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Windows Vista  パフォーマンスを優先に設定する

解説

Vistaの動作を軽くするために、ここでは主にグラフィック関係の設定を外すことにします。

ここで注意するのはVistaから登場した<エアロ>の存在で、画面を半透明にするなどの視覚効果を実現しています。
これをオフにすると逆にパフォーマンスが低くなることがあるそうなので、ご注意ください。

エアロをオフにするかどうかの目安は<Windowsエクスペリエンス>の<グラフイックス>の評価で、これが<>以上であればエアロは<オン>のままが良いといわれています。(ページ最後の解説を参照)


Windowsのパフォーマンスを設定する

手順1 コントロールパネルから、<システム>を開きます。
または<マイコンピュータ>のアイコンを右クリックして、<プロパティ>を開いても同じです。
手順2 システムの状態<図1>が表示されます。

ここで<Windowsエクスペリエンス>の値を確認します。

<図1>場合には<3.5>ですからエアロを有効にするために、
手順4で<デスクトップコンポジション>は有効
のままにしておきます。

手順3 <図1 システムの詳細設定>をクリックすると、<図2>の<システムのプロパティ>が表示されます

図1
システムのウィンドウ
区切り線
手順4 <詳細設定>タブの<パフォーマンス>の項目で<設定>をクリックします。
図2
システムのプロパティウィンドウ
区切り線
手順5 <視覚効果>タブで<カスタム>を選択します。

参考1
いったん<パフォーマンスを優先>にして、すべてのチェックが外した後、入れなおしたほうがいいでしょう。

参考2
画面の状態を見ながら設定を変更してください。

1、必要なので有効にしておきたいもの (エクスペリエンスの値が”3”以上の場合)
  • ウィンドウとボタンに視覚スタイルを使用する・・・(視覚効果が不要ならオフにする)
  • スクリーンフォントの縁を滑らかにする・・・・・・(画面の表示だけなので、不要ならオフにする)
  • デスクトップ コンポジションを有効にする・・・(エクスペリエンスの値が<3>以上なら有効が有利)
    ここをオフにすると、エアロが無効になる。

2、任意で良いもの
  • デスクトップのアイコン名に影を付ける・・・・・(視覚効果が不要ならオフにする)
  • 透明感を有効にする・・・・<デスクトップコンポジション>を無効化すると選択できない
図3
パフォーマンス詳細設定のウィンドウ
手順6 <適用>と<OK>をクリックしてウィンドウを閉じます。
区切り線

解説1 エアロとデスクトップコンポジション

Vista搭載のパソコンでは、専用のグラフィックスチップでグラフィックデータを合成してから描画する方法を採用しています。
これが<デスクトップコンポジション>で、これをオフにすると描画システム(DWM)が無効化され、<エアロ>もオフになります。
グラフィック性能の高いパソコンでエアロをオフにすると、グラフィック関係の負担がすべてCPUにかかり、動作が遅くなるので要注意です。

解説2 Windowsエクスペリエンス 

<図1>を参照

<Windowsエクスペリエンス>はパソコンの性能を項目ごとに数値で評価したものです。(1.0〜5.9)
この数値が<3>以上のときは<エアロ>は有効のままがいいといわれます。
 (<図1>の評価は 3.5 になっています)

正確には<グラフィックス>の数値ですが、システムの評価ではいくつかの項目の中の<最低の数値>が表示されます。
(総合評価ではないようです)
このためにここが<3>以上になっていれば、グラフィックスの数値も<3>以上ということになります。

なお、各項目の数値は<エクスペリエンス>の数値の横にある<Windowsエクスペエンス インデックス>のリンクをクリックすると表示されます。

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By にいがた窓の会

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