PC-Talkerのユーザーは<マイファイル>を使うと思うので、ここではFocus-Talkの読みにしています。
XPのときの<マイコンピュータ>がVistaでは<コンピュータ>に変わりました。
変わったのは名前だけではなく、開いたときのウィンドウは大きく変更され、機能も追加されました。
ここではその変更ポイントにつてまとめてあります。
コンピュータを開いたときのキー操作
キー1 ウィンドウ内の移動は<Tabキー>
キー2 ウィンドウ内にはサブメニューのようなグループがあります。その中の移動は<カーソルキー>
キー3 グループから抜け出るときは<Tabキー>
キー4、上のフォルダへ移動は<Alt + 上カーソル>
キー5、フォルダを開いた履歴で戻るのは<Alt + 左カーソル>。進むのは<Alt + 右カーソル>
<参考>
コンピュータウィンドウ内の操作項目は、ウィンドウ内のフォーカスで変化します。
変化の場所は<コマンドバー>と呼ばれる部分で、これは後から説明します。
<操作>
<ドキュメント>か<コンピュータ>を開き、<Tabキー>を押して読ませます。
読み上げる項目は下のようになります。
1、名前のリストヘッダ
2、デスクトップ
3、検索のエディット
4、整理のボタン
5、ドキュメント
6、フォルダを展開する
7、○○のリストビュー <この○○には、開いている場所の名前が付きます。>
8、名前のリストヘッダ これで元の位置へへ戻りました。全部で7項目あります。
解説1 終わり
一回りした項目のなかには、サブメニューの入り口になっているところがあります。
次にその場所の説明を書きますが、詳しい使い方は省略します。
その1、2番目の<デスクトップ>と読むところは、<アドレスバー>の入り口です。
その2、ここは、フォルダが親から順に横並びで表示されています。右カーソルで移動して、右端が現在のフォルダです。
その3、下カーソルを押すと、中にあるサブフォルダが縦並びで表示されます。上下カーソルで選択します。
その4、選択したフォルダを開くのは<エンター>です。
その5、下カーソルを押した状態では左右へ移動できません。エスケープでサブフォルダの表示を閉じます。
その6、アドレスバーから抜け出すのは<Tabキー>です。
その1、<検索のエディット>の次に<整理のボタン>と読むところは、<コマンドバー>の入り口です。
その2、<コマンドバー>は簡単な横並びのメニューになっていて、<左右のカーソル>で移動します。
その3、<整理>から右へ<表示><開く><書き込む>などと横並びに並んでいます。
その4、ここは<サブメニュー>があるものと無いものがありますが、読み上げは同じで区別できません。
その5、サブメニューのないものは、エンターで実行されます。(開く・書き込む・新しいフォルダなど)
その6、サブメニューのあるところ(整理など)で下カーソルを押すと、メニュー項目が縦並びで表示されます。
その5、メニューの実行は<エンター>です。
その6、サブメニューが開いていると、横への移動ができません。サブメニューは<エスケープ>で閉じます。
その7、コマンドバーから抜け出すのは<Tabキー>です。
<注意1>
コマンドバーの項目でサブメニューのあるものは下カーソルで開きますが、
サブメニューの無いところで下カーソルを押すと、フォーカスはリストビューへ移動してしまいます。
サブメニューの有無は音声で分からないだけに困りますので、コマンドバーよりもAltキーのメニューをおすすめします。
<注意2>
コマンドバーの<表示>は<詳細表示>などの設定です。パーセント読みの上下スライダーになっています。
上下のカーソルで設定しますが、分かりにくいのでおすすめできません。
Altキーキーを押したメニューの<表示>からの設定をおすすめします。
その1、<整理>の次に<ドキュメント>と読むところは、<ナビゲーションペイン>の入り口です。
その2、ここへ入るのは上下のカーソルです。
その3、縦に項目が並んでいて、<ドキュメント><最近の変更><コンピュータ>などがあります。
その4、上下のカーソルで読ませて、エンターで開きます。
その5、エンターで開いた項目の内容は、画面右側の一覧表示の<リストビュー>に表示されます。
その6、リストビューへ移動するには<Tbキー>を3回押します。
その7、<ナビゲーションペイン>から抜け出すのはTabキーです。
その8、<ナビゲーションペイン>は非表示に設定できます。
その1、<フォルダを展開する>の次に<○○のリストビュー>と読むところです。○○は現在のフォルダ名です。
その2、ここにはファイルやフォルダの一覧が表示されています。
その3、カーソルで選択して、エンターで開きます。
その4、この一覧の中は、縦1列の詳細表示に設定する必要があります。<設定方法はこちら>
コンピュータを開いたとき、ドライブのリストビューで注意すること
コンピュータを開いたときのリストビューは<ドライブ>の表示になっています。
ここは大きな分類項目があって、ドライブやUSBメモリなどはその分類の中に入っています。
この大きな分類項目はカーソルで開いたり閉じたりしますので、閉じたときは中は見えません。
例を挙げて説明します。
分類項目は<ハードディスクドライブ>と<リムーブバル記憶域のあるデバイス>です。
<ハードディスクドライブ>のところで<右カーソル>を押すと中の内容が見えて、<左カーソル>で閉じます。
開いたときに<上下のカーソル>で<C>や<D>のドライブを読むことができます。
このときは<ドライブ>と<分類項目>も読むので少し煩雑かもしれません。
<USBメモリ>は<リムーブバル記憶域>の中ですからご注意ください。
<注意> Vistaのドライブのリストビューで困ったこと
その1、大きな分類項目の<ハードディスクドライブなど>を読みません。
その2、ここの実際の読み上げは次のようになります。
<C>ドライブの位置からカーソルで1つ上へ上がると<Cドライブ>と同じ読みをします。
このところが大きな分類項目です。
その3、この分類項目でエンターを押すと、<C>と<D>の両方が開きます。
この場合は<D>が別ウィンドウで開きます。
その4、大きな分類項目をすべて閉じると、上端にある分類項目へはキー移動ができません。
このときは、下端の分類項目を開いてから上端のほうへ移動することになります。
その5、結論的には次のようになります。
同じ読みをするところがあれば、上が分類項目で、下が実際のドライブです。
開くときは実際のドライブでエンターを押します。
解説2 終わり