円。 買って帰ったのは言うまでもないっす。


★第一回 北ア西穂屋 朝食温泉たまご −2003/11/26−
  DATA:食べれる場所・・・新穂高温泉 お値段・・・宿泊代に含む(笑)
西穂屋さん卵 記念すべき第一回の温泉たまごは新穂高温泉の「北ア西穂屋」さんの朝食たまごです。 当然ですが、泊まらないと食べられません。いつも深夜までここの貸し切り露天で星見しているもんですから 毎朝、温泉あがりの心地いい目覚めと、でもやっぱり眠い中で僕らを出迎えてくれるこの温泉たまご。 どこの温泉宿でも出てくる温泉たまごではありますが、やっぱりなじみのお宿のたまご。愛着があります。 特に味付けはなく醤油でも適当にかけて食ってくださいっていう雰囲気がたまりません。市販のダシ付きよりよっぽど原点の食べ方だと 思います。やっぱたまごは塩か醤油だな。大体の雰囲気としては白身は柔らかめ、黄身はふくよかな弾力があり 黄身が流れ出さない絶妙の火加減。ふわ〜うめえ・・・。西穂屋さんでの朝の決まり事です。



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