●拡張プログラムとは?
この基本セットにあるA01/M01以外にも電車走行キットプログラムはある。A01やM01では実現できない鉄道シーンを可能にするためのものだ。
種類 | プログラム例 | 解説 |
拡張プログラム | A03, M04等 | 通常の鉄道シーンだが、A01/M01では表現できないものを補完するプログラム。 |
蒸気機関車拡張 | M00SL, A02SL等 | 動輪の動く機関車牽引列車を可能にするプログラム。 |
場面限定拡張 | A667, M539等 | 現実に存在する(した)特定の鉄道シーンを再現するためのプログラム。カスタマイズの幅は狭い。 |
特殊鉄道拡張 | AM01 | モノレール等の特種鉄道を走らせるプログラム。 |
●拡張プログラムの入手。
拡張プログラムは、電車走行キットウェブサイト上から別途ダウンロードする。
ダウンロード後にすべきこと。
【1】添付のテキストファイルを開いて内容を確認。
【2】別途入手指定の画像ファイルがある場合は、それもダウンロードする。
【3】画像を指定されたフォルダへ移す。
【4】プログラムをA01/M01と同じフォルダに移す。
【5】起動して確認する。
●拡張プログラムの設定方法。
拡張プログラムは、A01/M01にはない機能がある。その結果として、A01/M01にはないパラメータが存在する。
にもかかわらず、マニュアルは添付していない。
A01/M01の設定方法に慣れていれば、簡単に応用できるからである。パラメータについての解説は、パラメータのある個所に書いてあるし、さほど難しくはない。
* A01/M01の応用では設定できないようなプログラムを作った時は、専用マニュアルを添付するかもしれない。
●拡張仕様の車輛について。
[ スムーズドア ]
拡張プログラム A03ではリアルなドア開閉が可能だが、これには車輛画像の他に「ドアだけ」画像が4枚必要になる。これは M01用の半透明窓画像と同じく「編成単位」であり、車輛画像と完全に重なるサイズで描くことになる。踏切などと同じく動作コードがあり、1〜4の数字を使用する。なお、4でドア全開となる。
[ 蒸気機関車 ]
蒸気機関車拡張プログラムでは速度に比例して動輪を動かすため、 特殊な画像仕様となっている。つまり、動輪と車体を分離した画像が必要になる。煙は必須ではなくオプション設定だが、これもまた別画像を重ねて表示する。動輪の動作コード等の詳細な解説は、電車走行キットウェブサイト上の解説ページを熟読されたし。
* スムーズドアと蒸気機関車は複数の絵をぴったりと重なるように描かねばならないため、レイヤ機能付描画ソフトが必須。敷居が高いために、基本仕様ではなく拡張仕様となっている。
[ パンタグラフ昇降(電気機関車) ]
拡張プログラム M04(M01系の電気機関車バージョン)では、機関車のパンタグラフ昇降が可能。各状態の機関車画像を入れ替えるだけで、何段階で動作するかも貴方の設定次第。パン下げと上昇途中の絵は、パンタグラフが架線に接していない以外、通常の車輛仕様と同じ。
[ 明暗切替 ]
拡張プログラム A08(A01系の地下鉄バージョン)では、トンネル内の暗い色の車輛と、駅などの明るい色の車輛を切替えて表示可能。暗い車輛画像が必要になるが、レイヤ付描画ソフトがあれば半透明の黒を重ねるだけでできてしまう。
[ 特殊鉄道 ]
跨座式モノレール、懸垂式モノレール、新交通システム、HSST、Maglevの5種類の特殊鉄道は、それぞれに基本的な仕様がある(縮尺は通常の鉄道と同じ)。それについては、電車走行キットウェブサイト上の解説ページを熟読されたし。
[ TK-Kids規格 ]
鉄道おもちゃ風のデフォルメ画像の規格。といっても、通常のTK規格と基本的な寸法仕様は同じ。拡張プログラム A02-Kidsに、この規格用の画像一式(含・無地車輛)を同梱している。