解説
Vistaの動作を軽くするために、ここでは主にグラフィック関係の設定を外すことにします。
ここで注意するのはVistaから登場した<エアロ>の存在で、画面を半透明にするなどの視覚効果を実現しています。
これをオフにすると逆にパフォーマンスが低くなることがあるそうなので、ご注意ください。
エアロをオフにするかどうかの目安は<Windowsエクスペリエンス>の<グラフイックス>の評価で、これが<3>以上であればエアロは<オン>のままが良いといわれています。(ページ最後の解説を参照)
手順3 <図1 システムの詳細設定>をクリックすると、<図2>の<システムのプロパティ>が表示されます
図1
図2
図3
Vista搭載のパソコンでは、専用のグラフィックスチップでグラフィックデータを合成してから描画する方法を採用しています。
これが<デスクトップコンポジション>で、これをオフにすると描画システム(DWM)が無効化され、<エアロ>もオフになります。
グラフィック性能の高いパソコンでエアロをオフにすると、グラフィック関係の負担がすべてCPUにかかり、動作が遅くなるので要注意です。
<図1>を参照
<Windowsエクスペリエンス>はパソコンの性能を項目ごとに数値で評価したものです。(1.0〜5.9)
この数値が<3>以上のときは<エアロ>は有効のままがいいといわれます。
(<図1>の評価は 3.5 になっています)
正確には<グラフィックス>の数値ですが、システムの評価ではいくつかの項目の中の<最低の数値>が表示されます。
(総合評価ではないようです)
このためにここが<3>以上になっていれば、グラフィックスの数値も<3>以上ということになります。
なお、各項目の数値は<エクスペリエンス>の数値の横にある<Windowsエクスペエンス インデックス>のリンクをクリックすると表示されます。