台湾周遊5日間



 何ヶ月か前に飲んでいるときに、10年間有効のパスポートを取得した話しをしていて、どこか手頃な海外旅行があったら行きたいなと言ったところ、リタイアして悠々自適のタケゴンが「台湾とか行ってみる?」と誘ってくれた。それからしばらく忘れていたのだが、ある日彼から電話があって、JTBのツアーで手頃なのがあると言う。「たっぷり台湾縦断の旅 5日間」というのがそれで、\38,800(燃油サーチャージその他別)のスタンダード・プランと1万円アップのグレードアップ・プランがある。タケゴンの言うとおり、宿のいいグレードアップ・プランにしようということになる。全食事付きなので、国内旅行に比べてとてもお得感がある。

 これまで、近くにありながら韓国をはじめ台湾にも行ったことがなかった。台湾は料理が美味しいと聞くので楽しみである。梅雨時と台風シーズンを避けて7月上旬の旅行日を選ぶことにした。


             <台湾旅行ガイド 台北ナビ> TAIPEI|navi






(地図は、ウィキペディアより引用・加工させていただきました)


7/2(金)

関西国際空港13:47 ―(チャイナエアライン)― 15:00(これ以降・現地時間)台湾桃園国際空港 15:55 ― 19:00 台中市「燉品棧」(夕食)― 20:15「双星大飯店」(泊)

 毎度のことながらJRが遅れているため、少し早めに家を出て、10時前に関西空港に到着。改札を出て国際線のある4階に上がったところで、バス停で喫煙中のタケゴンを見かけ合流。
 カンボは今回、三井住友海上のネットの旅行保険に加入したが、タケゴンはまだだったので、空港の同社のカウンターで加入する。ネットのほうが少し割安な感じだ。
 今回のツアーを主催するJTB「旅物語」のカウンターに行き、チケットの控えを受け取ってから銀行の両替コーナーで、とりあえず旅行中のこづかいを元に替える。
 搭乗するチャイナエアラインのカウンターに行き、荷物を預ける。スーツケースはサイズ的に機内持ち込みもOKのものだが、100ml以上の液体が入っていないか尋ねられ、ややこしそうだったので、やはり預けることにする。機内に持ち込むと言っていたタケゴンも結局は預ける。団体ツアーなので、到着した空港で先に出れても仕方ないのだ。
 セキュリティ・チェックを受け、3階に下りて出国チェックを受ける。そのあと、シャトルで搭乗口のある中間駅に移動。まだ11時だったので、売店など見ようとひまつぶしに歩くも閑散としている。テレビで見る羽田や成田の賑わいとはえらい違いだ。仕方なくソファでビールを飲む。タケゴンが追加で買ってくるのでやや飲み過ぎ、ほろ酔いとなる。彼が喫煙コーナーに入っている間に、ゴールドカード会員用の待ち合わせラウンジに入って無料のアイスコーヒーを飲んで時間をつぶす。
 チャイナエアラインの搭乗口では、周りはほとんど日本観光の帰りの台湾人か、中国語が飛び交っていた。
 予定より遅れて午後2時前に離陸。しばらくは雲で下は見えず。2時半頃、機内食出る。チキンとポークを選べたので、ポークを頼む。ポークというのはカツ丼で、あとはサラダとフルーツとプリン。ワイン、ビールなど無料なので、タケゴンはワインをおかわりしていた。自分はオレンジジュースにする。後ほど温かいウーロン茶のサービスあり。時々、気流のせいで揺れる。
 午後3時(現地時間)台北(桃園国際空港)に到着。機内預け荷物がなかなか出て来ず手間取る。到着ロビーを出たところに、旗を持った地味なおじさんの現地ガイド(黄さん)が待っていた。
 4時前にツアーバスで台中に向け出発。我々の一行は33名。ところが空港を出てまもなくの高速道路上で乗用車に追突され、事故処理のため30分ほど停車。
 すっかり暗くなった7時過ぎに台中市内のレストラン「燉品棧」に着く。広東料理(客家料理)。結構品数が出て味もまずまず。黄さんの旅行社から事故のお詫びにとビールの差し入れあり。
 8時過ぎ、台湾初日の宿である「双星大飯店」に着く。部屋には無料のミネラル・ウォーター2本が用意されていた。やや古そうだが、部屋はまあまあ。ただトイレとバスは傷んでいて清掃も雑な感じ。
 このまま寝るのももったいないので、とりあえず夜の街に出て、隣のデパートを覗いてみる。デパートと言っても、地方の駅前デパートといった規模。化粧品や衣料品ばかりで、とくに見るものもなし。
 街には、ジュースやお茶のドリンク・バーのような店がそこここにある。セブンイレブンに入ってみると、ちびまる子など日本のキャラクターのものや、「バニラ味」などと日本語で書かれた商品も少なくない。日本語が書かれていると高級品に見えるらしい。昔、日本でも、国産品なのにやたら英語の表記がされていたのと同じことか。散策から帰って、シャワーを浴びて寝た。


弁当のような機内食

台北桃園国際空港に到着

空港内のにぎわい

こんな貯水タンクがどの建物にも

夕食のレストラン「燉品棧」

台中のセブンイレブン


7/3(土)

「双星大飯店」8:30 ― 9:45 日月潭 11:00 ― 12:05「金竹味餐廳」(昼食)13:05 ― 15:05 台南市・赤カン樓 15:40 ― 15:50 延平郡王祠 16:20 ― 17:30 高雄市・澄清湖 18:00 ― 18:40「高雄漢王洲際飯店」(夕食)19:45― 20:07「六合夜市」20:40― 20:50「高雄国賓大飯店」(泊)

 6時前に起床。ホテル1階のレストランでバイキングの朝食。食後、ホテル近くの「台中後駅」あたりを散策する。いい天気。日本の植民地時代の名残のような建物も所々に残っている。それはそうとして、台中の道路は下水口からうんこの臭いが強烈に立ち上ってくるので、交差点の信号待ちがつらい。

朝の台中市街

趣のある建物

植民地時代の名残か

 出発の8時半の10分前には、あらかたみんなバスに乗り込んでいた。今日はガイドの唾がかかる2列目でなく最後列に陣取る。
 台中市街を出て高速6号線で「日月潭」に向かう。途中、檳ロウ樹の栽培が多く見られた。実に石灰をまぶして噛むと興奮作用があるもので、換金作物として分がいいらしい。

ツアーバスのインテリアもド派手

果物屋さん

車窓風景

 「日月潭」では約30分間「文武廟」を見学。極彩色の派手なもの。「地獄遊記」という啓発用のフリーの冊子の中文版と英語版を取って帰る。次に玄奘三蔵の舎利を祀る「玄奘寺」に行く。ここも30分ほどの見学。展望台からの日月潭の眺望が素晴らしかった。

文武廟

祭壇も派手だ

キンキラキンの孔子様

日月潭

土産物店

玄奘寺

 「日月潭」を出て、正午過ぎに昼食のレストラン「金竹味餐廳」に着く。郷土料理で、昨晩のレストランと同じく円卓に次々と皿が運ばれて来る。台湾ビール(100元)を注文。料理の味もまずまずで、とりわけ蒸し魚がうまかった。お腹一杯いになる。

レストラン「金竹味餐廳」

昼食

ツアーバス

 食事のあと、第3高速道路で台南に向かう。途中「新営SA」でトイレ休憩。土産物売場を覗くも時間切れで買えず。嘉義地方は熱帯とのこと、暑い!
 午後3時過ぎに台南市の「赤カン樓」に到着。台南市街地の中の史跡。30分ほど見学。黄さんが、鄭成功とか国性爺合戦云々とか説明していたが、その故事をよく知らないので興味湧かず。
 続いて「延平郡王祠」に行く。30分見学した後、隣の鄭成功の記念館を見る。文物よりも台湾の娘は美人が多いのでそっちのほうに目が行く。

赤カン樓

台南市街

延平郡王祠

 台南市を出て高速1号線で高雄に向かう途中、「澄清湖」に寄る。魔除けの九曲り橋というものを渡り、湖(というより大きな池という感じ)を半周する。黄さんが入口で入園料を払っていたみたいだったが、ただの都市公園の感じだ。園内にローヤルゼリーの販売所があり、「日本でなら1つ1万円するよ!」という店員の啖呵売に乗って、何人かが一つ2,000元(で1つおまけ?)で買っていた。黄さんの所属する旅行社とタイアップしているふしがある。ローヤルゼリーは生ものなのでホテルの冷蔵庫に入れておけと言うが、まだ日程は3日残っているし、毎日バスで移動してホテルが変わるのに、買った人は日中どう保管するつもりなのだろう。午後6過ぎに出発、高雄市街に向かう。
 台湾はバイクが多く、そこら中にバイクが駐輪してあるし、二人乗りや三人乗りのバイクも見かける。クルマは日本製がほとんどだが、軽自動車は見かけない。
 市内の交通渋滞で、夕食のレストランのある「高雄漢王洲際飯店」に着いたのは7時前。海鮮料理ということだったが、昼食のメニューと似た物もあった。蒸し海老を4尾食す。
 8時過ぎ、「六合夜市」に到着。夕方から一般道を塞いで開催している観光夜市とのこと。30分ほど露店をひやかして歩く。すごい賑わい。マンゴーとさとうきびジュースを買う。
 9時前に2日目の宿「高雄国賓大飯店」に到着。グレードアップ・プランのホテルなので昨日のホテルより良さそう。部屋に入って、夜市で買ったジュースとマンゴをいただいてから周辺の散策に出る。
ホテル裏の「愛河」という大きな河のほとりに行ってみると、カップルとかで結構賑わっていた。電飾を点けた遊覧ボートが行き交う。川の水は夜なのではっきりしないが、あまり綺麗でもないようだ。川幅は淀川ぐらいか。
 せっかく台湾に来たのだから美人女優の林志玲(リン・チーリン)の写真集でも探そうと、たまたま近くにあった旅行案内所で本屋の場所を尋ねる。大学生ぐらいの女の子二人がパソコンで調べてくれたが、本屋の営業時間は9時半までということだった。もうその時間だったので、あきらめてホテルに戻る。
 シャワーを浴び、デジカメのバッテリーを充電しながら、ワールドカップのドイツ対アルゼンチン戦のライブを見て寝る。

観光名所なのか?澄清湖

「高雄漢王洲際飯店」の夕食

六合夜市の雑踏

ジュース・スタンド?

餃子の屋台か

愛河の夜景


動画「六合夜市」>


7/4(日)

「高雄国賓大飯店」8:20 ― 8:35 寿山公園 8:55 ― 9:30 ショッピング・センター 10:15 ― 11:00 蓮池潭 11:20 ― 12:25 台南市「朝代大飯店」(昼食)13:15 ― 14:00 烏山頭水庫 15:05 ― 19:30 台北市「聚豊園餐廳」(夕食)20:40 ― 20:50「台北国賓大飯店」(泊)

 5時過ぎに起床。1階のレストランに食事に下りようとして、うっかり二人ともキーを持たずに部屋を出てしまい、セキュリティの人に来てもらって開けてもらう。食事はバイキング。昨日のホテルより品数、品質とも上。食後、付近を散歩。川は河口が近いのか海の臭いがした。7時過ぎにホテルに戻る。
 8時半前に出発。日曜の朝ということもあってかクルマの通行量が少ない。15分ほどで「寿山公園」に着く。階段を上って「忠烈祠」という孫文とかを祀った建物を見学する。快晴で、高雄港の眺めが素晴らしい。

朝の愛河

こういう人物の巨大看板が多い

忠烈祠

寿山公園からの高雄港

やはり極彩色だ

竜眼の実

 「寿山公園」を後にして、港地区の倉庫を改造したようなショッピングセンターに向かう。職場用と家の土産にパイナップルケーキやドライフルーツ詰め合わせを1,500元で買う。端数を少しだけまけてくれてその値段。高雄名産だとガイドがしつこく説明していた1,000元ほどのカラスミだが、コレステロールに悪そうなので買わず。明日も台北でショッピングセンターに寄るらしい。
 1時間ほどでショッピングセンターを出て、11時に「蓮池潭」に到着、20分ほどの見学となる。「龍虎塔」という塔に登ったが、龍の張りぼての口から入って五重塔を登り、下りてもう一つの塔に登って、下りて虎の口から出て来るという他愛ないもの。入口で賽銭料というのを払ったが、一人10元のところ、二人で17元しか小銭がなかったらまけてくれた。絵葉書をくれる。賽銭を払わないでも入れるが絵葉書をもらえないというだけのことのようだ。

蓮池潭の龍虎塔

龍虎塔からの眺望

どこでも見かけるジュースの屋台

 高速1号線で、昼食のレストランに向かう。途中でガイドの黄さんが台湾バナナを1本ずつ配り、宅配マンゴーの宣伝をする。これ以降、最終日まで何度も宅配マンゴーの宣伝を繰り返していた。12時半頃、台南駅近くの「朝代大飯店」のレストランに到着。飲茶料理。焼売で始まり、いくつか蒸し物があって、あとはいつもの空芯菜の炒め物みたいなもの。炒飯の後、西瓜で終了。昨日、一昨日より品数が少なかったが味はまずまず。
 1時過ぎにレストランを出て、高速1号線から3号線に移り、2時に「烏山頭水庫」に到着。、台湾近代農業の父という八田興一なる日本人技師の像を見て、記念館に行き、氏の偉業を紹介したビデオを観せられる。外は連日の好天で暑さは絶好調!
 3時過ぎに台北に向けて出発。途中の「泰安SA」でトイレ休憩の際に、売店で台中名物の太陽餅というのを買う。棚の値札は100元となっていたのにレジで130元と言われた。棚の表示が間違っていたのか?
 午後7時半、「聚豊園餐廳」に到着。北京料理。北京ダックの正しい食べ方を教わる。3日目にして中国料理に疲れてきたのか、どのテーブルも結構残していて、ウェートレスが怪訝な顔をしていた。また、デザートの西瓜に塩をふって食べている日本人客を見て不思議がっていた。

「朝代大飯店」の昼食

烏山頭水庫の八田興一記念館

「聚豊園餐廳」の北京ダック

 レストランを出て10分ほどで「台北国賓大飯店」に到着。今日も9時前だ。格安ツアーなので朝早くから夜遅くまでビッシリ詰まったスケジュールである。
 部屋に荷物を入れてからホテルの周りを散策することにする。コンシェルジェに書店が無いか聞いたが、やはりこの時間では開いてないとのことだった。散策中、何度か客引きに日本語で声をかけられる。黙って歩いていてもなぜか日本人とわかるようだ。高雄などより少し治安が悪そう。ここでもファミリーマートやセブンイレブンを覗いてみたが、とくに収穫無し。ぐるっと廻って10時前にホテルに戻る。
 この台北の「国賓大飯店(アンバサダーホテル)」の部屋は高雄のに比べてベッドが小さく(高雄はダブルサイズのツイン)、部屋もやや狭い。浴室はカビっぽい臭いがする。トイレがウォシュレットというのが唯一のアドバンテージ。

ホテル付近の夜景

「台北国賓大飯店」

7/5(月)

「国賓大飯店」8:25 ― 8:50 龍山寺 9:20 ― 9:30 中正紀念堂 10:20 ― 10:30「金龍藝品有限公司」11:30 ― 11:45「點水樓」(昼食)12:30 ― 12:50 忠烈祠 13:25 ― 13:40 故宮博物院 15:30 ― 15:50 免税店 16:50 ― 17:45 九イ分「阿妹茶酒館」(夕食)19:35 ― 20:50「住都大飯店」(泊)

 5時半前に起床。1階のレストランでバイキングの朝食を摂る。同じ国賓大飯店系列のホテルだが、バイキング料理の品揃えは高雄より少し良かった。味は、ハムやベーコンなどがややしつこかった。
 食後、昨晩の反対側のエリアを散策する。赤峰街という裏通りが庶民的で、小さな公園には体操をしているおばさん達やボーッと座っている老人達がいたり面白かった。ぐるっと回ってホテルに戻る。

台湾はとにかくバイクが多い

大通りから一歩入るとこんな風景が

公園で果物の路上販売

 8時半前ホテルを出発、9時前に「龍山寺」に着く。例によって極彩色の寺。黒い服を着た人たちが、ゴスペルというかアフリカの民族音楽のような御詠歌?を唄っているのが面白かった。
 30分ほど居て、「中正紀念堂」に向かう。蒋介石を記念する壮大な建物。蒋介石の写真や衛兵の交代など見学してから、”民芸百貨店”と黄さんが言う「金龍藝品有限公司」に移動。荷物のこともあるので、お茶と、バスの車中で黄さんが時々配ってくれた胡麻煎餅など買ったのみ。今日も外は晴れて暑い。
 正午前、昼食のレストラン「點水樓」に到着。海老餃子から始まって、いろいろ出て来る。本格的な小龍包は初めて食べる。中に閉じこめられていた汁が熱くジューシーで美味しかった。これまでずっと100元だった台湾ビールがここでは125元だった。


総統府で自動小銃を持つ衛兵

龍山寺

中正紀念堂

中正紀念堂の内部

最上階の蒋介石像の前での衛兵交代式

「點水樓」の昼食

 レストランを出て、次に「忠烈祠」に向かう。炎天下、儀仗兵の交代を見て、次に待ちに待った「故宮博物院」に到着。カメラの撮影とリュックサックの持ち込みは禁止(ショルダーバッグは可)とのこと。
 ここでの見学の時間は50分ということだったので、最初は黄さんについて説明を聞きながらまわっていたが、スローペースなのでしびれを切らして、途中から抜けて急ぎ足でまわる。展示物が多いのでとてもゆっくりは見ていられない。書や巻物は照明が暗くてよくわからなかった。お土産に有名なヒスイの白菜をモチーフにしたストラップを買う。2階のショップでは100元だったのが、地下1階では20%引の80元だったので少し得した。

忠烈祠

忠烈祠の衛兵交代式

故宮博物院

 3時半に「故宮博物院」を後にしてお約束の免税店に向かう。ここでは1時間ほどの時間が与えられたので色々見てまわるも、とくに興味を引くものも無く結局何も買わずに終わる。黄さんをつかまえて、日本のデパートの方が安いととくとくと説明しているおっさんが二人ほどいた。
 夕方5時前から、本旅行で最後の観光スポットになる「九イ分」に向かう。台北から基隆方面に向かい、途中で山に入って行く。1時間ほどで到着。黄さんが配る手製の地図というのを頼りに、坂道沿いの店をひやかしながら奥に進む。途中で階段がしんどいと言うタケゴンを置いて階段の一番上まで行ってみたが小学校があっただけで、どうということはなかった。
夕食のレストランは、アニメ映画「千と千尋の神隠し」の建物のモデルになったとかいう「阿妹茶酒館」で、台湾田舎料理なるものをいただく。ここは初めて回転式の中華のテーブルでなかったが、料理が大皿で出て、みんなで取り分けていただくことに変わりはなく、結局、人の手で皿を回すことになる。食事の内容はとくにどうということもなし。台湾ビールはとうとう150元になった。テラスからの夜景が美しかった。
 7時半過ぎに出発、桃園に向かい、9時前にツアー最後のホテル「住都大飯店」に到着した。部屋にはサービスのバナナが2本置かれていた。荷物を置いてすぐに、黄さんが奨めていたホテル近くの果物店に行き、ライチとマンゴーと椰子ジュースを買って戻る。黄さんが、日本のライチは一度冷凍してあるので台湾の生のものとは全然味が違うと言っていたので期待していたのだが、さほど違うようにも思わなかった。マンゴーはとろけるようで甘い。タケゴンは気持ち悪がって椰子ジュースを飲まず。たいしてうまいものでもなかったので半分以上捨てる。ライチもあまり好きでないようで、ほとんど一人でたいらげることになった。
 明日の出発が早いので、急いで風呂に入って寝ようと準備をしていたのだが、タケゴンが煙草を吸いにルームキーをホルダーから抜いて外へ出た途端、連動して部屋の電源が全てオフになり、暗闇の中で彼が帰るのをじっと待つはめになった。

九イ分からの風景

坂道の土産物店

「阿妹茶酒館」

「阿妹茶酒館」の夕食

九イ分の夜景

果物屋で買ったマンゴーとライチ

7/6(火)

「住都大飯店」6:25 ― 6:45 台北(桃園国際空港)9:00 ―(チャイナエアライン) ― 12:15(日本時間) 関西国際空港(解散)

 4時半に起床。トイレや荷造りをして6時前にバイキングの朝食。これまでより少し質が落ちるのはホテルのグレードの差か。本日もいい天気。
 6時半前にホテルを出発、高速1号線で空港に向かい、20分ほどで到着。搭乗手続きの後、出国審査を経て、出発ロビーの売店で、残る1,300元をお土産を買って消化する。
 8時過ぎに搭乗して9時に離陸。行程表には載ってなかった機内食が出たが、行きと同じような内容。正午過ぎ(日本時間)に関西空港に着陸。入国手続きの後、タケゴンと別れて、リムジンバスに飛び乗る。これにて旅は終了。急ぎ足でみっちりのスケジュールだったが面白かった。


いよいよ旅も終わり

チャイナエアラインのカウンター

帰りもジャンボだった


(カンボ)