-+-+-2010 夏日記-+-+-
------2010 夏日記------


今年の夏は、盛岡で仕事の研修があった。暑い毎日が続き、北海道にでも行きたいなあ…などと話をしていて、研修で訪れる盛岡から足を伸ばして北海道に旅行することにした。予約をするのが直前だったために当初考えていた青森ー函館間のフェリーが取れず、八戸ー苫小牧間のフェリーを利用することになったけれど、どんな北海道旅行になることやら。とりあえず、旭山動物園が一番の楽しみだ。お盆期間は夜も開けているらしく、夜の動物園っていったい、どんなものなのか期待は膨らむ。ちなみに、当然のように車中泊を予定している。フィットでの車中泊旅行は、2年前の新潟・長野旅行以来だ。


------8月9日(月) 福島、盛岡 くもり------
(10:20二本松-13:50岩手県盛岡市) 276キロ


 昨日は実家に泊まったため、二本松出発。途中休憩をとりつつ3時間半で盛岡市に到着。お盆の帰省時期と重なって渋滞しているかと心配したが杞憂に終わった。今回は出張費が出ているため、遠慮無く高速道路を利用。ETCなんぞは付いていないので、普通に6050円也。

 だいぶ早く着いてしまったので、チェックインが出来る15時までお茶をする。ユウコさんが事前に調べていた、光原社というところへ向かう。光原社は宮沢賢治の童話集「注文の多い料理店」を出版したところなのだそうだ。その敷地内に可否館という喫茶店でカフェオレを飲む。しっかり豆から挽いてくれてとても良い香り。民芸品屋があって、そこで一目惚れした鳥の置物を購入。インドで作られた店員曰く「キウイ」の置物。「でもインドにはキウイっていないですよね」とも言っていた。光原社では偶然、明日の研修で一緒するMちゃんと遭遇。彼女は昨日から盛岡に来ていて観光していたとのこと。せっかく盛岡まで来るならねえ。考えることは一緒のようだ。


(可否館の店内から見た外の様子)

(可否館の店内にいる俺の様子)

(手前カフェオレ、奥コーヒー)
 盛岡はずっと曇り空で、それほど暑くはなかったけれど、夕立が少しあった。一度ホテルにチェックインして昼寝。今回泊まるホテルはR&Bホテルという盛岡駅前にあるホテル。職場で紹介されてネットで調べたら安かったのでそこにした。明日の研修で一緒になるOくんとMちゃんも同じホテルとのこと。ここはネットが使えて、部屋にイーサネットのモジュールがある。今日、明日と連泊することになっているが、ネットが使えるのはとても便利。北海道での予定をまだほとんど立てていないだけにネット環境の充実は大助かり。ノートパソコンも仕事で使うために持参していて、心置きなくネットに繋ぐ。


(なんだかいい感じの鳥)

(なんだかいい感じのカエル)

(ユウコさんが食べたがっていた冷麺)
 夕方まで昼寝をして、夕食をとるために盛岡駅に向かう。盛岡駅はだいぶ栄えていて地下街にいろいろな食事屋がある。冷麺のイメージしかなかったが、どうやらじゃじゃ麺も有名らしい。うろうろして結局はホテル近くのぴょんぴょん舎で夕食。ユウコさんが「ぴょんぴょん舎」「ぴょんぴょん舎」と言っていたので、メジャーどころのようだ。てっきり冷麺だけのお店だと思っていたら、冷麺は焼肉屋さんの一品で、それだけを食べるものではないらしい。焼肉とセットで頼んでビールやらチヂミやらと一緒に注文をする。焼肉はとても美味しかった。チヂミも初めて食べたけれどなかなかイケル。そして冷麺は、さすがに本場モノは美味しかった。実のところ、全然冷麺なんか食べたくもなかった。これまで何回か食べたことのある冷麺は、スープは酸っぱいし麺はこんにゃくみたいだし、美味しかったことがなかった。ところが、ここの冷麺はスープはそれほど酸っぱくなく、麺もこんにゃくみたいじゃなかった。福島に戻っても食べたくはないが、盛岡に来らまた食べてみたいと思った。夕食後ホテルに戻り睡眠。
------8月10日(火) 盛岡 晴れ------

 今日は研修の日。朝食は4種類のパンの中から好きなだけ選び、ジュースやコーヒーも同様。ビジネスホテルらしい朝食をとって研修の地へ。地図だよりに向かうがとても分かりづらい。iPhoneのマップを初めて使った。GPSってすごいね。このマップは北海道旅行でめちゃくちゃ便利な機能のとして酷使することになる。

 今日の盛岡は晴天。ものすごく暑い。気温はどのぐらいだったのだろう?全く福島と変わらず暑い。午後の研修では盛岡県立美術館に行く。今年で10年目になる新しい建物。普段入ることのできないバックヤードを見学。書庫がカッコよかった。こもりっきりで読んでいたいくらい。常設展では写真を撮ることができるらしく遠慮無く撮る。この美術館では舟越保武の作品を収蔵している。彫刻の人で、デッサンや彫刻作品、そして「舟越」という苗字からもしやと思ったら、舟越桂のお父さんだった。親子で彫刻家だったらしい。なんだかツルッとした女性の頭像に面影を見てしまった。デッサンなんかまんまそのままだし。企画展では「黒田清輝展」をやっていた。こちらは写真はNG。じっくりと観たのは今回が初めてで、そのデッサンの上手さに驚く。すごい上手。


(舟越保武の頭像その1)

(舟越保武の頭像その2)

(カトリック色の強い作品も数多い)
 研修を終えてホテルへ。今日も昨日と同じホテルに宿泊。シングルルームのペアプランで5900円。昨日は4620円のシングルルームにそれぞれ泊まったのだけど、二人で5900円はずいぶんとリーズナブルだ。今日も昼寝をして夕食をネットで調べた香醤でとる。じゃじゃ麺には食べる手順があるらしく、まずはぐちゃぐちゃとかき混ぜて食べる。麺を食べ終わったら、生卵(机にまとめて置いてある)を溶いて茹で汁を入れてもらいスープを飲む(チータンと呼ぶらしい)。大中小の大を頼んだら、麺の量が多くてチータンまでは頼めなかった。冷麺もそうだけど、どちらも昔からある郷土食ではなく、朝鮮半島や中国大陸から戻ってきた人がこの地に合うようにアレンジしたとかなんとか。どちらも戦後のことらしい。ホテルに戻りネットをやって就寝。

(萬鐵五郎の自画像)

(新しくて綺麗な建物だった)

(じゃじゃ麺うまかった)
------8月11日(水) 盛岡 十和田 くもり時々雨------

 10時にホテルをチェックアウトする。今朝はパンの種類が昨日と少し違う。どのパンも美味しかった。今日の夜10時のフェリーで北海道に向かう。八戸ー苫小牧間のシルバーフェリーという名前のフェリー。だいぶ夜まであるので、直接八戸には向かわずに、十和田市に向かう。無料区間の高速道路を有意義に活用し、盛岡から約3時間で青森県十和田市に到着。青森は、にんにくの生産量が日本一で、十和田市は青森一の生産量を誇るらしい。確かにスーパーで売っている国産のにんにくはいつも青森産だ。

 今回、なぜ十和田市に来たかというと、最近できた十和田市現代美術館を観るため。平成20年にできたばかりでまだ2年目の新しい美術館だ。企画展では草間彌生をやっていたけれど、そちらはスルー。常設展示では、いきなりロン・ミュエックの大きなおばさんがお出迎えしてくれる。ミュエックの作品はずっと本物を観たいと思っていた。実際に見るとそのスケールと、リアルさに圧倒される。大きい作品なのに手抜きがなくて本物ソックリ。肌の色とかスゴすぎる。美術館にはけっこう家族連れが多く、インスタレーションというか、体験できて子どもも楽しめる作品が多い。野外にも大きな作品がいくつもあって、写真をとっている家族やカップルも沢山いた。子どもが楽しめる作品っていいよなあ…と思う。


(十和田市現代美術館外観)

(トイレもきれい)

(馬の頭)

 美術館の周りで気がつくことは馬をモチーフにしたデザインが多いこと。昼食をとったカフェで本を読んでみると、明治時代から国内有数の軍馬の生産地だったとのこと。へー。美術館周辺を食べログで検索してヒットしたカフェで昼食。ロコモコ丼を食べる。クロワッサンサンドをテイクアウト。どちらも美味しかった。

 十和田からフェリーターミナルのある八戸港に向かう。出航の5時間前には着いたためしばらく昼寝。しかし車中は暑くあまり寝られずユウコさんは不機嫌に。近くにあった長寿温泉で汗を流す。値段は420円とリーズナブルで、近所の家族やおじいさんたちがシャンプーセット持参でやってくるような温泉。備え付けのシャンプーや石鹸がなかったのが残念だったけれど、とても気持よかった。22時に無事八戸港を出発し、明日の朝には苫小牧に到着する予定。


(いいかんじのカフェだった)

(ディスプレイもきれいだった)

(長寿温泉 長生きできそうな名前)
 フェリーはめちゃくちゃ混んでいて2等客室はまさに芋洗い状態。予想していたことだけど、周りに人がいすぎて気持ちが悪い。隣の人が近すぎて、これで9時間もいっしょにいるのはさすがにきつい。寝る時なんて、頭の上に他の人の足があるような状態…。あまりに混みすぎていて普段は通路となる部分も客席になっていて、こっちを選ぶ。むしろこっちのほうが落ち着く。車から銀色マットを持ち込む。


(フェリー)

(通路でちんまり)

(ビール持ってぐったり)

------8月12日(木) 苫小牧 札幌 小樽 雨時々くもり------

 場所の割にぐっすりと眠ることができた。7時に苫小牧港に到着。あいにくの雨模様。当初、今日は富良野らへんを巡る予定だったのだけど、雨のため今日は札幌・小樽を巡ることに変更。朝はロイヤルホストで食べてプランをねる。予定を変更し、札幌で寿司を食べて小樽でお茶をすることにする。札幌で美味しいと評判の(といってもマップルに書いてあったんだけど)回転寿司屋「根室花まる」へ。ウニと鮭がめちゃくちゃ美味かった。昼食後、小樽に向かう。小樽は港があって栄えた町らしく、運河もあり昔ながらのレンガ倉庫が立ち並んでいた。函館もこんな感じだったなあと思い出した。小樽ではユウコさんが最初行きたがっていたカフェが定休日のため、別の喫茶店へ。「あまとう」という名の昭和5年創業の老舗で、ソファとか床とかがいい感じの店だった。ユウコさんは白い竜巻うんこの乗った甘いものを食べて、俺はチョコバナナケーキとカフェオレ。


(回転寿司屋 花まる

(サーモンと時しらず)

(白い竜巻うんこのソフトクリーム)

(あまとうという店だった)

(札幌の空は電線だらけ)

(路面電車が走っている)

 お茶をしながら北海道出身のOにメールをしたら、ちょうど今は帰省している人のこと。親戚が集まるから会うのは厳しそうだっだので、美味しいおすすめのお店を聞く。札幌ではスープカレー、旭川ではラーメンの美味しい店を教えてもらった。

 薦められたスープカレーのお店RAMAIで夕食。インドネシアを模した雰囲気のお店で、まったく北海道らしさは皆無だったけれど確かに美味かった。北海道は最近スープカレーが新しいご当地グルメになりつつあるらしい。そういえばいつだったか、大泉洋がさんまのまんまでやっていた。その後南幌にあるなんぽろ温泉ハート&ハートなる温泉でお風呂に入り、高速の輪厚パーキングエリアで車中泊。


(ここは北海道です)

(スープカリー)

(カエルさんがいっぱいいた)

------8月13日(金) 札幌 旭川 晴れ------

 昨日とは打って変わって今日は快晴。輪厚パーキングエリアから札幌に向かい。市場近くにて海鮮丼を食す。かなりゴージャスで味も良かった。中トロが入っていて「普通は赤身なのにラッキーだよ」と店員のおばさんが言っていた。カニ、エビ、マグロ、イカ、ウニ、イクラ、貝、サーモンなど10品。相変わらずウニとサーモンが美味い。市場の生簀には毛ガニやら花咲ガニやらタラバガニやらのたくさんカニがいて、めちゃくちゃでかいカニもいた。でもあんまりカニには惹かれないんだなあ。

 札幌から今日の目的地「旭山動物園」がある旭川に向かう。ルートには海沿いの道、国道231号を選ぶ。まずは留萌に向かい、そこから旭川に南東に下るルート。留萌に良く途中には増毛という町がある。最近頭髪が薄くなった僕としてはぜひ訪れておきたいところ。ちなみに「ましけ」と呼ぶ。海沿いの道は信号も少なく山を登ったりトンネルを抜けたりと楽しい道だった。夕方に通ると夕日が沈んで素敵な道路らしい。留萌から無料高速道路を通り深川へ。一車線だったけれど車も少なく一本道路で景色も良かった。


(三角コーンが大きかった輪厚PA)

(シロクマと羊が北に帰りましたよ)

(エビの頭 海鮮丼美味かった)
 旭川では旭山動物園に行くのが一番の目的。ネットを使いたい&バッテリー充電のためにホテルを直前に予約しておいた。旭川キャピタルホテルにチェックイン。動物園のチケットが二人分付く。お盆期間中、旭山動物園は夜の9時までやっている。日が高いうちはドラキュラのユウコさんには厳しいようで、先にカフェgood lifeに行く。分かりづらい場所にあるものの、iPhoneのナビがあればへっちゃらさ。自然豊かな田舎の小屋って感じのお店で雰囲気が良かった。静かにまったりできそうなお店。ユウコさんはシフォンケーキ&紅茶、俺はレアチーズケーキ&コーヒー。庭で栽培しているのかブルーベリーやブラックベリーが乗っていた。大きい黒のラブラドールが店内や庭をうろうろしていて、食べ終わったケーキのお皿をベロベロとおいしそうに舐めてくれた。


(カフェの外観)

(光がさしてとてもきれいだった)

(ベロベロラブラドール)

 旭山動物園周辺には動物園の無料駐車場の他に、民間の有料駐車場があって、客引きがひどい「無料駐車場は満車ですよー」とか言って必死に客寄せをしている。無料駐車場の場所を知らなかったらきっと入っていたと思う。商売とはいえ、あさましいというかなんというか。
 夕方4時半に入って4時間くらい滞在。明るいうちにも見れて良かった。動物の種類は決して多くないし、本来は目玉となるようなレアな動物がいるわけでもない。でもやはり展示が面白くて、あざらし館は文句なしに面白かった。スイースイーとあざらしが気持よさそうに泳ぐ姿に癒された。夜になってもお客さんはたくさんいて、有名なあざらし館やらシロクマ館やらは人がたくさんいた。すぐ近くで動物を見れるのはとても良い。  遅い夕食にOおすすめの橙やでラーメンを食す。旭川に来てるから旭川ラーメンをイメージしていたのだけど味噌ラーメンを食べた。おすすめだけあって美味しかった。ホテルに帰ってネットをつないであとは就寝。


(夕食で食べた橙やの味噌ラーメン)


------8月14日(土) 旭川 美瑛 帯広 晴れ------

 今日もとても天気がよく晴天。9時半にホテルをチェックアウトして美瑛に向かう。道はどこまでもまっすぐ。美瑛はでっかいどう北海道って感じで良かった。CMで使われた木に名前が付いていて「ケンとメリーの木」だとか「マイルドセブンの木」だとか言って、けっこう観光客が写真を撮っていた。でも何も無いところに一本だけ木が立っているのが絵にになるのであって、その周りにちょこちょこと人がいたりお店があったりしたら、味も素っ気もないと思うんだけどなあ。そんなわけで、我々はそんな写真を撮らずに適当に横道にそれて、知らない道をウロウロする。丘になっていてあたり一面を見渡せる場所では、これぞ美瑛という風景が広がっていた。写真でも撮ったけれど、フレームに収まってしまうと全然その良さが写っていない。360°の風景が何よりも素晴らしかった。昼食は、昨日旭川で寄ったカフェに置いてあった本に載っていた美瑛のカフェ「ゴーシュ」で食べる。美馬牛という駅近くだったけど、少し迷った。駅前の細い道路を入っていくところにあって、とても良い感じのお店。コーヒー豆を自家焙煎しているお店とのこと。サンドイッチが美味しそうだったけど、雑誌に載っていたビーフシチューを食べる。パンが付いていてこっちも美味しかった。


(草原にたたずむ人)

(でっかいコロコロがころころしてた)

(コロコロに乗ってみた)

(カフェゴーシュ)

(ビーフシチュー マッシュポテトも美味しかった)

(シンプルな器がいい感じ)
 帯広に向かう途中、国道の両わきに「ゆでとうもろこし」、「メロン」のノボリが立っているメロン街道を通る。一軒の店に立ち寄り、メロンを食べる。そこのおばさん曰く、富良野メロンは有名とのこと。甘くて美味しくて安かったので二つも食べてしまった。一つ200円也。1000円分くらい食べても良かった。途中ユウコさんにも運転してもらって狩野峠を越えて帯広に到着。帯広は豚丼がご当地グルメらしく、まだお腹がすいていなかったので、帯広のカフェ「USAGI」でお茶をしてまったりする。周囲にラブホが建ち並んでいた。うさぎには、「住む」という雑誌が1号から最新刊まですべて揃っていて、じっくりと読みふけってしまった。やっぱ木の家がいいなあとか、中古住宅を自分でリフォームもいいなあ。ハーフビルドっててもあるよね…。楽しく時間を過ごす。いちごのショートケーキとフレンチロースト。ここは入り口にKEY COFFEEの看板が立っていたので、あまり期待していなかった。フレンチローストが普通の濃さだった。ケーキは美味しかった。食事がいろいろとあって美味しそうだった。夕暮れまでまったりした後、豚丼を「十勝豚丼いっぴん本店」で食べる。店内に入ると炭で豚を焼いているためか煙がもくもくとしている。混み合っていてしばらく食べるまで時間がかかった。味はとても美味しかったけど、ハエが3匹プンプン飛び回っているのがとてもとても気になった。

 今日のお風呂に十勝川温泉に向かう。最初行ったホリデーイン十勝川は5時で立ち寄りは終了とのこと。かんぽの宿も同様。お盆のハイシーズンの為、早めに切り上げているようだ。iPhoneで調べて近くの十勝川国際ホテル笹井へ。街灯もない真っ暗な道路をナビを頼りに進む。めちゃくちゃ怖い…。そんな暗い場所に突如現れる大きなホテル。おお文明の明かりよ。入り口に小僧らしき人影が…。背筋にひやりとしたものが…。よく見ると一休さんの置物だった。暗いところにぽつねんと立つ一休さんは恐ろしかった。ホテルはかなり大きくて、ラーメン屋が入っていたりスナックがあったり、ゲームコーナーにはお決まりの卓球台や極めつけにはボーリング場もあって、レーンが4つもあった。昔懐かし手書きのスコア。こういっちゃなんだけど、一昔前のゴージャスホテルといった趣。カラオケの声ががんがん響きわたっていて、露天風呂に入った時には下手くそなTUBEの歌が流れてた。温泉はモール温泉なるもので植物性の泥炭がどうのこうのと書いてあった。鉱物性温泉が多い日本の温泉では、植物性の温泉は希少な存在だそうな。熱すぎず適度にヌルくとっても気持ちが良かった。ゴージャスホテルの割に立ち寄り湯500円と適当な料金設定。今日は道の駅おとふけに車中泊。高速のPAと違い、9時にも関わらず駐車場はほぼ満杯。道の駅自体は閉まっている駐車場に、ばっちり車中泊装備の車がたくさん。さすが北海道。


(メロン美味いよ)

(北海道限定 キリンガラナ! 美味い)

(うさぎにてショートケーキ&コーヒー)

(雑誌「住む」がずらりと並ぶ 壮観なり)

(うさぎの外観)

(豚丼も美味しかった)
------8月15日(日) 十勝 苫小牧 雨------

 今日は朝から雨。結局、一日目と最終日に雨が降った。でも今日は帰るための移動しかしないので特に問題は無い。車中泊した道の駅近くにあるミスドで朝食。北海道に来たからには乳製品でしょ牧場でしょということになり、十勝にあるしんむら牧場に向かう。カフェが併設してあってウエルカムドリンクの牛乳を美味しく飲み、ワッフルサンドを食べる。店先にやぎが放牧してあって、ガラス窓から外のやぎの様子を眺めながら食事ができる。見ているだけで和む…。やぎもけんかするのかなあ…とボーっとしながら、やぎがはむはむ草を食む様子を眺める。サンドに挟んであったチーズもワッフルも生クリームも美味しかった。


(どこまでもまっすぐな道路)

(とうもろこし畑がたくさな点在していた)

(しんむら牧場はこっちです)

(ヤギさんの写真を撮っています)

(ワッフルにサンドイッチって… 合うんです)

(やぎを見てまったり)
 しんむら牧場は自由放牧を信条としていて、広い敷地に牛が放牧してある。牧場の脇をに車を停めて写真を撮る。近くで牛を飼っている農家の人が多いけど、そのほとんどは牛舎に入っている。どっちのほうが牛にとってストレスが少ないかは言うまでもない。放牧されている牛はかなりのんびりしていた。俺が写真撮っていても「なんかいるなぁ…」くらい無関心だったのに、牛舎の牛は「何か来た。なんだなんだ。」って感じ。十勝からは高速を使って帰ってくる。もちろん無料区間だけで有料区間は下を通る。下の道も札幌や旭川などの市内以外はとても快適に走ることができる。結局、苫小牧に17時には到着。予約していたフェリーは明日の朝5時発になるので、それより早い便をキャンセル待ちする間近くの回転寿司屋「旬楽」へ。やはりサーモンとウニが美味い。夕食後フェリーターミナルに戻ったらキャンセル待ちで乗れることになり苫小牧発21時15分のフェリーに乗船。客室はやはりいっぱいで、レストランにゴザをひいて寝ることになった。でもこっちの方が2等客船より人が少なくて良い。車から銀マットとバスタオルを持ち込んで、お風呂に入って就寝。波が高く、フェリーの湯船ではわかめのように揺られた。朝5時には八戸港に到着予定。


(牛と俺その1)

(牛と俺その2)

(フェリーのレストランにて爆睡)
------8月16日(月) 八戸 二本松 郡山------

 レストランは夜の間ずっと煌々と光がついていたにも関わらずぐっすり寝ることができた。さすが俺。5時半には高速に乗り一路二本松へ。お盆期間で高速は多少混んでいたもののスイスイ進み10時には二本松到着。おみやげを置いて12時には無事に帰宅。フェリーで揺られたせいか、まだ頭がゆらゆらする。

BACK