モードの種類
NetReaderは通常モードのほかに3種類の操作モードを持っています。
1、テーブルモード
テーブルとは表のことで、一覧表などの読み上げに使います。
2、フリーカーソルモード
上下左右のカーソルで自由に移動できます。
3、スクリーンリーダーモード
PC-Talkerでインターネットエクスプローラーを直接読み上げる状態になります。
モードの切り替えキー
1、テーブルモード オン・オフ Insertキー
オフのみ Escapeキー
2、フリーカーソルモード オン・オフ Shiftキー + Insertキー
3、スクリーンリーダモード オン・オフ Ctrlキー + Insertキー
オフのみ Escapeキー
参考
1、それぞれのモードは、連続読みを停止させた状態で操作します。
2、すべてのモードで、連続読みの停止や再開が可能です。
3、連続読みの停止キーにEscapeキーを使うと、モードが解除されるものがあります。
停止キーは Ctrlキーが無難です。
テーブルモードのオン・オフ
Insertキーを押す。
表(テーブル)の中では テーブルモードオン (オフ) と読む。
表の外では ポン と音がして 何も読まない。
普通に読み上げているときは、どこが表なのか分かりにくいので見当を付ける必要がある。
テーブルモードのキー操作
1、上下左右のカーソル 移動先のセルの内容を読む。
2、行の右最終セルで右カーソルを押しても移動できない。
いったん行の先頭セルに移動してから、下の行に移動しなければならない。
3、表の外には抜け出すことができない。
例 表の最終セルでは右にも下にも移動できない。
4、表の外へ出るには Insertキーを押して テーブルモードを解除する必要がある。
通常モードとの読み上げの違い
1、行の先頭セルで上下に移動したとき
通常モードでは その行のすべてのセル内容を読む。
テーブルモードでは 移動先のセル内容だけを読む。
2、行の最終セルで下カーソルを押したとき
通常モードでは 下の行の先頭セルに移動 その行のすべてのセル内容を読む。
テーブルモードでは 移動先のセル内容だけを読む
3、右カーソルを押したとき。
通常モードでは セル内容に区切り点やスペースがあると、そこで読みが途切れる。
テーブルモードでは セル内容に区切り点やスペースがあっても、連続して読む。
このような違いがあるため、一つのモードに固定して読むのではなく、途中で切り替えることも必要でしょう。
注意
テーブルモードで連続読みをさせたときは、次の現象がおきるので注意が必要です。
現象
テーブルモードのまま連続読みをして、テーブルの外へ移動してから連続読みを停止した場合
1、カーソルの操作が出来なくなります。
2、Insertキーでもテーブルモードを解除できません。
対策
連続読みを再開させて、そのまま上カーソルで表(テブル)の中に入ります。
入った位置で読みを停止させ、Insertキーでテーブルもーどを解除します。
考えられる原因
テーブルモードのとき、キー操作では表から外へ出られないようにブロックされているためと思われます。
表のサンプルページを作りました。
読みの違いをご確認ください。
サンプルはこちら
フリーカーソルモードのオン・オフ
Shiftキー + Insertキー を押す。
フリーカーソル オン (オフ)と読む。
フリーカーソルモードの読み上げ
1、左右のカーソル 1文字読みをする。
表や普通の文章もフリーカーソルで移動できます。
Shiftキー + カーソルで範囲選択ができるので、内容のコピーに使えます。
2、上下のカーソル 1行読みをする。
カーソルが行の中間にあっても、移動先で1行読みをします。
参考
インターネットエクスプローラと同じになるため、テキスト画面では読み上げ文字の位置は分かりません。
グラフィック画面では、読み上げている部分が文単位(ブロック)で枠に囲まれて移動していきます。
この枠のことを仮想カーソルと呼びます。
仮想カーソルはテーブルモードやフリーカーソルモードで移動したカーソル位置とは無関係です。
スクリーンリーダーモードのオン・オフ
Ctrlキー + Insertキー を押す。
スクリーンリーダーモードの使いかた
1、このモードはグラフィック画面だけで使うのに適しています。
画面拡大率を上げると、読んでいる位置が画面からは見えなくなります。
2、IEと同じ状態になるため、NetReaderの読み上げキーは使えません。
このため細かいキー操作ができないので、連続読みが主な使い道になります。
細かい操作をするには、IEのキー操作を覚える必要があります。
3、Tabキーでリンク文字へ移動できます。
4、Ctrlキー + 上下のカーソルで 読み上げ仮想カーソルの上下移動ができます。