住所の<都道府県>と<残りの部分>を2つのセルに分割する 関数(IF MID LEFT SUBSTITUTE)
- 使用する関数
- IF(イフ)関数 MID(ミッド)関数 LEFT(レフト)関数 SUBSTITUTE(サブスティテュート)関数
- SUBSTITUTE関数の例
- <浦島太郎>の<太郎>の文字を<空白>に置き換えます。
=SUBSTITUTE("浦島太郎","太郎","")
結果
<浦島>
- 考え方
- 1、データセルはA1とします。
2、B1セルに<MID関数など>で都道府県名を求めておきます。
3
A1セルの文字列に含まれる、B1セルの文字列(都道府県名)を空白に置き換えます。
C1セルに<SUBSTITUTE関数>を入力します。
=SUBSTITUTE(A1,B1,"")
これで、B1セル(都道府県)の文字を除いた残りの住所が求められます。
この結果、B1とC1セルに住所が分割して表示されます。
使用例
- ステップ1 都道府県名を求めます。
- A1セルに<東京都千代田区永田町>と入力します。
B1セルに下の式を入力します。
=IF(MID(A1,4,1)=”県”,LEFT(A1,4),LEFT(A1,3))
B1セルの結果は<東京都>になります。
- ステップ2
- C1セルに下の式を入力します。
=SUBSTITUTE(A1,B1,"")
C1セルの結果は<千代田区永田町>になります。
これで<A1>の住所は、<B1>と<C1>に分割されました。
解説
- SUBSTITUTE関数
- 一般的な書式
=SUBSTITUTE(<文字列>,<検索文字列>,<置換文字列>,<置換対象>)
文字列から検索文字列を探して、それを置換文字列で置換します。
参考
1、4番目の引数<置換対象>は省略可能です。(下の例では省略しています)
2、<置換対象>は文字列にある検索文字列の位置指定で、省略すると文字列のすべてが置換対象になります。
3、英字の大文字と小文字、英数字の全角と半角を区別します。
4、ワイルドカード(* アスタリスク)は使えません。
例1
<浦島太郎>の<太郎>を<taro>に置き換えます。
=SUBSTITUTE("浦島太郎","太郎","taro")
結果
<浦島taro>
例2
<浦島太郎>の<太郎>を<空白>に置き換えます。
=SUBSTITUTE("浦島太郎","太郎","")
結果
<浦島>
例3
<浦島太郎>の姓と名の間にスペースを入れます。
=SUBSTITUTE("浦島太郎","太郎"," 太郎")
結果
<浦島 太郎>
- MID関数
- 一般的な書式
=MID(<対象文字列>,<指定位置>,<指定文字数>)
<対象文字列>の<指定位置>から数えて、<指定した文字数>を取り出します。
例
A1セルの値が<東京都千代田区>のとき、先頭から3文字目を1文字取り出します。
=MID(A1,3,1)
結果
<都>
終わり