解説 見出し読みとは
Excelで住所一覧表があるとします。
このとき表の項目に見出し読みを設定すれば、電話番号の読みが誰のものか分かります。
また集計表に合計などの関数を作るときは、何の項目の合計か分かりやすくなります。
注意
見出し読みの設定は保存されません。
閉じたファイルを開いて見出し読みをさせるには、再設定が必要です。
設定の場所
メニュー>読み>表の読み上げ>行見出しの設定(列見出しの設定)
準備
設定の前に名簿のサンプルデータを作ります。
1行目の項目として、セルB1に電話、C1に住所と入れておきます。
A列に名前を入れることにして、セルA2にA、A3にB、A4にC、と入れておきます。
内容のデータは適当に入れておいてください。
手順1
行見出しのセルを範囲選択します。
セルA2からA4を範囲選択します。
手順2
Altキーを押す Tabキー1回 ファイルと読む。
右カーソル 1回 読み を選択 エンター
メニューが開きます。
下カーソル 2回 表の読み上げ を選択 右カーソル サブメニューが開きます。
下カーソル 9回 行見出しの設定 を選択 エンター
音声ガイド
行見出しを1列目に設定しました と読む。
設定終わり
カーソルキーを押して範囲選択を解除します。
設定の確認
B列でカーソルを上下に動かすと、A列に設定した見出しと現在のセルデータを読みます。
C列で同じようにしても、A列の見出しとセルデータを読みます。
参考
データセルの番地も同時に読むので、少し聞きとりにくいかもしれません。
最初に読むのがセル番地です。
手順は行見出しと同じですが、念のため書いておきます。
手順1
列見出しのセルを範囲選択します。
セルB1からC1を範囲選択します。
手順2
Altキーを押す Tabキー1回 ファイルと読む。
右カーソル 1回 読み を選択 エンター
メニューが開きます。
下カーソル 2回 表の読み上げ を選択 右カーソル サブメニューが開きます。
下カーソル 10回 列見出しの設定 を選択 エンター
音声ガイド
列見出しを1行目に設定しました と読む。
設定終わり
カーソルキーを押して範囲選択を解除します。
設定の確認
2行目でカーソルを左右に動かすと、1行目に設定した見出しと現在のセルデータを読みます。
3行目で同じようにしても、1行目の見出しとセルデータを読みます。
その1
Excelの読み上げ関係には多くのショートカットキーが設定されています。
このキーはメニューの横に書いてあるのですが、聞いただけでは分かりません。
しかも、記号も含まれるときはなおさらです。
また、覚えるのも大変です。
このときは音声コピーを使ったらどうでしょうか。
メニューを読ませたあと音声コピーをします。
Excleなら、どこかのセルに貼り付けて、F2キーの編集モードで読ませます。
音声コピーのショトカットキー
Ctrl+Alt+S
その2
A,現在セルの見出しを読ませるキー
列見出し読み
Alt+Win+Y
行見出し読み
Alt+Win+G
B,見出しの設定がなくとも列の先頭を読むキー
現在セルがある列の1行目を読み上げ
Alt+数字1
2行目を読み上げ
Alt+数字2
以下同じように4行目まで読みます。
その3
見出し読みをさせると、セル番地読みがうるさいときもあります。
セル番地読みをオン・オフさせるショートカットキーはないので、このときは次の方法はどうでしょうか?
方法
セル番地読みをしない設定にしておき、読ませたいときだけ セル番地読みの F9キー を使う。
参考 セル番地読みの設定場所
Alt+Ctrl+F12 PC-Talkerの設定メニュー
下カーソル アプリケーシン拡張設定 エンター
Excelカーソル移動時 番地を読み上げる チェックを外す
終わり