-+-+-2007 静岡日記-+-+-
------2007 静岡日記------



------8月6日(月) 静岡晴れ------
(07:00郡山-12:30春日部-14:00川越-19:00伊東) 約350キロ

 ユウコさんが行きたいと言っていた静岡のビュッフェ美術館に行く。今年は去年の青森のような無理はせず、一泊二日の予定で考えていた。ちょうど姉夫婦も母親を連れて神奈川の親戚の家に泊まると聞き、予定を一泊増やし二泊三日の旅になった。だいぶ余裕が出来て、高速ではなく下を使ってのんびりと旅行する事に決めた。


 朝7時に家を出る。ガソリンを満タンにしていざ出発!4号線で東京へ向かって南下し、都心を避けて16号で八王子を経由して神奈川で246号線に乗り換え静岡を目指す。

 おおよその予定通り東京直前で12時前。今日の目標は17時までに伊東について、更に南にある熱川温泉の露天風呂に入る事。よしあと5時間。余裕だろう・・・。と思ったのが甘かった。16号線が意外なほど混んでいて川越に向かう途中でトロトロ運転になってしまった。これでは首都圏を避けた意味が無い・・・。しかもクーラーが効かないシャリオにとって、真っ昼間の渋滞ほど辛いものは無い。途中昼食とか休憩でエアコンの効いたファミレスやコンビニに入り、何とか自分を誤魔化しながら何とか246号線に乗り換える。既に15時を過ぎていて、温泉は無理と諦めた。

 246号から更に15号にスイッチして静岡へ向かう。細くウネウネした山道(運転は楽しい)を抜けると眼下には夕方の海が見える。やったー!熱海を通過してさらに南下を続ける。熱海は何だか時代遅れの一大観光地って感じで、リタイアしたリッチな老夫婦がマンション買ってのんびり暮らすって雰囲気がその土地全体に漂っていて、何とも覇気を感じない所だった。素通りしただけの人間にこんなこと言われたくないだろうけど。まあ少なくとも旅行に行って泊まりたいとは欠片も思わない場所だ。
 更に南下をした僕たちが、その後無事に伊東に着いたのは19時。途中休憩を取りつつとはいうものの、結局12時間という長旅。予定では9時間ぐらいで着くつもりだったのだけど16号の混雑が予想外だった。でもまあそれを除けば割にスイスイだったし、グッタリするほど疲れたわけでも無く、なかなか楽しいドライブだった。
 夕食は事前にネットで調べていた寿司屋に向かう。そもそも宿泊地をネットで調べて伊東の道の駅に泊まる事にしていたので、その近辺で探していたわけだ。海だし寿司だよねということで調べてみると、伊東近辺では金目鯛がよく捕れるらしい。寿司屋では地物握りを頼む。写真左上から、アジ、イサキ、赤イカ、カツオ、オゴダイ、ヒラメ、地ダコ、金目、イナダ、キス、アワビの計11カン。金目はとても美味しかった。お寿司屋さん曰く冬が旬との事だったけれど、夏の金目もそれはそれは美味しかった。ああ、ビールが飲みたい。

 夜は車中泊。場所は伊東の道の駅。今年は最初からそのつもりでいて、座布団やらタオルケットやらを車に持ち込んでいたのでぐっすり寝れた。駐車場は割に大きくて、高速のサービスエリアと違い夜中の出入りもそれ程ではなかったのも寝やすかった。


(近海握り)

(道の駅での朝日)

(ヨットハーバーになっていた)

(D2があった。看板は青ではなくオレンジ)

(海沿いをドライブ)
-二日目-

 明け方太陽とともに起床。太平洋側から登る朝日を拝む。今日の予定はビュフェ美術館。車中泊をした道の駅からはおよそ50キロ弱の距離。朝食を近くにあったデニーズで食べて、コンビニで読んだ雑誌に載ってた海沿いの露天風呂へ行く。熱川(あたがわ)温泉「高磯の湯」なる公共露天風呂で、プールが併設してある。料金は600円なのだが、夏場はプール使用料込みで実質800円になる。水着を持ってくれば良かった。この温泉はとても気持ちが良かった。すぐ下に波が打ち寄せていて、波の音を聴きながら入る温泉は格別だった。


(記念撮影)

(海をバックに風呂にはいる)

(プールが付いている)
 風呂に入ってさっぱりしたところで、美術館へ向かう。ビュフェ美術館は、静岡県長泉町クレマチスの丘にある。丘と名のつく通り小高い場所にある。涼しくて良い。ビュッフェの作品は初期の頃は、僕が知っている作風ではなく、時代とともに変化していた。当たり前と言えば当たり前だけれど、彼の描く大きい風景画は割りと新鮮で好きだった。作風だけでなくサインも時代と共に変わっていて、サインの変遷だけを紹介したものもあって、それだけでも充分楽しめた。サインの主張が強いのも彼の特徴の一つだ。大きな作品よりも入り口と出口近くにあった15号程度の作品達も良くて、遠い距離を運転してきた労力が報われる内容の美術館だった。もちろんユウコさんもいたく喜んでいた。

(併設のカフェで食べたシフォンケーキ)

(ひげ面で美味しくいただく)

(右手がカフェ、木の奥にあるのがビュフェ美術館)
 美術館を見た後は神奈川の親戚の家へ向かう。そこに一泊して郡山へ帰る。やはり二泊しながらの旅はのんびりしていてとても良い。二日目は約140キロ走行。


-三日目-

海老名から郡山まで向かう。帰りも首都圏を避けて246号線から16号線で八王子-春日部、そして4号で北上ルートをとる。しかし今回も16号線は混んでいた。このルートは次回は使うまい・・・。今日の走行距離は約270キロ。


 結局二泊三日の道程で総走行距離は915キロ。計算と合わないけど、トリップメーターの方がきっと正しいだろう。

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